このレビューはネタバレを含みます
再鑑賞
ヴェンダース監督がどれだけ小津安二郎を尊敬しているのかがとてもよく分かった。
今作は『東京物語』で始まり、『東京物語』で終わることからも分かるように、ヴェンダース監督自らが小津の映し出…
ヴェンダースの自由で芸術性に満ちた作風はドキュメンタリーでも活きているが、小津安二郎の関係者との対話や彼の撮った日本と1983年現在の日本の照応を通じて、存在しない「無」への渇望が露わになる。まさに…
>>続きを読む贔屓目はあるとしてもとてもよかった、日本人(特に若い人)にこそみてほしい映像だったし、映画館のでかいスクリーンでみてよかった。
1983年はオイルショックの前後でバブル前夜、狂乱って雰囲気はないけど…
あ~、もう全部良。
雨の日多め。映像美。たまらん。
タイムスリップして生活覗き見た感じ。
東京じゃないみたい。
やっぱりタクシーは前の車種が好🚖
東京タワーのライトアップも今とは違う感じでまたお洒…
80年台初頭の東京風俗史としても貴重なフィルム。そこに映し出されたバブル直前の東京は、懐かしくも、まるで夢中を彷徨っているかのようで現実感がない。
東京物語から30年後の東京の電車の中でヴェンダース…
1983年の東京ーー
テレビ、パチンコ、野球、ゴルフ、食品サンプル、竹の子族…
📺️混乱さを増す世界、劇的・非人間的な映像、俗なる現実
🎥秩序ある世界、世界と一体となった映像、聖なる神話
🚅「無…
小津安二郎の映画が見たくなる。
撮影当時の80年代の東京が懐かしくもあり、ごちゃごちゃとうるさくもありたまに映る小津作品の崇高さが増します。
笠智衆って見てるだけでいいのよねー。撮影監督の人のイ…
無。
ヴェンダースが撮る東京の風景はやはり素晴らしく確かに美しさを感じる、がしかし、そこに小津映画に閉じ込められた温かさを見てとることは難しい。
失われてしまったものへ向けられた視線。
最後の笠…
From 東京物語 To 東京物語。
From 小津 To 小津
という趣きなのかもしれないが、味わいはちと違う(?)ような(勘違いか知らん)。
当時の東京人の描写がなんかもろ観光客って感じの目で…
© Wim Wenders Stiftung 2014