このレビューはネタバレを含みます
良かったけど、良かったけど…。
子役、尾野真千子、竹原ピストルは良かった。
出会っていく大人的な人たちが子どもに何かを手渡していく構図はすごく好みなのだけど、ハマりきらなかったな。単純に、自分とは感性が違う人が作った映画だなと思った。
細部にセンスを感じないベタさ、下手さがあり、ぶっ刺さりはしなかった。
あまり良くない意味で、シンプルな物語だった。
謎の店員のギャグや不良たちの振る舞いは邦画特有のサムさがあった。
事故死を別れと仲直りの契機にするのも安易だなと思った。
あと主題歌含めて、音楽が良くなかった。センチメンタリズムを呼び起こすエモーショナルなフィルムにするなら(実際あまりそんな感じはしなかったが)、音楽は重要な鍵となるはずだが、ことごとく外していた。