jonajonaさんの映画レビュー・感想・評価

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サラリーマン・バトル・ロワイアル(2016年製作の映画)

3.6

ガンなだけあってちゃんとしてる。
サラリーマンの大人たちがバトロワさせられるんだけど、大人なだけあって皆倫理観や常識との間で揺れてる序盤のリアリティがよかった。
そこから常識や効率を盾にして自分を正当
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.3

今更見たけどおもろかった。

2人がほんとかわいい。
なによりアクションがキレキレ。

意外とというかやっぱりというか阪元監督なので、バランス感覚に優れててアクションシーンを終盤に溜めて溜めてズドン!
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クライモリ(2021年製作の映画)

3.6

けっこー好き。
サイコキラーによる田舎スプラッタホラーかと思いきや…てなるの好き。
最高峰はタッカーとディルだと思ってるけどこういうのもいいね。

串刺しになった彼女が2度と見捨てないでって約束したじ
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

2.5

なかなかの逸材。
本格ミステリーの雰囲気を醸しつつ序盤からもさいし空気重いし会話がぬるっとしてる。まだ何も起きてないな…いま何分?と加藤一二三ばりに残り時間を確認したらもう1時間近く経過してて死んだ。
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ロバート・アルトマンのイメージズ(1972年製作の映画)

4.5

早稲田松竹のアルトマン特集で見逃して終わった…と思ってたらアマプラでしれっと公開されてたので嬉しかった。
たぶん病んじゃってる主人公の妄想と現実を混同した世界観を映像の中で一緒くたにみせてくる。

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ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

4.0

昔の作品のリメイクということもあってかカラッとしててシンプルな楽しいやつ。

アクションシーンは現代的な小技が効いてて(カメラ振りからの主観映像への切替や、乱闘シーンの内側へ入り込むようなカメラワーク
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悪魔の沼(1976年製作の映画)

3.9

風邪ひいて熱にうなされながら観ました。
ちょうどいいカオスなモーテル主で悪夢を見てるような気分になれた。

カード・カウンター(2021年製作の映画)

4.5

全編心地いいリズムが流れてる。
絵が美しくて動きもしなやかでギャンブルの話なのに騒がしさがほとんどない。(過去の収容所回想シーンはかなり凄惨でそこだけ雰囲気が異常だけども。あの演出もびっくり)
主人公
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スーパー!(2010年製作の映画)

5.0

なんかすっごいよかったんですけどおおおおおお!?ちょっと泣けてくるわ。

ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

3.9

ちょうどいい楽しさ。
テイタムがおバカかわいくて推せる。
おばかキャラの彼が言う『君は表紙で中身を判断しない人だと思ってた』てセリフがすごい素敵でかっこよかった。

脚本が王道だけどしっかりしてて安心
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

5.0

めっちゃすき。面白かった。

まじめな顔してバカなことばかり起きて、ハードボイルドをそれでも気取りつづけるというギャグに徹したとても変な映画。

序盤がとくに笑えて病みつきになる。
クソ!じゃないよー
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.7

人間ドラマへの比重が高くSFの要素を基盤にしており、いい感じに怖くて最後がバカっぽくて好きだった。

ミーガンが哀れかわいい。
この叔母さんは全然好きになれないな〜

会社の人たちに彼女の性能をアピー
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リサと悪魔(1973年製作の映画)

3.8

奇妙でとても面白い。
古典ホラーでも見るかと思って漫然と見始めたがこれが意外な掘り出し物でした。

これは夢映画といってもいいのでは。いや怪奇映画の類なのかもしれないがこの幻惑してくるシュールレアルな
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

4.5

デルトロの映画の中で
1番ハマったかもしれない。
嘘つきの寓話。

心と体と(2017年製作の映画)

4.5

夢の話に絡める導入が
かなりひねりが効いてて面白い。
心理カウンセラーに夢の内容を職員が聞かれた結果2人の男女が同じ『鹿になって雪林を漂う夢』を見ていることが判明する。
あくまで話は現実がベースになっ
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シルバー 夢の扉(2023年製作の映画)

3.4

わるくはないけど悪くはないって感じ。

キラキラの街の裏路地に扉が無数に並んでる『夢の廊下』という場所のデザインは綺麗でわりと好きだった。あと妹ちゃんの夢の中の実寸大ドールハウスのような空間も面白くて
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ダイ・ハード/ラスト・デイ(2012年製作の映画)

3.7

これが思いの外よくて

4で家族(娘)を話の中心に出してきた時はどうしようかと思ったし、引き続いてポッと出の息子との関係がメインの本作は長いこと倦厭してきたのだけどちゃんと観るとマクレーンの最後の物語
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エイリアン3(1992年製作の映画)

3.3

かなり微妙…
終盤の負け犬囚人たちが奮起して捕獲作戦に乗り出すあたりの熱量はけっこうグッとくる。しかし全体的にはデヴィッドフィンチャーとは思えない冴えなさ。

そんなに悪いわけではないが、とは言えど前
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“それ”がいる森(2022年製作の映画)

2.0

なんかいっぱい笑えたから結構好き笑
キレ線どこにあんねんっていう情緒不安定な相葉くんの演技と息子の責任追及サイコパスな感じがツボだった。

それってのが宇宙人なんだよね
こんだけ時間経ったしもう分かっ
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映画 ネメシス 黄金螺旋の謎(2023年製作の映画)

3.6

ドラマ未見。
夢映画だと聞いて蒐集家なので視聴。

人気のなさもまぁよくわかる気もしつつ…夢映画としては思いの外すごい頑張ってるし面白いじゃないか!なんでこんな人気ないの!?とちょっとびっくりした…汗
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.2

話題になってたやつ見てきた。
アニメの映像的にはテレビの延長なので予算も限られるのだろうかちょっと限界を感じるのだが、中身に骨太なドラマがあって思想面ではかなり掴まれるものがある。

こういうのがちゃ
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エイリアン2(1986年製作の映画)

4.0

実は見たことないまま知ったかしてたエイリアンシリーズをアマプラで一気見。一作目だけは何回も見てる。

リプリーが赤ちゃんエイリアンに迫られながらネバネバの淫靡な感じになるシーンが小さい頃見てめっちゃド
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裸のランチ(1991年製作の映画)

4.0

キングオブザ変態ワールドの称号を欲しいままにせんとすクローネンバーグ監督によるバロウズのトリップ小説の映画化と見せかけたバロウズの自伝的映画。

部屋の片付けしながら流し見してたのでよく分からなかった
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マザーレス・ブルックリン(2019年製作の映画)

3.9

もし…!もし…!もし…!

探偵ハードボイルドでありながら、主人公がチック症で緊張や興奮によってつい思わぬ言葉がでてしまうキャラクターなのがとてもユニークで魅力的な作品。

ボスのフランク(ブルースウ
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メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

3.0

君たちはどう生きるかを観れてジブリを失った悲しみが緩和されたので、この機会に勢いで見てみる。

なかなかひどい。ジブリらしきものを諸々やってるけどどうしても真似の領域に留まってるように見える。
カメラ
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ネットワーク(1976年製作の映画)

5.0

おもしろい
あまりに酷すぎる

テレビショーで司会者を長年務めてきた男が解雇を言い渡される。絶望した彼は番組中に翌週の放送で自殺する、と過激なことを言い出し社内はてんやわんや。彼の旧友であり解雇を伝え
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.0

年明けに元気で能天気な映画
見たくて鑑賞。いや〜ちょうどいい

クッパも楽しそうでなんか素敵だった。
ピアノ弾いて熱唱して集会もバンドでフェスみたいに盛り上がってるしクッパ城いいんじゃない?

マリオ
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共謀家族(2019年製作の映画)

3.9

母娘が権力者の息子に襲われて返り討ちにしちゃい、家族を守るため映画を1,000本も見ればワールドイズマイン精神で生きてる父が映画の知識を駆使して警察の執拗な捜査を逃れようとする話。

むっちゃ面白そう
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(1954年製作の映画)

4.0

なんとも哀しいお話…
終盤のあの歌が聴こえた時がなんとも…

ハッピーエンドでもなくどこにも救いがない話に、足りなかった優しさと知恵を思い、しかしたらればが利かないのが人生なのだと考え至る。極限まで惨
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ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

4.5

思わぬ掘り出しもの…
油断して見てたらだいぶ怖かった〜
終わり方が怖すぎる!!
巨悪とかより卑近な悪のほうが時に怖い
実際に自分が出会うとしたら…

かなり変わった話で引き込まれた。
ツールドフランス
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聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

こわい…
スリラー的な怖さよりも異文化の恐怖、理屈が異なる文化圏での常識の捉え方のギャップからくる『普通の市民』の反応のおそろしさ。そういうものが目立つ。

物語の根底にあるのは、宗教思想がもたらす男
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

5.0

最高。
年末の締めのつもりで鑑賞。
鬱気味の日々にうってつけの映画。
前半の生き辛さや悪環境から解放された後半のシスターフッド・友愛精神の爽やかさがほんとに素敵でした。

名前くらいしか聞いたことなか
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エリザベス∞エクスペリメント(2018年製作の映画)

3.0

クローン妻を殺し続ける
富豪の優雅な遊び。

クローンの悲哀が好きなので見たがいまいちピンとこず。後半がなあ…設定はなんかおもしろだった。

広告の売り出しと映画が語るストーリーテリングの引きの部分が
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