ドクトル・マブゼに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

「ドクトル・マブゼ」に投稿された感想・評価

324

324の感想・評価

4.0

賭博黙示録インフェルノ。人心無くした悪魔の眼力・カリスマ性とその肖像。愛や幸福は無く、全てはidle gameという虚無。あるのは欲望と力への意志。死者の幻影。あらゆる罪を犯す冒頭の流麗な列車強盗連…

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あ

あの感想・評価

4.0

まっちゃんはまっちゃんでもドクトルのまっちゃんには筋力は無さそうですが、ただでさえオーバーな演技が多いサイレント映画界に燦然と輝く眼力を焼き付けてくれました。

Mを観た時にも思いましたが、今作もス…

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zakky

zakkyの感想・評価

3.8

2023/8/14 3.8
シネマヴェーラにて。272分。
愛されるよりも愛すこと。ただ、報われなくても。
しかし愛は一種の呪い。人間を縛り付け、自由を奪う。
人間は、どこまで行っても人間である。物…

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面白かったがサイレントで俳優の演技をこんな延々見たいとは思わなかったな。
冒頭の機密契約書の列車ー自動車リレー。ああいうのをずっと見ていたい。

「犯罪地獄編」は暴動と狙撃パートがよかった
vodka

vodkaの感想・評価

4.0

「表現主義は単なる遊戯です。……今日ではすべてが遊戯です!」愛など無く全ては欲望である云々。全てを可能にする意思力も愛の前では無力と見せかけ、それも映画という表現が欲する遊戯のトリックでしかなく………

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arch

archの感想・評価

4.0

これは表現主義映画というよりも、「表現主義についての映画」なのだろう。

食事にありつけない貧民と有り余る金をギャンブルで浪費していた富裕層で二極化された20年代以前のドイツ。その時代背景を踏まえて…

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しゅう

しゅうの感想・評価

3.9

サイレント(伴奏付き)英語字幕版の272分バージョンを鑑賞。

『スピオーネ』が合わなかったので、今作もとんだ苦行になるかもと危惧していた。

正直、「第一部:大賭博師篇」の序盤はサイレントのゆった…

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「死ぬまでに観たい映画1001本」876+212本目

4時間版を視聴。

1922年の映画でこの世界観はすごい。

世界恐慌を予言しているではないか。
4時間版鑑賞。美術とセットがとんでもない。
この映画が無ければ存在しなかった映画もあるのでは無いか。
ドイツ表現主義の極み。美しき悪党。
Frapenta

Frapentaの感想・評価

3.9

4時間以上は流石に長いが、終盤にかけて、錯乱状態により無機物が動き始めるドイツ表現主義的な描写はフリッツラングの美術センスが光っていて良かった。今作の後、世に送り出される「メトロポリス」の系譜を持っ…

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