性悪説の提示、究極のリアリズム映画ともいえる
アンドレ・バザンのいう「現実への漸近線」に最も近いと言えるのではないだろうか、圧倒的長回しによって引き起こされる目眩のするような映画体験はむしろ現実より…
7時間18分の超大作。圧倒的な視覚的体験。途中離脱も覚悟しながら、鑑賞したが、飽きることはなかった。
この点、アンディ・ウォーホルの全編観ることを求められていない 8時間超えの「エンパイア」や同じく…
とりあえず観きった自分に拍手
誰も得しないような内容で、じっくり見てたはずなのについていけない箇所があったり最悪でしたが、一貫して好転することが無くて嫌な部分を長く見せられて、まさに悪魔の踊りなのは…
死んだ男が帰ってきた。
秋は重い雨のせいで道が沼地になってしまい、町との連絡と交通が断たれてしまうハンガリーの村。今日は年に一度の給料の支給日。金を持ち逃げしようと画策する夫婦の話から始まる。そこ…
驚愕の438分。あまりにも強烈でインターミッションで日をまたいだ。それでもカット1の衝撃とまさかの3時間30分後に劇的な展開が待っているなんて、そんな映画体験は他の作品ではできない。
カット1…
不毛の大地で繰り広げられる人間の欲望と退廃の宴、そして儚さで綴られる。逞しくもだらだら生きる人間模様、雨に侵食された大地の様に泥沼化した様子は人々の心象を表すかのようだ。B&Wの映像の粒子感がマイナ…
>>続きを読む不自然に引き伸ばされ拡大されたイメージ。弱者の愚鈍、疑惑の救世主、全容の見えない体制。ダンス映像をスローモーションで見るようなリズム感、くるりくるりと回り続ける。愚かにも踊り続ける姿に絶望するか、あ…
>>続きを読むかくも長き道のりに時間的概念が不在成り、最高級昆布映画。
常に近道を歩くことは決して悪いことではない。近道とは自然や理性や良心に従うことで、地位や名誉や財産など人為的なものに惑わされてはならない。…