ユカリーヌさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ユカリーヌ

ユカリーヌ

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ビジランテ(2017年製作の映画)

3.5

【過去に観た映画】2018.3.2

ろくでもない男をやらせたらハマる長男役の大森南朋。

今回は笑わないクールで、一番かっこいいが、デリヘル店長という、闇に生きる三男役の
桐谷健太。
地方都市の保身
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.9

【過去に観た映画】2018.3.2。

1962年が舞台の異形のものとの
ラブストーリー。
昔々~の語りで始まる。

甘く切ない話しかと思いきや、
社会的テーマや時代背景も取り入れ、ピリッと苦くハード
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.5

アニメはほとんど観ないのだけど、誘われてみたら、とても良かった。

映画というより、ライブを
体感した感じ。
大音響の劇場で観るべき作品。

ジャズに魅了された
テナーサックスの大と
4才からピアノを
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嘘八百(2017年製作の映画)

3.8

【過去にみた映画】2018.2.26

中井貴一と佐々木蔵之介のW主演というのに地味な感じだと思うと堺市で撮影するというオリジナル。

誠実さと胡散臭さ、善と悪を合わせ持つ、二人のかけあいは、舞台を見
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サムライマラソン(2019年製作の映画)

3.9

【過去に観た映画】2019.2.23

「七つの会議」が現代のサムライ達なら、こちらは「藩」という組織の中の本物の侍たち。
  
オリンピック前でやたらとマラソンを題材にしたものが
多いが、こちらは「
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七つの会議(2018年製作の映画)

3.9

【過去に観た映画】2019.2.23

池井戸作品全員集合! という豪華キャスト。
古典芸能チーム、音楽畑チーム、俳優さんチームと
様々な分野からのキャスト陣はどの方も最高。
役者の顔芸を観るだけでも
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空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎(2017年製作の映画)

3.2

【過去に観た映画】2018.2.24

染谷将太目当て。

百花繚乱、豪華絢爛、壮大なスケールで美しい画ではあった。

だけど、天才 空海の話というより、妖猫の話という気がしないでもない。

謎が解け
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マイ・サンシャイン(2017年製作の映画)

3.3

【過去に観た映画】2019.2.27

1992年のロサンゼルスで実際に起こった暴動事件を基に
した人間ドラマ。
  
家族と暮らせない子ども達を引き取って、暮らしているミリー。
  
「万引き家族」
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ラ・カチャダ(2019年製作の映画)

3.8

さぬきフィルムワークス主催の
無料上映会で観る。

エルサルバドルでの露店で働く
シングルマザー達が演劇ワークショップを通して、劇団を立ち上げるドキュメンタリー。

自分たちの過去をシナリオに
組み入
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戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

3.9

1942年の戦時下。
戦争という狂った行為には、
正義はなく、命令だけがある。

そして、日本人と外国人の間には相成れない思想や習慣の溝がある。

デェビット・ボウイの
神々しい美しさと
坂本龍一の凛
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シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

3.9

銀行の支店を舞台に
現金紛失を発端として、
様々な立場の人間がからみあう。

銀行の裏側や人の裏面が
見えてきて、不正や悪事が
巧妙に行われ、それが暴かれていく。

シナリオもよく、役者さんも
皆良か
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遊撃 映画監督 中島貞夫/遊撃〜「多十郎殉愛記」外伝〜(2021年製作の映画)

4.5

20年ぶりにメガホンをとり、
チャンバラ映画を撮る83歳の
中島監督を追い、その映画
「多十郎殉愛記」の
メイキングでもある。

東映京都撮影所のための
映画作りの伝統、
時代劇の制作術を残したいと
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#マンホール(2023年製作の映画)

5.0

秀逸なワンシチュエーション
スリラーで、おもしろかった!

爽やかイケメンで、仕事もできる男が社長令嬢との結婚式前夜にマンホールに転落。

はしごは壊れ、足に怪我をして、身動きとれず、次々に苦難が襲い
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武士の献立(2013年製作の映画)

4.0

【過去に観た映画】2015.2.15

さぬき映画祭2014にて
1日限りの上映、

香川出身の女優 木内晶子さんによる司会で同じく香川出身の朝原雄三監督による舞台挨拶。

シナリオセンターの柏田道夫
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小さいおうち(2013年製作の映画)

4.0

【過去に観た映画】2014.1.31

映画を観る前にと、原作を読んでいたが、原作に忠実で、かなりイメージ通り。

原作では昭和の街並みだとか、いろいろな場所のシーンがあるが、映画は、ほぼ昭和モダンの
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赤い雪 Red Snow(2019年製作の映画)

3.3

【過去に観た映画】2019.2.9

豪雪の雪国で、少年が忽然と消えた。
30年前の事件を追うルポライターを井浦新。
被害者の兄を永瀬正敏、
加害者の娘を菜葉菜奈。
三人が交錯していくが、真実にはなか
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ヴィジット(2015年製作の映画)

3.8

【過去に観た映画】2016.2.10

B級ホラーっぽいが、
「シックス・センス」「サイン」のM・ナイト・シャマラン監督のスリラーというので
観てみた。
   
祖父母の住む田舎町に初めて訪れた姉と弟
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私の奴隷になりなさい(2012年製作の映画)

3.0

【過去に観た映画】2013.2.10

壇蜜 主演!
M女としては見届けねばなるまい。

壇蜜の裸体は、横たわっても胸が横に流れぬお椀型で素敵。
チラリと映ったお尻もいいカタチ。薄幸そうな顔と裏腹な細
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エゴイスト(2023年製作の映画)

4.2

ゲイである浩輔とパーソナルトレーナーの龍太の愛。

二人の自然な振る舞いは、
まるでドキュメンタリーのようで、まぐわいも生々しい。
あんな体位で、あのアングルで
撮るんだもの。
ニヤニヤが止まらない。
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バビロン(2021年製作の映画)

4.5

1920年代のハリウッド創世記
時代からサイレント映画から
トーキーの移行期を描く大作。

サイレント映画のトップスター、野心に満ちた新人女優、
映画制作を夢見て映画界に
飛び込んだメキシコ青年、
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仕掛人・藤枝梅安(2023年製作の映画)

5.0

これぞ、正統派の良質な時代劇。
そして、豊川ファンとしては、
大満足。

善と悪、裏と表、光と闇、
愛と憎しみ等、相反する2つが
描かれ、それを合わせ持つ
人間の業が丁寧に描かれていた。

暗すぎる画
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.9

時代劇というより、
切ないラブストーリー。

戦国時代という死と隣合わせの
時代に、戦うことでしか
生きられない人々。

身内の死は悲しむのに、
敵には容赦なく攻め、命を奪う。
上に立つものの孤独や葛
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.8

1923年、アイルランドの島。
対岸の本土では内戦に揺れるも
島は平和的。

島に暮らすパードリックは、
長年の友人コルムから、突然
絶縁宣言をされ、戸惑う。

オッサン二人の仲違いは、
周りの人を巻
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宮松と山下(2022年製作の映画)

3.9

なんとも奇妙な味わいの映画。

暑苦しい、いや、重厚な演技の
香川照之が、端役専門の俳優と
いう役柄。

斬られたと思うと、
街角で、衣装を変えて、
また斬られる。

オフになったかなあと思うと、
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夜明けまでバス停で(2022年製作の映画)

3.9

2020年幡ヶ谷でホームレスの
女性が殺害された実際の
事件を元にしたフィクション。

アクセサリー作家で、夜は居酒屋でバイトをしている女性がコロナ禍で、仕事も住居も失いホームレスになる。

真面目に
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ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

4.5

とてもいい映画だった。

実話を元にしたイギリスの話。
谷あいの村人達が共同で馬主になり、競走馬を育て、レースに出る。

テンポがよく、登場人物と
同化するように、ワクワクさせてくれ、アクシデントでは
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イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.7

ドラマも漫画も好きだったので、すんなりとその世界観に
入れたけれど、初見の人には、
そのキャラのおもしろさが、
伝わりにくかったのでは。

映画サイズになり、重く、深い
テーマになり、ゲストも豪華キャ
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そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

4.0

豊川悦司目当てで観たけど、
思いの外、おもしろかった。

浮気がバレた時、色んな反応がある、
①ひたすら謝る。
②開き直る。
③寝技に持ち込む。

この話の主人公は、逃げる!

色んなことからただ逃げ
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とべない風船(2022年製作の映画)

3.7

広島出身の監督が、
2018年の西日本豪雨災害の
ことを描いている。

多島美という言葉通り、
瀬戸内の海、島を美しく撮っているが、重く辛いテーマだった。

災害で妻子を亡くした男(東出昌大)とうつ病
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.6

ボクシング映画はもういいかなと思ってたけど、評判がいいので、観てみる。

生まれつき両耳が聞こえない女性ボクサーの話。
過剰な演出をしたりせず、
ドキュメンタリーのように
淡々としていた。

見せるも
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恋のいばら(2023年製作の映画)

4.2

今年4本目にして、
城定秀夫監督作2本目。

イケメンなカメラマンの健太朗。 
その元カノ(桃)と名乗る女から
声をかけられた今カノ(莉子)。

このシチュエーションなら、
かつてなら、修羅場となりそ
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ファミリア(2023年製作の映画)

3.8

陶器職人を役所広司、
その息子を吉沢亮が演じる。
二人の演技がとても良かった。

争いや差別のない世界になる
ことを切に願わずにいられない。

海外のテロ、
外国人の移住問題等の
テーマを含みつつ、
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夜、鳥たちが啼く(2022年製作の映画)

3.6

佐藤泰志の原作を
高田亮の脚本で、
城定秀夫が監督。

小説で、新人賞をとったものの、その後は啼かず飛ばすで、
同棲相手にも去られ、
鬱屈としている男。
離婚して子どもを抱え、
行き場を無くした女。
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桜色の風が咲く(2022年製作の映画)

4.2

今年の映画館での初映画。

9歳で失明、18歳で聴力も失うも盲ろう者として世界で初めて
大学教授となった福島智の実話を元にした彼と母の物語。

兄二人に囲まれ、少年時代の智は明るく、けなげ。

左目の
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ファイナル・デスティネーション(2000年製作の映画)

3.8

パリ行きの飛行機で修学旅行に
行く高校生達。
直前に飛行機が爆発する予知夢を観て、飛行機から降りた6名は、死を免れたかに見えたが、
次々と死が襲ってくるという
ホラーサスペンス。

ピタゴラスイッチ的
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HK 変態仮面(2013年製作の映画)

3.6

「シティハンター」の実写化に
鈴木亮平の名が上がると、
ツィッターで、「変態仮面」が
トレンド入り。

そういえば、観てなかったなと
アマプラで観る。

鈴木亮平の肉体堪能には最適だが、くどい!

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