回想シーンでご飯3杯いける

キャシアン・アンドーの回想シーンでご飯3杯いけるのレビュー・感想・評価

キャシアン・アンドー(2022年製作のドラマ)
3.0
旧三部作の少し前の世界観を舞台に、劇場版とは違う連続ドラマならではの作品に仕上げる。「マンダロリアン」と同じ発想でありつつ、更に政治ドラマ、人間ドラマとしての性質を強めている。根底にあるのは、反乱軍が極秘裏で組織される、革命の気運。基本的に僕が好きなタイプの作品である。

こうやって、作品の要素を書き連ねれば、もっと夢中になって楽しめそうに思うのだが、正直に言うと、もどかしさが多く残った。前半の展開が地味過ぎて話の筋道が見えない事。一方で、強制労働所?のエピソードはデスゲーム系ドラマの模倣に見えてしまい、同じドラマとは思えない軽い印象が残る。

「スターウォーズ」の大事な要素である多様性を体現する非人間タイプのキャラクターがほぼ出てこないのも寂しかった。帝国軍の圧政を表現している?でも、元老院のパーティーには色んなキャラクターが出ていたよね?? うーん、良く分からない。とにかく、全体的なちぐはぐさが気になってしまった。