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RRRのpandenのネタバレレビュー・内容・結末

RRR(2022年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

放映終了してまう!と思ってレイトショーに滑り込みで見てきました。
見終わった翌朝の今、ナートゥとEDのエッタラジェンダ聴きながら通勤しています。
そう、今!私は!!踊り出したいぞ!!!
(あまり映画を観ない妻も「観終わって誰も踊り出さないのはおかしい」と言っとりました)
ムルムルムルムル!!!



ということで、それくらいの感染力があるインド映画の金字塔でした。
バーフバリはどちらも映画館視聴したんですが、好きではあってもここまで興奮はしてなかったかも(新しさで感動した力が強い)。

しかしRRRは、イギリスから独立を勝ち取るインドの根底に流れ脈打つ血潮のような力強さと、
主役2人の男の友情王道を全部詰め込みまくって煮込んで濃縮したみたいなストーリーに、ガラムマサラ増し増しで味付けしました!でもこれが美味い!!
みたいな「やって欲しい展開をインド解釈で全部やってくれる」脚本としての完成度があって、
3時間って長さが全く気になりませんでした。インターバルなんていらん!!!続きを見せろ!!それで良い!!

よって自分の中ではバーフバリを1.5倍くらいで超えました。
あれより上を作れるなんてインド映画どうなってんだ。また次も期待しちゃうぞ??



そして何より、ラーマがカッコいい!!
男でも惚れ込みそうな精悍な顔立ちに整えられた髪と髭。軍服とビシッとした動き、瞳の中に秘めた強い使命感が魅力を加速刺さる。主人公すぎる。
もうインド系イケメンてより、世界的イケメンでは……
しかもそれが、悪の側についているかのように見えるスタート。でも圧倒的に強い。何百人をモノともせず叩き潰す武士、というか戦闘神ですね(実際神でしたが
もう惚れるしかないでしょ。
そこで掴みは十分。

しかし私がやられたのは、ラーマとビームが出会うシーン。
追う側と追われる側の対比は、逃亡者やルパンと銭形など色々王道ですが、
うわー捕まってしまう!と思ったら捕まらんのかい!!
仲良くなるんかい!!
そして始まる新しすぎる救出方法…どうするつもりなのか最後まで分からなかったわ。旗も思想が強いぜと思ったら活用するんかい!

肩車ファイティンスタイルも最高でした。
そうだね、最強の男が2人で肩車したら強くなるよね。ごめん今まで知らなかったよ…



最後の後日談と、いつものダンスエンディングも最高でした。
ちゃんとイギリス夫人も出てきて良かった。てか監督も踊るのね普通に。そういうノリも好き。
最後は突然終わったけど、だからこそみんな拍手自然にしてるのも良かった。

観終わった後も幸せな気持ちになれました。いやー忙しくて死にそうだったけど、活力もらった。また頑張ろう。

とりあえずナートゥ見て練習しますね…
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