月うさぎさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

二ツ星の料理人(2015年製作の映画)

3.5

アダム・ジョーンズは完璧主義者のシェフ
料理も人も不完全だと許せない。自分をも許せない。

原題 Burnt 燃え尽きた?やけど???
それにしてもまたまた邦題の「二つ星料理人」というタイトルは的
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グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)

4.0

1989年1月7日 昭和最後の日
私は友人達と7人で会津の旅館に泊まっていた。夜の12時を回るのをTV番組を観ながらで昭和が終わるのをみんなで見届けた。
その時何故か突然、こう宣言した事を決して忘れな
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ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド(2011年製作の映画)

4.1

Concert for Georgeの映画を観て、本作を観直したくなりました。幸いBDを所有。
この2作は一緒に観た方がいいですよ。
登場するメンバーの多くは共通ですし、コンサートでは関係性がわからな
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コンサート・フォー・ジョージ(2022年製作の映画)

4.5

知ってる。観た事ある。と、思ったあなた!
これ、LIVEの「コンサート・フォー・ジョージ」とは別の映画です。見逃してはなりません!!
ジョージ・ハリスンやビートルズファンだけでなく、エリック・クラプト
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

5.0

一映画ファンとして、トム・クルーズの新作を映画館で観続ける事ができる。
しかも彼の生命さえ賭けた作品が製作され続けている奇跡。
鑑賞中は何も考えられない状態。
映画の総力としての力の強さです。
観てい
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.7

「ハッピー・デズ・デイ」とか「オール・ユー・ニード・イズ・キル」みたいな?
そこは「恋はデジャヴ」でしょう

はい。タイムループを扱った映画です。
登場人物の一人が映画マニアで、映画を引っ張って説明す
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異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

3.0

インディー・ジョーンズの後にドラマのVIVANTを観て、砂漠&馬(やラクダ)が似合う俳優が日本にもいるじゃないの!と嬉しい驚きを覚えました。阿部寛にはこういうスケールで冒険ものとか演じさせたいよねって>>続きを読む

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

4.0

時は1969年7月
アポロ11号は史上初の人類による月面着陸に成功した。
人々は未来に、宇宙に夢中。考古学への関心はすっかり失われていた。
戦争は過去へと押し流され、対立は今や米ソの2大大国を筆頭とす
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ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

3.9

光あふれ色彩がまばゆい。
特に青色の鮮やかなこと。澄み渡る青空、透き通る瞳の青、少女のドレスの青に見とれました。
スクリーンに映し出されるシーンは絵画のように美しい。

「ビッグ・アイズ」の真の作者を
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ダウンサイズ(2017年製作の映画)

2.8

資源問題、人口増加による食糧不足、そして環境汚染削減のために、資産の有効活用のメリットを餌にして人間を13cmに縮小してしまうプロジェクトが世界各地で進行している設定のSF
ブラックなコメディだと思い
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.0

「イングロリアス・バスターズ」でクリストフ・ヴァルツを大好きになった私ですが、あら、なんと、今まで既に彼の出演作をいくつか観てたって事が判明。いい演技と存在感だったことは記憶にあるのですが、役者さんと>>続きを読む

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.2

映画は監督で観るというその意義が最も納得できるのが、タランティーノ監督の映画かも知れません。
自分語りをせずに自分を投影できる稀な監督ではないでしょうか。映像に音楽に脚本に散りばめられた演出にその人が
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大脱走(1963年製作の映画)

3.9

ハラハラドキドキ。まるで冒険活劇。概ね実話。
この話、実はそんなに明るく爽快な物語なんかじゃない。
大脱走が成功する話というよりは失敗する話と言った方が正解。
曲に騙されちゃダメよ。
いや、やっぱ騙さ
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ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

4.0

夏至祭に1夜限りの再上映
ディレクターズカット
filmarksさんありがとう😊
気になって気になって仕方なかった映画
観てきました。映画館で観たかったの。
変なもの観ちゃったよ。(褒めてます)

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ティーン・ウルフ(1985年製作の映画)

3.0

とにかく起承転結がわかりやす過ぎというか、ベタというか、浅いと言うか、捻りが無いというか。
…なんですけれどマイケル・J・フォックスですよ!バック・トゥ・ザ・フューチャー1と同じ年に!公開されてる映画
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卒業白書(1983年製作の映画)

2.5

ティーンエイジャーの青春映画と思って観てはいけません。かなり黒い映画です(笑)
知らぬは両親ばかりなり。

『卒業白書』(原題: Risky Business)
1983年公開。撮影時のトム・クルーズ
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バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

3.8

「もしやり直そうと思えば人生はいつでもやり直せる」
この映画も少なくとも2度は観直さなければならない映画のようです。
サイコスリラーかと思ったらまさかのSFでした。

多くのレビューではオリジナル映画
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.5

森を渡る風、ざわめく木の葉、踏みしだかれる乾いた落ち葉、潜めた息遣い、紙を擦る鉛筆の芯、遠くで囀る小鳥たち
日常で気づかずに過ごしている音がこんなにもクリアに響くなんて。
この監督は絵よりもむしろ音を
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

4.0

大変楽しませていただきました。漫画原作の実写にありがちの失敗は無く、オリジナルからの脚色も理解できる改変、役者さんのキャラクター理解、映画ならではの景観の美しさなど、原作ファンからもよくできました💮が>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.7

ひゃー、これは難しい映画だわ。
と思ったのは、ストーリーとか解釈の問題ではないです。
音楽への愛と情熱は伝わるし、芸術家の人間像もわかりやすいです。
そこではなくて、物語としてこれでいいの?という思い
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.5

映画の熱量における比較
RRR>バビロン>エブエブ
役者さんの名演
みな素晴らしいです
これはあくまでも個人的評価です。悪しからず

あまりにとっ散らかった印象で、これを「感性としてわかる」と言ってし
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ライオン・キング(2019年製作の映画)

3.6

LION KINGの舞台を観たので、過去鑑賞の記憶からのレビューをしてみます。
超実写によるライオンキングのリメイク作品
大いなる期待を持って映画館で鑑賞(3Dで観たはず)しました。
デジタルならでは
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ライオン・キング(1994年製作の映画)

3.6

ブロードウェイ・ミュージカルを観てみたい
英語がわからなくてもついていけそう
音楽を聴いているだけでも楽しめるし
という事でLION KINGを観てきました🎵
思った以上にアニメ世界そのままの舞台化で
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

3.8

「現状維持は退歩と知れ」
昔勤めていた会社の社訓の一つなんですが
これは今でも心に残ってます。
この映画で思い出しました。

ラブ・アゲイン 原題: Crazy, Stupid, Love.
スティー
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.8

時は1923年4月。場所はアイルランドの離れ島のイニシェリン島という架空の島
ヴァイオリン(フィドル)の音色がアイルランド感を際立たせる
コリン・ファレルもブレンダン・グリーソンも出てる役者さんはほぼ
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LIFE!(2013年製作の映画)

3.8

しばらくぶりの再鑑賞
ストーリーがわかっているからこその楽しみがある映画でもあります。
その上、今回は「原作」の短篇小説も読んだ後だし!
「原作」と言ってもそれを読む必要は全くなくて「ウォルター・ミレ
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

やっと観られました。映画館で観られて良かった〜♪
めっちゃ井上雄彦 してました。
予告の時からずっと気になってて、でも、予約して行く勇気がなかった。
モーションキャプチャーを使った3DCGと手描きの漫
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モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

4.0

映画だった。最初のシーンから、完璧に。
床に寝転がり体操を始めるモリコーネ。部屋をうろうろしたり、指揮を始めたり。そして五線譜に音符を書き始める。音楽が彼の中から生まれる瞬間だ。
これは俳優さんなの?
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デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

4.0

デヴィッド・ボウイの初の公認ドキュメンタリー映画
非常に期待して鑑賞。
こういうアプローチは初めてでした。
ボウイを知る、解釈するというガイドにはほぼなってません。
これだけでアート作品
彼を理解する
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太陽とボレロ(2022年製作の映画)

3.5

西本智実さんの指揮での演奏は生で二回。DVDも持っている。
最初見た時(15年くらい経ってると思うけど)てっきり美青年と思ってました。😸
その時から素晴らしいパフォーマンスをされる指揮者だと思い魅了さ
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ロック・オブ・エイジズ(2012年製作の映画)

3.5

凄くいい映画とはとても言えませんが、凄いものを観てしまったとは言えるでしょう。
ピークをすぎ堕落しきった崖っぷちのロックスターをトム・クルーズが演じます。相当なクズっぷりです(褒めてます)
そして歌が
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.7

世界で最もレコードを売り上げたソロ・シンガー、エルヴィス・プレスリー。
彼への惜しみない感謝を捧げた自伝的ドラマ。
スターへの道のりを一緒に歩んだのは、映画の語り手である「パーカー大佐」(トム・ハンク
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.2

トム・ハンクスは幸せな役者だと思う。
特別にハンサムでもないし肉体派でもなく、カメレオン俳優でも肉体改造するでもなく、なのに名優でアメリカの良心と言われ愛されている。そして出演映画にはハズレなし。
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ア・フュー・グッドメン(1992年製作の映画)

4.0

たった一言のセリフを効果的に響かせるために、この映画全ては存在する。

(軍人である事の意義は)『自分自身では戦えない弱い者の為に戦う事だった。』
ドースンとキャフィの敬礼し合う姿は神々しくさえ見えた
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ザ・ファーム/法律事務所(1993年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

当時人気絶頂のトム・クルーズが美し過ぎる。
この時30歳だと思いますが、ロースクールを卒業したての新米弁護士の初々しい役が似合いすぎ。もう、トムさんのお目目キラキラ&いい人オーラを見るための映画と思っ
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ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

3.9

サンドラ曰く、この映画の本当の主人公は「ジャングルの中のジャンプスーツ」だそうです。(≧∇≦)
あり得なさバカバカしさは計算ずく。

ロレッタ(サンドラ)は、考古学者ラブモアと冒険家ダッシュのペアが活
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