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ゴールデンカムイのpandenのネタバレレビュー・内容・結末

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

我慢できず観てきました。
好きな漫画だし、思ったより再現頑張ってそうなPVも見えちゃったのでもう行くしかねえか、でも漫画の実写化は期待しちゃいけないし…

とないまぜの気持ちでみた結果、良かった!普通に良かった!!
とりあえず気に入ったところ3つ。

まずキャスト選びが上手い!
アシリパちゃんはカラコンもろだなとかはある程度しょうがないとして…
ほぼ全てのキャラがかなりそのままの見た目で面食らってしまった。演技も良い!さては皆漫画読んでるか!?
野田サトル先生と集英社の監修が良いのか!?
杉元も本当に杉元っぽくて、山崎賢人すごいよ。「俺は不死身の杉元だーーー!!」もあれだけ気合い入った叫びなら満足です。初手のその決め台詞が良かったとこから期待してみてしまったけど正解でした。

特に良かったのは白石。あんなに白石になれる人よく見つけましたね…
最後のスタッフロールでは知らない名前が多かったけどそれだけちゃんとキャスト選んだんだなーと思って感心しちゃった。続編にも期待できます。
というか途中で今後出てくる人までちょい出ししてて草。
ボッキ!の人も結構そのままっぽくて本当に期待します。
ただ1番びっくりして笑ったのはフチ。もうそのまんまフチやん。作品から出てきたやん。
私と一緒に見た妻は、クマに襲われる第一師団の1人がそのまんますぎて「ああこいつクマに襲われるじゃん」と思い出したらしい。よく気づくな!
牛山もデブなおっさんかと思ったらめちゃ動ける感じだしおでこの鉄板もCGだろうなどなんか入ってそうだし、第七師団の双子もあんなに実写で違和感ない気持ち悪さとは…素晴らしいです。


そして戦闘シーンも迫力が見事!
カメラワークの上手さなんでしょうか?普通に引き込まれました。クマの穴から視点で襲われる様を見てるシーンとか、ホラー寄りの良い演出だなーと。
馬に運ばれながらのシーンとかも、こんなに熱くてカッコよかったっけ!?というくらい。馬蹴飛ばして三角飛びで戻るとかあったっけ?笑
大体の主要キャラにちゃんと見せ場があることで、キャラに厚み出せてるのも良い。牛山さん人間ぶん投げすぎ。白石びっくり人間すぎ。
そしてそれをちゃんと補うVFXというかCG。
クマやレタラがあんなに違和感薄く一緒に出てくるとは。
レタラなんてもう可愛いもの。もふもふしたいしかっこいい。
杉元が這い出てきたクマの亡き骸は布の塊感すごかったけど笑

3巻冒頭くらいまでをまとめた感じなんですが、ちゃんとまとまりになってました。


加えてよかったのがギャグ要素の入れ方。
そこのおかげでちゃんとゴールデンカムイになってました。
シリアスとのバランスも良いし、自然にギャグが入ってた。白石は存在自体がギャグになってる。良い。
アシリパの顔芸も頑張ってたし、スタッフロールのとこまでネタシーン入れてくれたのは好感持てた。
これくらい笑わせてくれないとこの作品じゃないよね。
漫画の間の再現って本当に難しいと思うんだけど、そこがよく出来てました。
その意味でも、珍しく円盤欲しくなってきました……

レイトショーだったんでパンフレットは買えなかったけど、チャンスがあれば買います。
また観たい。

そして何より、楽しかったのでアニメか漫画を見直したい!!
鑑賞直後から見直したくなったよ!ありがとう監督!期待してます!!
絶対続編作る気満々だもんねキロランケまで映してきたしね!
こういう楽しく観られる実写化なら大歓迎や!
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