takeさんの映画レビュー・感想・評価

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青い春(2001年製作の映画)

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咲かない花がいっぱいあった。

トイレでふつふつと血が沸るシーンや、クラシックギター部の部室を黒く染めるシーンとか、絵面の良いカットがすごく好き。

ブルージャスミン(2013年製作の映画)

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軽い気持ちで寝る前に洒脱なコメディ観ようと思ったら結構えぐみがあってびっくり。

ウディ・アレンの他の作品に比べて異質な感じだった。

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

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フィッツジェラルド、ピカソ、ロートレックとか過去の偉人がどんどん出てくるのが愉快で楽しい。ヘミングウェイは佇まいも言葉も全部かっこ良い。

パリや過去への憧れと、その憧れの正体について、ゆるく楽しく描
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関心領域(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

凄惨な部分を一切見せないから、実態が明確に見えてないんだけれど、ところどころの描写からアウシュビッツで行われていることが確実に存在していることがわかる。

簒奪した物品を分け合ってダイアモンドの所在を
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アウトレイジ(2010年製作の映画)

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歯医者とか痛グロいシーンがちょくちょくあってきつかった…

テンポ感が飽きやすかったのと、ヤクザものは行動原理が理解できないので、後半の怒涛のドンパチまで退屈に感じた。加瀬亮の渋さで見ていられたかもし
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

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共感こそ全くできないけど、前フリをちゃんと回収してくれるところやスリル感はかなり楽しめた。

ダンケルク(2017年製作の映画)

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時間軸の違う進行でそれぞれもうやばいやん…が重なる時の緊張がすごかった。

14歳の栞(2021年製作の映画)

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カメラがあるのに照れとか見栄とか緊張がそんなに見えないのに驚いた。それだけの距離感で言葉を引き出すことができているメイキングが優れているのだろうと感じた。

そして、当たり前だけど、みんなが本当に色々
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大脱走(1963年製作の映画)

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聞いたことある音楽ここからだったのか。
明るめのテイストでずっと続くから気楽に見れて面白かった。

(1963年製作の映画)

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1羽のカモメの突進死体や、鶏が普通の餌を食べないことや、不気味でキーキャラクターのように描かれる愛の鳥などで、じんわり確実に不安と恐怖を高めてくる。

学校で子供たちが歌う場面でのカラスの群れが怖すぎ
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雁の寺(1962年製作の映画)

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腐敗していた禅寺に対する水上勉の絶望と憎悪が分かる作品。とんびのねぐらについて話す時の慈念のどろどろした感じが好きだった。

ひとつひとつのカットを説明し過ぎないんだけど、丁寧に見せている。慈念のボロ
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

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こんな簡単に人が殺されていた世界がそう遠くない過去にあったし、今でも国や地域により似たような状況に陥っていることを考えると、この映画は絶対に必要で風化させてはいけないと思う。

悪は存在しない(2023年製作の映画)

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先にGIFTを鑑賞。
こちらでも劇中音楽がすごく良い。

有音版だと言葉の説得力と見え方が全然違うように感じた。カットの編集の違いもあるだろうが、会社側の解像度がかなり高く感じ、ただ都市の人間という抽
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ブルックリンでオペラを(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

恋愛依存症の船長や、擬似戦争を楽しむ速記者、潔癖の精神科医など、キャラクターの個性が楽しめた。

葛藤の内容やそれへの立ち向かい方が素敵な映画だった。法律を盾に脅しつける養父や、船で抜け出す最後への繋
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

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構造も、ワンカットでやってるのも面白い。

それで退治できてる??笑て感じだったけど、それよりも過去と未来をうまく繋げて素敵な物語になっているのが良いと思った。

楢山節考(1983年製作の映画)

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死が避けがたいために身近だが、しっかり重い。

群れとして生きるためには厳しく酷くあらなければならないことを痛感させられる。その中で親への思い、子への思い、罪を犯した者への思い、性への思い、食への思い
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

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なんか味がある。
ゆるっと見れる脱力コメディって感じだった。

ファーザー(2020年製作の映画)

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しんどいなあ。

アンの旦那さんがぶちたくなる程の怒りを抱えるのは最もだろうと思う。また、アンの潜在意識のように描かれていた首を絞めるシーンがあることでアンの心理の複雑さが見えた。

愛と献身があって
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天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

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何回観ても、素晴らしいと思える。
世界観ももちろん、地上の追いかけっこやドーラ達への仲間入り、飛行船での航行などワクワクする展開が多過ぎて色んな気持ちがすごいくすぐられる。

観終わった後の感覚が、こ
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アメリ(2001年製作の映画)

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街並みとか音楽とか、あと茶目っ気に溢れてる内容とか、諸々好き。

ゲキ×シネ「メタルマクベス」(2007年製作の映画)

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クドカンの感じがぎりぎり自分にはしんどかったかも。
ボケとグロとシリアスとがごちゃ混ぜになってたから笑いどころで笑いづらい時があった。

ラストの盛り上がりはアツかった。
松たか子がずっと振り切ってて
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打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

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良いなあ
奥菜恵がすごいフェチって感じがした。

青春に入る前の、気恥ずかしさと大胆さとの絶妙なところと映像美が、なんかグってノスタルジックに胸にくる。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

お芝居がめちゃくちゃ自然
リアルに生きている人間が巻き込まれた話にしか見えなかった。

段々と事実が明らかになっていって、本当に…?とこっちも思わされる。

実際起きていたことも明らかになっていないし
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

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面白かったあ
ばちばちにやりあってるのももちろん、見せ方が奇妙に綺麗な感じがしてずっと見てられる。

正欲(2023年製作の映画)

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"普通"を押し付ける人達が少し露骨に感じた。
後半に至るまでの些細な"普通"からの圧迫は、もう少し丁寧に描けそうな気がした。

仲間を見つけられる人はどれだけいるのだろう。

ナショナル・シアター・ライブ 2024 「ディア・イングランド」(2024年製作の映画)

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サッカーにあまり詳しくなかったが、ブレグジットやコロナなど、自分の経験した時代の変化と共に進んでいくことでガレスとチームの辿った物語が追体験できた。

心理学的なアプローチは、サッカーに限らずどのチー
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GIFT(2023年製作の映画)

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ライブ用としての映画を観るのは初めてで、不思議な鑑賞体験だった。
自分の想像で運んでいた世界観が音で塗り替えられる瞬間があって、音に操られているような面白さがあった。

ただ声の不在は登場人物が遠くに
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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本当に素敵な映画だなと思った。

生き方ひとつひとつ丁寧に、拘りをもったりしながら楽しんでやっていける。無駄なプライドとか見栄とかなくて、日々やることをただやっているこの映画を観ると自分の人生の一瞬一
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

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どこまでが現実かその境目とか論理が分からなくて、全体の雰囲気がコロッと変わったりするのは夢や幻覚を見る感覚だった。

最初の方の、何が起きているか、何が起きるかわからない感じや不安をずっと煽られる感じ
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

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秩序の乱れ具合がすごい…

クズ株を売る悪質な会社だと叩かれると、金儲けに目が眩んだ若者人気が殺到したり、
人が死んでも会社が危うくても登場人物達が薬、セックス、遊びのことしか考えていないなど、ブラッ
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