楢山節考の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『楢山節考』に投稿された感想・評価

Hiro

Hiroの感想・評価

2.7

「親を捨てるか、子を捨てられるか。」

隔離されたかのような村で殺人なんぞはイベントごとに過ぎない。

犬とやるわ、かみさんを貸せというわ。無法地帯のようだ。

やたらと山の生き物の交尾のカットが挿…

>>続きを読む

かつて日本が貧しかった頃の姥捨という風習を様々な部落の掟と共に描くカンヌパルム・ドール受賞作品。

描かれているのは生々しいまでの「生」。ヘビがネズミを丸呑みしたり、カマキリに捕食されるカエル。人間…

>>続きを読む
かつての日本のどこかにあった風景なのだろう。
こうした村の風習の「湿った」感じは好きになれないけど、この残滓は自分が育った地域にもあったように思う。良いか悪いかは別として。

面白い映画ではないけど(というか今村昌平の映画は凄まじいけど面白くないと思う。あ、『うなぎ』は面白かったか)、凄い。

日本人が描かれてる。なぜ日本人がルールに厳しくて、それに反する人にあんなに怒る…

>>続きを読む

やはり同じ自然とはいえ国によって趣が違うと思わされる既視感のある我が国固有の自然を堪能できる

村という隔絶されたコミュニティでのならわしというのは開かれた世界にいる現在の私たちから見ると異様で恐ろ…

>>続きを読む
圧倒的映像のスケール感
「生」というものをリアリズムに真正面から捉えている。

どんなに知識や理屈で着飾っていても、一皮剥いたら人間も皆、動物なのだ
take

takeの感想・評価

-

死が避けがたいために身近だが、しっかり重い。

群れとして生きるためには厳しく酷くあらなければならないことを痛感させられる。その中で親への思い、子への思い、罪を犯した者への思い、性への思い、食への思…

>>続きを読む
Ami

Amiの感想・評価

3.0
上司に勧められて見た映画。
とんでもない生々しさ。村というものの恐ろしさを感じる映画だった。
Shino

Shinoの感想・評価

4.1
村人を生き埋めにしたりと脚本に伴った生々しい描写は良かったが、ストーリーを把握しててもそのシーンでは胸が痛くなる。

こういう『食人族』のような人間らしさがある作品は生きてる今こそ観ておきたい。
雪

雪の感想・評価

4.0

よくテレビで海外の独特な文化に
カルチャーショックを受けるといった旨の
番組があったりするが、姨捨山はまさに
時代におけるカルチャーショック

宗教というか村教のような、「掟」
「決まりごと」を当た…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事