二階堂ふみが好きで、彼女がストレートなラブストーリーなんて珍しいなってことで視聴。結果、だいぶファンタジー要素たっぷりで、「ストレートな」って言っていいかは微妙な作品だったけど。まあなんにせよ可愛かったわ〜。
ただの「無邪気」男子だったテオが3話からあざと男子にキャラ変して、侑里の方が振り回されたり「待て」されたり、立場が逆転するのが良い。ワンコ系男子が好きな人にはたまらんのでしょうな。
それより私は、テオが学ぶ研究室の「ドクターじゃなかった」先輩と、ショコラティエ・真尋のカップルの方が好き。ま、小野田のキャラが個人的にツボだからってのも認めざるを得ないけれども。ってか、Filmarksのキャスト欄に清水尋也の名前ないんだけど？相原を載せるくらいなら小野田の方が必要でしょ。なんでなんだ、納得いかん。
中川大志演じる花岡も良かった。あのジャンケンはずるいよな、みんな好きになっちゃうやつじゃん。
全体の話としては、テンポの良さが持続しなくて後半はダレてしまってた印象が強い。各キャラクターもファンタジーな設定も、どんどんプラスに働かなくなっていって、やればやるほど矛盾が目立ってしまってた。「絵本ぐらい普通にその場で読めば良くね？隠してあったのを勝手に引っ張り出してきたわけでもないんだし」とかね。
あと、侑里が能力を身につけたのって18歳ぐらいの頃ってことよね？そんな歳にもなって着衣のまま極寒の海に飛び込むなんてあまりにもあたおかで、何かしら伏線が隠されてるのかと期待してたのに、最後まで何もなく。ただの向こう見ずだったんかーい。能力の謎も結局1つも解明されなかったね。
と思いきや最終回はいきなりの急展開、からの極限まで甘い、チョコレートよりも甘いラストでなんか疲れたし。どうしたってチョコよりスンドゥブ食べたい派なんだな、私は。
あと、この作品に限らず日本のドラマ業界全体の規則として、「急に道路に飛び出して轢かれる、もしくは轢かれそうになる」はいいかげん禁止にした方がいい。
