若い頃、宮本輝の小説好きで、
よく読んでいたけど、
映画は見たこと無かったので、
有名なこちらを視聴。
終戦後10年ちょっと後の大阪。
今も昔も、旦那さんを亡くした奥さんは、大変な苦労を強いられる…
原作は、太宰治賞を受賞した宮本輝のデビュー作。
戦争の傷跡を残す大阪で、河のほとりに住む少年と郭船(くるわぶね)に暮らす姉弟との短い交友を描いた物語。戦後、いよいよ高度経済成長が始まろうとしている…
小学生くらいの子供の視点から撮られた作品が大好きで大体高評価なのだけれど、これは本当に傑作。
ぼけーっとした小学3年生の信雄は町の人間をよく観察している。おじさんのギョッとする耳、車に轢かれたおじさ…
仄かでも確実にある「死」と隣り合わせの世界を生きる、1人の少年の成長譚!
戦後、下町情緒溢れる大阪の町に、9歳の信雄は家族3人で暮らしており、そんな信雄を通して描かれる、明確な「死」というテーマ性に…
これぞ映画っていう映画。
想像以上に今の自分に刺さった。
のぶおの表情の隙がすごい。
そのせいか、気づいたら完全に彼の視点から世界を見ていた。
以下の点が印象的だった。
・さっきまでのぶおに優…
政府が経済白書の中で「もはや戦後では無い」と宣言した昭和31年。大阪を舞台に当時の日本人の生活を描く宮本輝原作の映画化。
川の辺りで定食屋を営む夫婦には小学三年生の男の子がいる。ある日、川の向こ…
無垢さゆえの繋がり。
死、貧困、戦争、性と少年の気付き。
馬車のおっちゃんが死ぬところでまず引き込まれる。生半可な映画じゃないぞと思わされる。
父親の舞鶴の女は戦争からの癒しの記憶。
きっちゃん…
木村プロダクション