どーしよーもない不器用な男の生き様…。主演の渡哲也演じる凶暴&哀愁漂うヤクザ=石川力男の破滅していく姿にシンパシーを覚える昭和の劇。
孤独な男の一生+カタストロフを綴った任侠映画史上に残る名編でも…
めちゃくちゃ良いですよね。
いわゆるヤクネタと呼ばれる社会でも極道の世界でも邪魔者になる存在の主人公。信条も仁義も計画もない。行き当たりばったりに人を傷つけ、殺し、何もかもめちゃくちゃにする。
台風…
だいぶ昔に観たが、ふと思い出して再び観てみたが、「東映実録映画の極北」と評されたのも頷ける、紛れもなくこのジャンルの名作。
渡哲也の凄まじい眼光が脳裏に焼き付いて離れない。
ちなみに三池崇史監督…
このレビューはネタバレを含みます
冗談みたいにグズなどうしよもない男の一生を描く、馬鹿らしい話だと思って観たら、最後の「大笑い 三十年の 馬鹿騒ぎ」の文字で不覚にも泣いてしまった。
回り回ったアナーキー人間は観ていて美しいし、楽しい…
再見。超絶大傑作。熱量とカメラがどちらも置いてけぼりにならず必死に喰らいつきあっている奇跡的な映画。それ故全てのシーンの迫力が桁違い。それでいて動と静の緩急も見事でハイテンポで始まった映画が中盤で中…
>>続きを読むすごい映画だった。この世に何一つ良いことをもたらしていなさそうなヤクザ男が、触れるもの全てを(主に不幸にもこの男に関わってしまったヤクザ達を)傷つけていく。
人の家に上がり込んできて、背中まげて俯…
大阪へと追いやられた力夫が、釜ヶ崎(西成区)のドヤでペイ(ヘロイン)に手をつけてしまう。手ほどきの相手は芹明香演じる売春婦。画面はややセピアのモノトーンに変換されている。
「アレよりもナンボかええ…
TSUTAYA旧作88円レンタル。斜めになるカメラ。留置所から出たあとのどんちゃん騒ぎで笑顔。石がたくさんある。落下時の血。田中邦衛の存在の仕方。ほぼだれの心情も語られず終わる。なんだかんだで多岐川…
>>続きを読む