事実に基づいたドラマということだったが、展開が劇的だったし、素直に楽しめた。キム・ユンソクのキャラ、実在したと思うと恐ろしいというより凄すぎる。
散りばめられた演出アイデアもオシャレで、物語に引き込>>続きを読む
実際に起こった事件ということで、これを映画にするという意味では意義深いことではあると思う。
恐怖心から人が豹変し、他者を迫害するという構図は100年経っても変わらないという実感を持ちながら観たし、その>>続きを読む
惹かれあっていたふたりだが、人生の分かれ道で度々違う道を選んで、思い描いた未来ではない運命を辿る。そこに伴う複雑な感情がよかった。間違っていたとは思わないけど、あの時ああしていれば君と一緒にいれたのか>>続きを読む
世間では"異常"と言われてしまう性的指向を持ち、生きることに息苦しさを抱えた人たちの話。
入り込んで見ることが出来たが、キャラの感情の動線が途切れて、出来事が点と点のままのように感じられる瞬間がいく>>続きを読む
アツい彼らの蒼い魂がかっこ良くてうつくしくて、いいなあと思い続けて泣いてしまう。
こんな風に、真っ直ぐにかっこ良く生きてみたいと思わされる。
音楽の魔力を存分に浴びられる。
原作を圧縮した分、少し>>続きを読む
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女性社会であるバービーランドは男性社会である現実世界の表現で、そこで虐げられるケンはまさに男性社会の女性の姿であり、現実世界の風刺。
そこからケンが男性性を獲得して、バービーランドを男社会に塗り替えて>>続きを読む
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ジャンルがそもそも子ども向けなので、物語の進行や演出などに対象年齢の低さを感じてしまい序盤はその感じに少し退屈してしまうのだが、物語が進んでいき、展開していくごとに引き込まれていった。
子どもの豊か>>続きを読む
1500万や無かったことにすることなどの繰り返されるモチーフ、人間同士のやり取りは面白い部分があったが、いかんせん…長い…。
『アジアの天使』でも思ったが、やはり物語を駆動させることより、そのシーンの>>続きを読む
演出がリアル寄りなのは、描きたいことに誠実に向き合っていて、それらを大袈裟に誇張したり、面白おかしくしたくないからなのかもしれないが、それによって映画のダイナミックさは失われていた。それゆえにこの映画>>続きを読む
アニメーションとデザインが良かった。画面の色配置もオシャレであった。
3時間、惹きつけられ続けて観てしまえたのはすごい。
世界の少し不思議なことをドラマに盛り込むのが上手い。時代を行き来する構成も見事だった。
なんというか、「みんなこういうのがやりたいよね」ということを>>続きを読む
つまらなくはない。
前作にあったような、こちらが恥ずかしくなってしまうようなベタさが薄れて見やすかった。
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変わらない現在(虚構)留まるか、変わっていく未来(現実)に向かうか。
やりたいことはわかるし、今の世の中を映そうとしている点は好感が持てた。
しかし、物語としては強引すぎるというか、持っていきたい方向>>続きを読む
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繰り返される鳩の衝突、停電など設定を活かしたアイデアは良かった。
伏線が必ず回収される構造に基本コメディという味はとてもとっつきやすい。
部長への説得プレゼンシーンは面白かった。
しかしながら、この>>続きを読む
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始まったら身を任せて進んでいくジェットコースターのような映画。
散りばめられる怪しさと、グングン進んでいく気持ちよさ。
度々出てくる癖の強いアイテムたちはきちんと伏線として回収されていくのは絶妙。>>続きを読む
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妻が死んで、キレた男。
想像の斜め上を行く彼のぶっ飛んだ行動に、不覚にも昂揚感を覚えてしまった。
カスタマーセンターの女性とクレームの手紙で繋がるのもよかったし、その後会いに行くぶっ飛び具合も好き>>続きを読む
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実写映画にしかない説得力を持った作品。
一緒に遊んでくれて、同じ目線で話してくれるけどクズな実父。優しく、厳しいけれど弱さを持った母。モラハラ再婚男。保守的再々婚男。内向的で繊細なメイソン。他のみん>>続きを読む
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周囲の暴力的な細やかな好奇心・無関心によって歪みが生じた少年たちの関係。
うまい距離感を見つけられなくて、少年は親友を突き放してしまう。
兄がこれからすることを楽しげに話していたら親友の親父が泣き出>>続きを読む
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マジでなんとも言えないけど…。
序盤の戦中の景色は好きだった。
階段の上から帰ってきた父と義母のキスを見てしまうシーンは良かった。
ファンタジー要素が混ざってきて以降は、なんかすごいけど、心惹かれ>>続きを読む
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良質。
純粋さゆえに、あらゆる事情を飛び越えて探求を行うピート。
ダニーとの"テスト"には、映画的良さが詰まっている。
みんな哀れむようにダニーを見るけれど、ピートと"テスト"ができて幸せだったの>>続きを読む
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無垢さゆえの繋がり。
死、貧困、戦争、性と少年の気付き。
馬車のおっちゃんが死ぬところでまず引き込まれる。生半可な映画じゃないぞと思わされる。
父親の舞鶴の女は戦争からの癒しの記憶。
きっちゃんの>>続きを読む
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良かったけど、良かったけど…。
子役、尾野真千子、竹原ピストルは良かった。
出会っていく大人的な人たちが子どもに何かを手渡していく構図はすごく好みなのだけど、ハマりきらなかったな。単純に、自分とは感>>続きを読む
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もう一回観るので、きちんとした感想はその後に。
僕が感じたこと。
観客(非当事者)からの当事者の見え方、主観的で恣意的なものの見方への疑いと、それを利用したミステリー演出が見事
教室も立派な社会。>>続きを読む
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これ以上はない。
幾度目かの観賞。幼い頃から観ているだけあって、好きなものの原点のような映画。
想い合いの話だった。
アルフレードはトトを想い続けていたし、母もトトを想い続けてた。
家屋に映画を映>>続きを読む
なんとも言えない絆…の話なのか?
正直、シーンがぶつ切りで、突発的なシーンも多くて感情が繋がらず、「わかろうと思って観る」という姿勢を取らないと、物語として成立したものとして捉えることが難しい作品だっ>>続きを読む
奇妙さの募らせ方がうまい。
最後もっと何かあるのかと思ったけどわりとスッと終わったな。
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寂しさを背負う孤独な魂の邂逅。それをどこかで希求する人々のささやかな日常の物語。
娘は温泉旅行なんて退屈そうだった、その話をする風吹ジュンが、歳を重ねた人特有の達観した優しさを持ちながらも、とても寂>>続きを読む
情報量多くて疲れた。まさにカオス。なのに終盤ちゃんとメッセージを持ってくるあたり『スイス・アーミー・マン』と同じだなと思った。
謎のドビュッシーモチーフの音楽が笑えてくる。
ぶっ飛んでて面白いけど、>>続きを読む
キャラクターの挙動、言動が人間のそれで、とてもリアルに感じたし、こういう邦画が、こういう芝居がもっと撮られていいと思った。
東出昌大は芝居が下手って言われることが多いけど、演出家の腕とキャラクター次第>>続きを読む
まるで荒野を何周も走っているような、虚しさと満たされない孤独感
自分そのものではない何かを見ている人たちからの好奇の目線や、安い好意を貪ることで彼はそのどうしようもない"満たされなさ"を埋めようとす>>続きを読む
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サクセスストーリー!って感じではなく、映画に惹きつけられた時の想い、周囲を取り巻くあらゆる問題、創作の孤独、創る喜び。
そういうものが描かれていて良かった。
カメラの映してしまう真実が、家族の運命を>>続きを読む