囚人13号

季節のはざまで デジタルリマスター版の囚人13号のレビュー・感想・評価

4.8
少年時代を追体験していく過程でキャメラは次第に男の主観から解き放たれ、祖父や天国といった彼自身も知らない世界に(しかし話を聞き、想像を巡らせたという点でなら同じ少年期の記憶ではある)まで侵入していく。
あらゆる男女が一対の存在としてくっ付いてるホテルにおいて少年はまだ相手を見つけられず母性に甘んじるほかないが、その相手は祖母ではなく雇われ歌手のイングリット・カーフェンというのが最高。

撮影が白眉な鍵穴シーンも前後脈絡を無視してサスペンスが生気してるし、それはデ・ジャ・ヴュの列車窓がコマにしか見えないシーン然り、シュミット映画には映画史そのものを目にしているような感動がある。

構図というか画面の隅まで隙がないから赤ちゃんパパも集団催眠プレイも、ショタの角オナも全く下品に見えなかった…。
ショットガンオナニーはチンポを痛めるぜ☆
囚人13号

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