少年時代を追体験していく過程でキャメラは次第に男の主観から解き放たれ、祖父や天国といった彼自身も知らない世界に(しかし話を聞き、想像を巡らせたという点でなら同じ少年期の記憶ではある)まで侵入していく…
>>続きを読む一場面を除きサミー・フレイと過去と遭遇しないのがアンゲロプロスとの違いか。劇中で言われるように想像で補った想起であるが故に、甘美な記憶の再現となる。顕著なのはアリエル・ドンバールの下着姿を鍵穴越しに…
>>続きを読む廃墟フェチおいでませ映画かと思いきや、そこまで朽ちてなくて寝泊まりできそうなくらいには綺麗なのでちょっと物足りない。エレベーターが動いてる時点で廃墟と名乗るには100年早いぞ。(別に誰も名乗ってはい…
>>続きを読むダニエル・シュミット作品は、ここの映画館(現ナゴヤキネマ・ノイ、旧名古屋シネマテーク)で初期の数本と、最後に「デ・ジャ・ヴュ」を観てて、「デ・ジャ・ヴュ」では殆どないことなんだけど、終始寝てもうた(…
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初ダニエル・シュミットだった。
映画を見てる途中に高熱が出たから、これは高熱の時に見てる夢なのかそれとも現実なのか本当に分からずそれが逆に楽しかった。周りにやばい大人多すぎだけどそんなこともあるわな…
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ひたすら過去を回想していく話なので、ちょっと退屈には感じたものの、ところどころで小さな思い出がきらっと光って引き込まれるような瞬間があった。サラ・ベルナールの下りと、「子どもでいるって大変でしょ?」…
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スイス山中の古いホテルで育ったサミー・フレイが少年時代の思い出を回想する、シュミット自身の記憶も織り交ぜたノスタルジックで幻想的なうたかたの夢物語。現れては消えてゆく儚さと色褪せない煌めきは万華鏡の…
>>続きを読む彼の子供の頃の記憶に浸れる映画
山の上のホテルにいる大人達は皆バカンスに来ている為かちょっとへんてこりんで、それぞれにあの空間を楽しんでいたのが印象的だった。
登場人物が面白可笑しく魅力的なので、観…
(c) HORS SAISON: 1992 T&C Film AG