窓外の明るさと部屋の暗さだけで死ぬほど面白い、つまり映画の本質が光と影ということをこれ以上ないぐらい証明してる。室内に差し込む光源を意識した空間はただの平べったい画面に奥行きを与えて生き生きとし、ハ…
>>続きを読む死んだアンジェリカの写真を撮るまでの道程において、天使の表象が読み上げる詩や挿し絵のショットで示され、カメラのフレームに映る死んだはずの彼女の微笑みは天使そのものとなって、写真家の生をファンタスティ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
映画的快楽を充分に満たしてくれる美しい画作り。永遠も半ばを過ぎた身にとってアンジェリカとの飛翔のビジョンには涙するしかない。映画にとって必要なものと必要でないものを、しなやかさと鉈で割ったような明瞭…
>>続きを読む死に関するファンタジー、というか、
ストレートなお迎えファンタジー。
お迎えの天使に恋焦がれる、
満点終活ムービー。
穏やかではあるが、決定的な嫌世感がただただ心地よい。
トラクターの描写で、…
奥行きを愛し、服やベッドのシーツや笑って口角が上がったときのシワを愛し、直線を愛し、反復を愛し、神を愛し、光を愛し、闇を愛し、瞬間を愛し、永遠を愛し、そして想像力を愛した。すなわち、絵画を、写真を、…
>>続きを読む(C)Filmes Do Tejo II, Eddie Saeta S.A., Les Films De l’Après-Midi,Mostra Internacional de Cinema 2010