GyG

まほろ駅前狂騒曲のGyGのレビュー・感想・評価

まほろ駅前狂騒曲(2014年製作の映画)
3.7
☆性格分析
行天 
寄る辺なさ感のハンパなさ!
しかし何かに縋りたいというもどかしい部分も抱えている。
「多田ぁー」はその顕れであり、本作のキーノート的セリフかと思います。

多田 
行天がデラシネであるのに対し、多田は街の中に溶け込んでいる生活者。
過去の経緯からやさぐれ感は否めないものの、「ウ〇コ」と言い訳をしてから排便するあたりに彼の性根の素直さを感じます。
行天には無いものを日々与えているのでしょう、多分。

☆疑似家族から聖家族へ
今はバラバラな疑似家族群ですが、やがて大人5人と由良・はるの2人で、共通の意思をもった「聖家族」になっていく可能性を感じます。

☆感想
ドタバタ感とシリアス感が上手い具合に綯い交ぜになった楽しめる映画です。

蛇足
子どもを寝かしつける時は子ども向けの歌を選びなさい、でないと小指がほんとに痛い思いをしますから..
そんな寓意も含んだ大人のメルヘン、そんな風にも思えました(汗)
GyG

GyG