雪

楢山節考の雪のレビュー・感想・評価

楢山節考(1983年製作の映画)
4.0
よくテレビで海外の独特な文化に
カルチャーショックを受けるといった旨の
番組があったりするが、姨捨山はまさに
時代におけるカルチャーショック

宗教というか村教のような、「掟」
「決まりごと」を当たり前化している。
拒む老人の反応は当然なのだが、
一方で、自ら能動的に家族を思い、捨てられに、カラスに食べられに行く姿を「愛」という他ないだろう。
だからこそ、拒む老人が「愛」がないように見えてダサく見えてしまうのだ。
同調圧力が可視化された映画。
雪