このレビューはネタバレを含みます
比べるのも可笑しいが、クライマックスに大きな見せ場(ライヴ・エイド)を作った「ボヘミアン・ラプソディ」とは、まったく異なるプロット(ラスト・シークエンスの「One Love Peaceコンサート」を大>>続きを読む
飽きた。。。← ディメンタス最低っ!(ディメンタス最高っ!)笑
ソリッドな顔面フォルムを1000%利活用した結果、その“ダーケスト・エンジェル”度が極みに極まったアニャ嬢の燃え立つ眼力🔥。「恋するプ>>続きを読む
1987年 → 着想
1998年 → 計画着手
2001年 → (アメリカ同時多発テロ) → 計画延期
2012年7月 → 撮影開始
上記期間に流れた紆余曲折の年月25年は、結果、災い転じて福となす>>続きを読む
1983年の7月に、ジョージ・ミラーの相棒、プロデューサーのバイロン・ケネディが死去し、失意の中での「サンダードーム」制作が混迷を極めたのはやはり事実だろう。また、ハリウッド資本の介入は、ティナ・ター>>続きを読む
いよいよ「北斗の拳」リファレンスとしてのルック濃厚なシリーズPART2。ディストピア度マシマシ。
マックスをはじめ、台詞量を極限まで絞り、画で見せる演出は、やはり公言もしているキートンなど(サイレン>>続きを読む
〝ずっと宇宙に身を任せて生きてきた。でも運命は自分で作るほうがいい〟
うーんその通り!ジェーンカミンバック!
1979年。70年代マナー残る演出に経年を感じざるを得ない。顔面ズームに過剰な劇伴の合せ技や、不吉なアイコンとしてカラスや鷲などを登場させるなど、ニューシネマからの影響も随所に感じられる。とはいえ約3>>続きを読む
原題は"Das Lehrerzimmer"であり、"職員室(教員室)"の意である。教室内が主な舞台ではあるが、本校が採用している「不寛容(ゼロ・トレランス)方式」(=毅然たる対応)なる教育方針の脆弱性>>続きを読む
”大人オムツはアテンドディペンド”(爆笑)
エド・オクセンボウルド演じるタイラー(≠ザ・クリエイター)が最高すぎる!
過去のトラウマ脱却行動にも涙!
感想ライミングは「シャマランたまらん♪」
まず、音響台本600頁の事実に驚愕した。観客を包囲する凄絶な音響。素晴らしき哉、ミカ・レヴィ(ミカチュー)のサウンド・デザイン。劇中幾度となく使用されるオリジナル楽曲の旋律に、ジョン・ウィリアムズ「J>>続きを読む
冒頭に、久野真紀子演じる成島秋子が、タクシーを降り、勤務地となった総合商社へ徒歩で向かうシーンがある。画面対角線上に移動する彼女を上空から捉えたショット。ただそれだけの映像なのだが、今もなぜか忘れられ>>続きを読む
もう何度か邦題として使用されているとは思うが、「恋のから騒ぎ」というタイトルを今こそ本作に。
BENEDICK → ベン
BEATRICE → ビー
登場人物の名前を筆頭に、本作の全体を通したモテ>>続きを読む
いまなぜエターナル・サンシャインなのか。
「この映画がこれほど愛されているのは、何かが正しくないと知りながらも、とても愛おしく、ここにとどまっていたいと思うことに、多くの人が共感できるからだと思いま>>続きを読む
親子のふりをしたイザベルとアレハンドロが、アメリカへの不法入国を試みるシーンで、そのバスを空撮で捉えたショットが本当に素晴らしかった。本作を想う際、なぜか一番先に浮かぶ映像。緊迫した状況、というよりは>>続きを読む
ウエスタン・シャツをたまらなく着たくなる映画。たしかWrangler/ラングラーが衣装で関わっていたはず。シブすぎて泣きたくなる。西部特有のウイットとユーモアあふれるテイラー・シェリダン脚本が大好きだ>>続きを読む
吉田恵輔監督「ミッシング」を拝見していて、思い浮かんだ本作。失踪事件捜査モノは数あれど、常に本作が上位に浮かぶのは、事件解決によるカタルシスが薄いからか。バッドエンドまではいかずとも、個人的に大好物な>>続きを読む
まるで映画のような出来事、などという表現を、時々ニュースで拝見するにしても、わたしたちが日々を暮らしていく中で、そう大きな出来事は起こらない。しかし、生活に小さな不安や、仕事上のトラブルは不可避であり>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
昨年末に続いて二度目の鑑賞。やはり素晴らしかった。youtubeに溢れるモーニング・ルーティン動画には鼻白んでしまうのに、何故にここまで本作は魅力的なのか。映画の魔法、などという感想しか出てこない我が>>続きを読む
2024年4月にリリースされたテイラー・スウィフトのニューアルバム「The Tortured Poets Department」というタイトルは、かつての交際相手であるジョー・アルウィンと、自身の俳優>>続きを読む
今回も書きまくり吉田恵輔オリジナル脚本に呼応した役者陣の熱量たるや火花の如し。
"EVERYTHING WILL BE FINE"
「こわれゆく女」さながら、狂気帯びた沙織里のインナーTシャツから>>続きを読む
フランシス・マクドーマン演じるマージの夫役、ジョン・キャロル・リンチ演じるノームがとても印象的だ。未明の急な呼び出しに応じる妻に対し、朝食を準備しようと動く優しい夫。本作から約10年後、まさか「ゾディ>>続きを読む
「オッペンハイマー」を鑑賞しながら、ロバート・ダウニー・Jr.はつくづくいい俳優だなアと感心してしまった(オスカーの件はおいといて)。本作「ゾディアック」は「オッペンハイマー」の約15年前。こちらは色>>続きを読む
劇場公開時以来のタイミング(例の騒動通過後目線)で再鑑賞。
本読み時の濱口棒読みメソッドが、主役の二人にのみ反映されているかのような演出。ファンタジカルなアンドロイドのような演技。それゆえ、人間の無軌>>続きを読む
"胸騒ぎ"ならぬ"胸糞"。あれよあれよとfilmarksに踊る文字。しかし「ミッドサマー」「LAMB/ラム」「イノセンツ」と北欧ホラー大好物の我が身にこの主題は抗えぬ。
"他人という名の地獄"警鐘ムー>>続きを読む
音が始まるところと切れるところはとても大事なんですが、濱口さんの映画は、それをすごく大事にされているのが感じられます。あと、音楽をそれほど多く使っていなくても、とても印象的な心に残る使い方をされている>>続きを読む
「DUNE砂の惑星」“スティルガー”と同一人物とは決して思えぬ、超絶最強シリアルキラー、ハビエル・バルデムの素晴らしさ。「ボーダーライン」2作をはじめ、アメリカとメキシコの国境モノは大好物だ。劇伴ゼロ>>続きを読む
ジェイデン・マーテル演じるスロンビー家の息子のコーディネートが素敵だった。ピンクのボタンダウンシャツにチルデンニット。あるいは、紺ブレにブルーのオックスフォードシャツ、チノパンツにレジメンタルタイとい>>続きを読む
素晴らしかった。血族と出自が有するその逃れようのない引力。"見えている"はずの他者が抱える"見えない"闇。新自由主義、または個人主義への一義的な否定に止まっていないのも良い。やはりここでも見事な森田想>>続きを読む
クルド系難民を主人公にしたファティ・アキン監督の「RHEINGOLD ラインゴールド」を観た際、幾度も頭を過ったのが本作だった。いわゆる「是枝組」(川和田恵真監督は「分福」に在籍)らしさを感じずにはい>>続きを読む
「街の上で」同様、ワンシチュエーションコメディのオムニバス感濃厚な本作、一番好きなシーンは、タクシー運転手と稲垣吾郎演じる主人公との車中での会話シーンだ。運転手の名は〝滝田みずうみ〟。雨降らぬこの街を>>続きを読む
Looking through a glass onion ♬
ライアン・ジョンソン監督による「ナイブズアウト」シリーズ第2作目。”グラス・オニオン“という副題(主題?)が付いており、実際、ザ・ビート>>続きを読む
すべての謎が解決したかに思われた終盤に、城戸一家がホテルで食事を楽しむシーンがある。ここでの家族三人のコーディネートが忘れられない。妻夫木聡演じる夫、城戸章良は淡いアイボリーのカーディガン、真木よう子>>続きを読む
先日「辰巳」を拝見した際、大好きな足立智充氏のチョイ役配置に苦笑してしまったのだが、こちらもチョイ「足立智充」の大傑作。
シグナル、ブザー、アラート、雨、風、音楽、エンジン音、衣擦れ音。
夥しい種別の>>続きを読む
"親父は?"
"いいひんよ、軽バンないやろ"
詩的な、という感想も可能であろうが、個人的には、ちくちくと肌を刺す、とても現実的な演出表現を感じた。
奈良県川上村。静かに静かに流れゆく人々の営みをや>>続きを読む
血と汗と唾液と涙。"高湿地帯"[和]ノワール爆誕!
とはいえ、ギリギリ泣かしにこない演出も素晴らしい。
そして、世界一ワイルドなバブアー/Barbour着こなし教室。講師はもちろん遠藤雄弥だ。
プラグ>>続きを読む
とにかくザック・エフロンと、ジェレミー・アレン・ホワイトの別人感ヤバし笑。
イエッサー!
両親にひたすら従順な息子たちの現実と悲劇。
前時代的なマスキュリニィティとは裏腹に、ハートウォーミングな色>>続きを読む