一度は観ておくべきと思い、ネタとして観てみたが、タイトル名どおりの作品だった。タイトル名以外のことは起こらない。
話題作、問題作ではあるが、スリラー味もホラー味も薄い。
このシリーズが「3」まであるの>>続きを読む
2分間のタイムループを繰り返すという、おそらく時間設定最短のループもの。アイデアは面白いが、ストーリーは今ひとつハマらなかった。似たような設定では、「MONDAYS/このタイムループ・・・・・」の方が>>続きを読む
ウェスタン風味の時代劇で、コメディ要素もあり、非常に面白い。
黒澤明の「用心棒」や「椿三十郎」を思わせる設定や演出に加え、“七人の侍”という言葉がやたらと飛び交うのも楽しい。
ただ、最後の闘いは、若干>>続きを読む
岡本喜八らしいユーモアに溢れつつ、戦争の虚しさ、反戦への思いが痛いほど伝わってくる。その上、しっかりとエンタメ作品に仕上がっており、まさに戦争映画の傑作。
三船敏郎と少年軍楽隊員との関係性が「椿三十郎>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ありとあらゆるアニメのタッチを絶妙なバランスで表現してみせる離れ業は“1”を超えているが、前作ほどのインパクトはなかった。また、こんな中途半端で終わると知らずに観たため、肩透かし感が凄い。とは言え、今>>続きを読む
監督の思い入れは感じるが、序盤から役者の演技やセリフが受け入れ難い。(この雰囲気を含めてオリジナルへのリスペクトなのだろうか)
CGのショボさもあるが、アクションシーンも期待外れ。
NHKで放送された>>続きを読む
“序”“破”を復習し、初見の“Q”を経て、やっと本作にたどり着いた。最後まで観て良かった。充足感を味わった。
四半世紀を過ぎてなお人々から熱狂的な支持を受け続けるには、それなりの理由がある。
鬱展開が続き、消耗する。劇中のシンジ同様、終始、状況が理解できないまま、絶望のうちにエンディングを迎える。通過儀礼として、受け入れるしかないのか。
自分のような薄い者には、“破”が一番面白い。エヴァの魅力が集約されているように感じる。
「シン・エヴァンゲリオン」を観るため、再鑑賞。以前よりエヴァの魅力が理解できたような気がする。
新劇場版しか観たことがないので、観てみたが、アニメ版を観ていない自分には、正直厳しかった。途中からお勉強モードになってしまった。
新作「猿の惑星/キングダム」からの流れで、久しぶりに鑑賞。
子どもの頃に観た時は、トラウマになるほど、ただただ猿が怖かった。
今回、再鑑賞して、時代ゆえの粗雑な部分はあるものの、やはり映画史に残る作品>>続きを読む
シリーズは旧の第一作と第二作しか観ておらず、その記憶もかなり薄いが、本作の人間狩りや喋る人形などのオマージュ部分は過去の記憶を蘇らせてくれた。
映像に迫力があり、引き込まれる。プロキシマスだけには、追>>続きを読む
ひどい言い方をすれば、“多様性ハラスメント”にも感じる。肝心のストーリーが全く頭に入ってこない。
キャプテン・マーベルとパク・ソジュンが唄い、踊り出した時には、途中離脱しようかと思った。
今後のMCU>>続きを読む
最近ちょっと感じつつあった「MCU疲れ」も、ガーディアンズ・シリーズには関係なかった。相変わらず、馬鹿馬鹿しくて、しっかり面白い。特にウォーロックが気に入った。良い味出している。
明かされたロケットの>>続きを読む
フランスの実写版も良かったが、本作の方がさらに面白かった。
とにかく鈴木亮平には、毎回驚かされる。身体の仕上がりやジョン・ウィックを思わせるガン・フーアクションはもちろん、声も冴羽獠(神谷明)だった。>>続きを読む
黒沢清監督の2作目であり、カルト的人気を誇る本作。前々から気になっていたが、やっと観ることができた。
演劇的な部分があり、80年代らしい雰囲気も充満している。それはそれで面白くもあるが、全体的には期待>>続きを読む
原作は高校生の頃に読んだ記憶があるが、本作は設定をより原作者である山口瞳本人に近づけている。昭和30年代・高度成長期のサラリーマン生活が垣間見えるほか、アニメや特撮が混じる表現方法が興味深い。
当時の>>続きを読む
最近観た「狂った野獣」が和製「スピード」と言われているが、本作の方が「スピード」味が強かった。
とにかくキャストが豪華。こんなチョイ役をこの役者がと思う場面が多数。
高倉健のラストシーンはもちろん良か>>続きを読む
これをワンカット風ではなく、正真正銘のワンカットで撮影したことに驚く。しかも世界遺産のエルミタージュ美術館が舞台なのだから、事前の緻密な計算と膨大な準備は想像を絶する作業だろう。
ロシア皇帝の栄華と後>>続きを読む
噂どおり和製「スピード」とも言える内容だが、この時代の東映作品らしい破茶滅茶感が素晴らしい。(しかも「スピード」より20年近く前)
キャストがみな良い味出している。アメリカン・ニュー・シネマのテイスト>>続きを読む
映画館で予告を観た時は、観たいとは思わなかったが、高評価に惹かれ鑑賞。
確かに笑えて、泣けて面白い。なんと言っても、綾野剛がハマっている。
和田の面倒くさい感じなど、部活パートも良かった。
7時間18分の超大作。圧倒的な視覚的体験。途中離脱も覚悟しながら、鑑賞したが、飽きることはなかった。
この点、アンディ・ウォーホルの全編観ることを求められていない 8時間超えの「エンパイア」や同じくウ>>続きを読む
東映の実録シリーズのような印象もあるが、あらゆる面で岡本喜八監督らしい時代劇の名作。
あまりに切ないストーリーで、虚しさだけが残る結末だが、主役が三船敏郎以外は考えられないほど、ハマっている。
小林正樹監督、橋本忍脚本ということで、否応なくハードルが上がるが、期待を上回る名作だった。
「切腹」同様、武家社会の無道、理不尽の極みが存分に体現されていて、沁みる。
三船vs仲代は言うに及ばず、キャ>>続きを読む
本作の原作者の漫画「マロニエ王国の七人の騎士」が面白いため、鑑賞。
優しさ溢れる王道のファンタジー作品。
とことん悪い奴が出てこないのが良いが、同時に若干物足りなさも感じる。
グレタ・ガーウィク監督作品らしいバービーの世界。
冒頭から「2001年宇宙の旅」のオマージュに心を掴まれた。モノリス立ちのバービーが面白い。ライアン・ゴズリングの配役は、さすがに歳とりすぎではと思った>>続きを読む
劇的に何かが起こるわけでなくとも、日々の些細な出来事によって、生きづらさが少しでも緩和されるような世の中であれば…
序盤は観ていて、苦しかったが、観賞後は、ほのかに温かい気持ちが残る。恋愛関係でも共依>>続きを読む
予告編では、コスプレ感が強すぎるように感じられて、不安しかなかったが、序盤で杞憂と確信した。
迫力あるアクションシーンも良かったし、各キャラクターの再現度も素晴らしい。
願わくば、キャストのビジュアル>>続きを読む
歴史的一夜のドキュメンタリー。まさに奇跡のレコーディング風景。見どころは多いが、ボブ・ディランが最も印象的。スターの中にあっても、特別なレジェンドでありながら、ナイーブさが愛おしい。
イギリス版のバン>>続きを読む
タイムリープものには、まだまだアイデア次第で鉱脈があることを教えてくれる。たとえ低予算でも、マキタスポーツ以外は知らない役者でも、面白いものは面白い。
グロテスクでアイロニカル、加えてチープなキッチュさなど、様々な魅力の詰まったダークファンタジー作品。
ベラの変貌ぶりが見事なエマ・ストーンの熱演、愛すべきマッドサイエンティストを演じるウィレム・デフォ>>続きを読む
中高生が鑑賞後ディスカッションするための人権啓発映画のようにも感じるが、学校の空気感が妙にリアルで引き込まれる。
エンドロールで+0.5点。
「PERFECT DAYS」を観たばかりなので、なおさら役所広司の演技に凄みを感じた。
短絡的に暴力に訴える三上の無邪気さ(純粋さ)がリアルに感じられて怖い。
役所広司が泣くと、反射的に涙が出てしまう>>続きを読む
祝100周年!
短い時間ながら、クラシックな作品から最近のCGアニメまで、それぞれのキャラの特徴、個性を活かして、上手くまとめている。
ディズニーの偉大さ、素晴らしさを再認識できる。
役所広司を堪能する作品。あるいは役所広司以外で成立しない作品。(特にラストは凄い)
ジャームッシュの「パターソン」に似ているが、本作の方がさらに好み。
軽自動車や自転車での移動シーンが東京が舞台の小さ>>続きを読む