劇場版に登場した人物のサプライズ出演等、どこか固定ファンに媚びているような側面があった「スター・ウォーズ」関連のドラマ・シリーズだけど、ここにきて、しっかりと独自の方向性を持つ作品が登場したようだ。
アニメ・シリーズを観ていないと理解できないという意見もあるようだけど、それはストーリーや時系列にこだわって観る場合に限った話で、実際僕はアニメ・シリーズを殆ど観ていないのに、存分に楽しむ事が出来た。
ジェダイとその弟子に当たるパダワンの関係を中心に据えている点は、これまでの「スター・ウォーズ」と同じだけど、そこに加わるダークファンタジー的な世界観や、それを表現する為の、巨大建造物、巨大生物の描き方が秀逸。飛行中の宇宙船の甲板上で繰り広げられるアクションは、今までになかったもので、とても刺激的だ。
アソーカを演じるロザリオ・ドーソンは、Netflixのマーベル・ドラマでほぼ全作出演していた包容力溢れる黒人女性。パダワンのサビーヌを演じるのは中国系のナターシャ・リュー・ボルディッツォ。彼女の断髪シーンが象徴的だけど、2人とも中性的な雰囲気で、「スター・ウォーズ」の新しい流れを感じる。
今週は映画もドラマも高スコア連発で大満足!