｢僕は1ヵ所に落ち着けない。永久にだ。説明できる事はもう何もない。それを説明したかった。そういう人間だ。仕事も家も税金も無関係。車はあっても悪くない。去るといた時よりそこが懐かしく思える。言うなれば僕は旅人だ。僕の度は終わりのない休暇だ｣
ジム・ジャームッシュの長編デビュー作(卒業制作)。パーマネントバケーションは、終わりなき休暇。
学生時代にこれを撮ったのかぁ。完成度高すぎる。。お洒落な映像の連続。オフビート感もたまらん。街を放浪し彷徨う青年の、人々との交流。特にストーリー性はないが、こういう生き方もいいのかもと思わされる。
特に何かが起こる訳でもないけど、なぜかずっと観ていられる。この不思議な世界観がこの頃から完成されていたのが衝撃。ただ、自身の経験等から部分部分を掻い摘んでいって物語を浮かび上がらせようとする姿勢は分かりますが、ユーモアを混じえることで観客の興味関心をひきつけるセンスはまだあまり身についていない(初期作だし当然ですね)。
p.s.車盗むシーン最高だったなぁ。。
