ダンクシーさんの映画レビュー・感想・評価

ダンクシー

ダンクシー

悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.5

悪は存在しました。

オープニングから完全にゴダールで笑った。ラストは「なんじゃコリャ!?」って口に出てしまった。ミニシアターいいね、身の回りにもっと欲しいス

フォーリング・ダウン(1993年製作の映画)

4.2

「警察無線でバーガー屋での一件を聞いた。スカッとしたぜ。CMじゃ店に白人の子供たちがいるのに実際に行くと黒人どもでいっぱいだ。おれたちの食い物につばを吐くんだぜ」

マイケル・ダグラスに同情もするけ
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

4.0

「俺には見るための"目"がある。聞くための"耳"、話すための"口"も。全部バラバラに動くような感覚にとらわれる。動かしてるのは自分なのに」

タイトルが中々ひどい笑
とにかく映像センスがずば抜けている
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スロータージャップ(2017年製作の映画)

4.3

「どうやって作ったんですかこれ」
「赤ちゃんのお肉使ってます」
「あー、せやからこんなに柔らかいんですねぇ」
「スジ肉みたいにホロホロしてて美味しいです」
「赤ちゃん…」
「3ヶ月です♡」

倫理観終
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暗殺者の家(1934年製作の映画)

3.4

巻き込まれ型サスペンス。邦題では暗殺者の家。このタイトル変更、個人的には好きだけどなぁ。このセルフリメイク版の方がクオリティも高くなって面白いと聞くけど、気になるなぁ。
設定がちゃんと作り込まれまくっ
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

4.1

「ウィリー…悪い予感がしたよ。ブダペストで何をするんだ?」

このオフビート感がたまらねぇ。ストーリーはほぼ無いも同然というか。そこまで重要じゃないんですが、なんでこんなにも見入ってしまうのだろうか。
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救命艇(1944年製作の映画)

3.6

「ただナチは信用できん。付近に敵の潜水艦がいるのかも知れん。何か隠してる。こいつの意見は信用できない。そうだろ?」

密室のワンシチュエーションだが、反戦を謳ったストーリーという訳ではなく、人間ドラマ
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さらば、愛の言葉よ(2014年製作の映画)

3.2

「想像力を欠くすべての人は現実へと逃避する。考えないということが思考に悪影響を及ぼすかどうかは分からない」

芸術映画、アート。いわゆるモンタージュ。1時間弱だからまだ観ていられたが、これ以上長かった
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.8

「もしあんたが海が嫌いで山も嫌いなら そして街も嫌いなら勝手にしやがれ!」

世界で初めてジャンプカット技法を編み出したジャン・リュック・ゴダール。彼の作品を観るのはこれが初めてなのですが、圧巻すぎた
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パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

3.5

「僕は1ヵ所に落ち着けない。永久にだ。説明できる事はもう何もない。それを説明したかった。そういう人間だ。仕事も家も税金も無関係。車はあっても悪くない。去るといた時よりそこが懐かしく思える。言うなれば僕>>続きを読む

そんなこと考えるの馬鹿(2019年製作の映画)

2.9

ノスタルジーに満ちた不思議な作品だった。
"この画を撮りたい!"っていうシーンの羅列。階段落ち、勝手に動く車椅子、階段から落ちる車椅子、食事シーン全般が結構好きだった。ストーリー全体に関しては観客に丸
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サイコ(1960年製作の映画)

4.6

「待てよ 本当に母親を見たのか?」
「モーテルの裏の屋敷でね。でも無視されました」
「それが母親だったと言うのか?」
「そうに違いないわ 探偵も見ました。でも会わせてもらえなかったの」
「もしその女が
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きえてたまるか(2019年製作の映画)

3.1

「どういう事やねん、勝手に育てんなよ」
「いいじゃないですか。誰にも迷惑かけてないじゃないですか」
「なんやこれ、柿の種、ワサビ味」

この世に何も残さずして死んで消えていくなんて、イヤだよね。映像の
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アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

3.7

「どんなに辛くてもどんなに悲しくても絶対に希望を捨てないと約束してください。明るく苦しみを乗り越えあなた方自身が希望になってほしい。それが大切です。たとえ及ばずともそれが最高の人生です」

何度も観た
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アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

3.5

「もう遅れません。約束します」
「守れない約束はしないで」
「守れないときもある」

監督はマーク・ウェブ。コチラは原作通りに、糸は腕から出るのではなく機械から出る。にしてもエマ・ストーン可愛すぎるな
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あの日(2021年製作の映画)

3.0

関西学生映画祭入選作品。それなりに面白かった。密閉空間でのサスペンス感たまらん。学生映画であそこまで臨場感出せるのが凄いとしか。

こういう映画が好きなんだろうな〜って伝わってきた。よくある興行映画の
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花に嵐(2015年製作の映画)

3.8

「脂!アハハハ!脂いいじゃんめっちゃ!顔とかテカテカしてかるしヌルヌルしてるし。脂めっちゃいいよ、改名しよ、脂に!」

圧倒的センス。難易度が高い長回しが多めで覚悟を感じたし、粗があまりにも少なかった
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

4.0

レザーフェイスやばすぎる。。ラストの有名なチェンソーダンス、いつ観ても最高だなぁ。無限にリピしたい。

ホラー映画界に多大な影響を与えた、ホラー映画史で一生語り継がれるであろう金字塔。この映画のマスタ
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エスケープ・フロム・L.A.(1996年製作の映画)

3.7

「下手な小細工をしたもんだ。ヤキが回ったな」
「そうらしい。タバコは?」
「ここは禁煙国家だ。酒 ヤク 女も禁止。配偶者ならいい。銃も赤身の肉も違法だ」
「自由の国か」

んなアホな!笑…って感じの映
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ゴースト・オブ・マーズ(2001年製作の映画)

3.5

「お尋ね者でもゲス野郎でも関係ない。全員が無事に脱出するために今大切なのは団結だ」

アクションたまんね〜。大人数でのワチャワチャ殺戮合戦。明らかにB級なんだけど、あまり安っぽさを感じさせないのがカー
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ニューヨーク1997(1981年製作の映画)

3.9

「スネーク・プリスケン 話は聞いてる 死んだはずだ」

メタルギアソリッドの"スネーク"のモデルとなった男。
悪人達からも有名な特殊部隊出身の終身刑の囚人、スネーク・プリスケン。眼帯をして、ロン毛で、
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機動警察パトレイバー THE MOVIE(1989年製作の映画)

3.7

「つまりだ。暴走事故がプログラムのバグの結果でなく、意図的にプログラムされたものだとしたら、と言っとるんだよ。」

セル画いいな〜好きだな〜。
タイトルなどから、ロボットバトルを想像していたんですが、
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スパイダーマン3(2007年製作の映画)

3.8

「君と話しに来た」
「何の匂い?」
「"ナイス・ガイ"っていうコロン。きみのは?」
「"帰れ!"って香水」

スパイダーマン、グリーンゴブリン、サンドマン、ヴェノム。あまりにもてんこ盛りで笑った。要素
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スパイダーマン2(2004年製作の映画)

4.5

「努力しろ 知性は特権ではなく授かり物だ」

やっぱり2が1番おもろい。最高傑作といっても過言ではない。そしてただのアクションエンタメではない。さらにJKシモンズが今作もマジでおもろい。勿論アクション
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スパイダーマン(2002年製作の映画)

4.1

「いいか 大いなる力には大いなる責任が伴う」

覚醒していじめっ子を倒すシーン、宙吊りキスなど誰でも観たことあるであろう名シーンが当たり前ですが、しっかりあって胸熱。懐かしい…これだよこれェ!!

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ハングマンズ・ノット(2017年製作の映画)

2.9

約90分、あっという間だった。この映画は理不尽そのもの。暴力の恐ろしさが桁違いだ。理由なき、ただただ自分たちが楽しみ、いたぶるためだけの暴力。それだけが連続して繋げられて構成されているから、嫌いな人も>>続きを読む

修羅ランド(2017年製作の映画)

2.8

12分くらいの短編なのにインパクトあったなぁ…。最初の映像のスピード感たまらん。ここ良すぎて一気に心つかまれたな〜!
でも、イラスト屋とか悪ふざけがすぎる。女装とかも、大学生らしいおふざけよね。

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べー。(2016年製作の映画)

3.2

「べーってして」

犯罪都市京都はさすがにおもろ過ぎる。
阪元裕吾の学生映画時代の作品。学生映画らしい粗はあれど、やはりクオリティは高い。参考になるシーンが多かったし、低予算低技術でら限られている中に
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アレックス(2002年製作の映画)

3.8

「フィストファックを」
「俺はホモじゃねぇ」

開始早々、ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ってうるせぇよ!笑
しかし序盤の緊迫感はとんでもない。常に不安な気持ちになる。めっちゃ画面グルグルするやん!って
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.5

「私たちが好きだった昔の映画ならここで私は計画を明かし現実離れした方法で君を殺そうとするが君は現実離れした方法で逃げる」
「それなら結構」
「だがこれは映画じゃない」

原作は俺が大好きなウォンテッド
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

3.7

« 滅亡したんですよ。人類は。いま僕らをとりまく世界は、『マトリックス(笑)』» «投稿者:青猫»
«だとしたら、人類最期の日は、1999年、9月1日。新学期。あの日を境に、世界は、灰色になった。»
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デスペラード(1995年製作の映画)

4.0

「兄さん 俺は目が読める」
「俺の目は?」
「負け犬だ」

ロバート・ロドリゲスとアントニオ・バンデラスの代表作。ギターケース万能すぎるな〜!俺もなんか仕込み武器欲しい笑

本作は、ありえないの連続。
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リベリオン(2002年製作の映画)

3.4

「感情がなければ、息は時を刻む時計の音と同じ」

スーパーありえないアクションでおなじみリベリオン。
クリスチャン・ベイル版マトリックスと言っても過言ではない。架空の武術、ガン=カタ。二挺拳銃を用いた
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

4.9

「彼らの目的はみんなの意識を無くすことです。無我の状態へ誘いこみ、ちがう人間になったと思いこませるのです。欲に目のくらんだ人間にします」

B級界のレジェンド、ジョン・カーペンター。やっぱり俺はこの監
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少年メリケンサック(2008年製作の映画)

4.8

「どうせ、俺らは笑われ者だろ。若ぇ頃は大人に笑われて、今ガキに笑われて、今更カッコつけてどうすんだ!?」

俺のバイブル。オモロすぎる。幼少期に観て衝撃を受けた作品。俺を形成した邦画とも言える。インパ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

「我々は破壊した」

面白かったけど、ノーランは完全に監督賞を狙いに行ってたな〜!ダークナイトからお預けされたきた監督賞をようやく回収した。このテーマ設定も演出もストーリーも監督賞を重点的に視野に置い
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