ダンクシー

リベリオンのダンクシーのレビュー・感想・評価

リベリオン(2002年製作の映画)
3.4
「感情がなければ、息は時を刻む時計の音と同じ」

スーパーありえないアクションでおなじみリベリオン。
クリスチャン・ベイル版マトリックスと言っても過言ではない。架空の武術、ガン=カタ。二挺拳銃を用いた近接戦闘。中二病感こそあれど、動きがまあカッコよかった。キレッキレだったな〜、スピード感最高やった。そんなガンカタの達人であるプレストンは、黒いロングコートにオールバックの髪型。動きも見た目も、マトリックスのネオなのだ…!サングラスつけたらもうそうやん!なのだ…!

設定は斬新で中々面白い。第三次世界大戦後、戦争が起きる原因が"感情"であると考え、プロジウムという薬を国民に投与し続けることで感情を無くしているというモノ。
感情を持つ者(反乱者)はクラリックという役職者に容赦なく殺される。本やCDや絵画やゲームなども随時処分される。

感情を持つ者に対する規制や取り締まりだけならいいのだが、恐ろしいのが感情を持てば即処刑というところだ。投薬しない反乱組織が存在する。戦争を無くすために感情を無くします、だけど人の命は大事にしません・少しでも感情を持てば殺します、…って戦争と同じくらい最悪じゃない??人の命をなんとも思わず次々奪っていくって、戦争の弾圧と同じじゃないか。人の命がムシケラの如く簡単に奪われ弄ばれるとか、戦争と同じじゃん。行き過ぎた思想はやっぱ危険すぎるね。平和と矛盾しちゃってるし。

生き物ってのは感情があるから生き物なんだ。
…で、純粋な疑問。プレストンの噂はどこから広まったの!?!?
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