なんだろう。いろんな要素が噛み合ってなくてちぐはぐな印象。結局なにが言いたかったの。
残された人の記憶の話にしたかったのなら、終盤のすみれ視点のパートは無いほうがよかったのでは。
“世界の片面しか見えていない”というテーマを補強するためのパートだとは思うんだけど、それにしては弱いというか。すみれの行動原理とか性格とか、真奈視点のパートで十分わかってしまうし。
途中のドキュメンタリーっぽいパートも必要だったのだろうか。“記録を残す”というテーマに沿ったパートではあるし、制作陣の想いもわからないでもないけど、あそこで急に映画の雰囲気を変えてしまうのは悪手だと思うし、描きたいことがボヤけてしまっているような。