伊豆の娘たちの作品情報・感想・評価

『伊豆の娘たち』に投稿された感想・評価

終戦まもなく撮られた五所平之助監督の抒情豊かなヒューマンコメディの佳作。人情味溢れる演技でバイプレイヤーからのし上がって台頭した河村黎吉が、韮山の食堂を営み気の良い父親、店の手伝いと家事に追われ働き…

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Hiroking

Hirokingの感想・評価

3.0
〖1940年代映画:青春ドラマ:松竹〗
1945年製作で、松竹映画の戦後封切り第1作の伊豆の町の大衆食堂を舞台にした青春ドラマらしい⁉️

2023年1,415本目

家父長制のグロテスクさがホームコメディの姿を借りてねっとりと描かれる。当人たちの知らないところで勝手に結婚の話を進めてしまうのは、河村黎吉と東野英治郎と飯田蝶子。正直言って怖すぎて、全然笑えない。勝…

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mingo

mingoの感想・評価

4.0

「むすめ」と合わせてすっかり三浦光子のファンになってしまった。戦後最初に公開された邦画らしいが戦中に撮ったと思えない朗らか喜劇でほっこり。ゴリゴリゴショヘイは息を潜め、あっさりめが胃に優しいサ…
も…

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こ

この感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

からだとことばとこころだけ、であるような風景がたまらない

わからないのこのしおらしさが、ってたまりかねる想い、、
呑兵衛お父さんの見事さよ
戦後公開一作目がこれなんて涙が出てしまう
ぴよ

ぴよの感想・評価

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(16mm)
『をぢさん』に次ぐ河村黎吉お人好し映画。

役者陣も顔馴染みの面子。河村黎吉の憎めない雰囲気は出色。飯田蝶子のにらめっこも出てきて、東野英治郎を尻に敷いている。佐分利信の雰囲気が若く、…

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戦中に撮り始めた作品ですが、プロパガンダ映画ではないので、戦後に完成させることが出来て戦後公開第一作目の国産映画だそうです。
亡き妻の遺言で20年続いた禁酒を、ある宴会で破ったために起きる結婚騒動。…

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一

一の感想・評価

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こんなに素朴でのんびりした映画が戦争末期本土空襲の最中に作られて終戦の2週間後に公開されたという事実に驚く(制作途中に五所監督に召集が来たという)。戦況が差し迫ってきたため、もう戦意高揚モノは止めに…

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flyone

flyoneの感想・評価

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国アカで観た他の戦前作は、家父長制の醜悪なところが顕となり素直に楽しめなかったが、この戦後第一作は、それを引きずる愚かな親父の振舞いが娘を不幸にし、しかしそれゆえに黙っていられぬ桑野通子が輝く。

食堂を経営する家族を巡るコメディ。とにかく楽しい。

初期〜中期の五所作品は、失敗や心のすれ違い、弱さなんかをネガティブに捉えず、笑いに昇華させるのがすごく好み。河村惣吉のお父さんの頼りなくも憎めな…

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