延々と歩くさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

延々と歩く

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新・明日に向って撃て!(1979年製作の映画)

3.1

 超有名作の前日譚。のちに伝説になるならず者たちが出会ってコンビを組むまでのお話。監督はビートルズとの仕事や「スーパーマン」シリーズを手掛けたリチャード・レスター。

 これな~最初の一時間はメッチャ
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.7

 クーデターのおきたメキシコを舞台に、血も涙もない政治劇に巻き込まれる人々を描く。
 
 高橋ヨシキさんが激押ししてたから見たけど、確かにすごい。映画・ドラマがひたすら長大化していく中で正味80分しか
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(1975年製作の映画)

3.6

 「荒野の七人」から発想されたというインド製アクション映画。75年の公開当時から大ヒットし、ムンバイのある劇場では5年間上映されたとか観客動員数2億5000万人とかで、今でも本作からのセリフを引用する>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.4

 北野武による大作時代劇。

 思いついたアイデア全部乗せみたいな、巨匠の作ったトンデモねえ闇鍋料理?飄々として理解の追いつかぬ独特さ…。

 「宣伝文句は『構想30年!』『あの黒澤明も期待していた企
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Returner リターナー(2002年製作の映画)

3.1

 「ゴジラ-1.0」のヒットメーカー山崎貴が、若き日に手がけたSFアクション大作。

 元ネタの映画群そのまんまのカットやら設定が多すぎてビックリしてしまうが、とはいえ日本製アクションでこの仕上がりと
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Lost Girls and Love Hotels(原題)(2020年製作の映画)

-

 仕事で日本にやってきたアメリカ人女性が、疲れからかとんでもねえヤリ〇ンになってしまうお話。主演は「パーシージャクソン」シリーズや「ベイウォッチ」などのアレクサンドラ・ダダリオ。

 一応ストーリーは
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バリー・シール/アメリカをはめた男(2016年製作の映画)

-

 トム・クルーズ&ダグ・リーマンのふたりが大ヒット作「オール・ユー・ニード・イズ・キル」に続いてタッグを組んだ実録犯罪コメディ。

 こんなの絶対オモロいでしょと思ってたら、な~んかそうでもない。テン
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アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

3.5

 「イット・フォローズ」のデヴィッド・ロバート・ミッチェル氏による監督デビュー作。高校最後の夏休みに「スリープオーバー(お泊り会)」をひらく少年少女たちの恋愛群像劇。

 主人公格の女の子すら親友の彼
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シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

3.2

 離陸寸前の爆撃機に美貌の女性士官がのりこんでくる。荷物も任務も機密だと言って話してくれないが乗員ともなんか関係あるみたいだしゼロ戦は襲いかかってくるしで大変なことに…というお話。

 たまにみる映画
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.5

 スティーブン・スピルバーグによる自伝的作品。映画に魅入られた主人公が、両親の不和や自身にふりかかるユダヤ人差別を経験していく。

 最後まで見ると感動するが前半ちょっと退屈しちゃった。さいきんのスピ
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オールド(2021年製作の映画)

3.1

 「シックスセンス」などで有名なM・ナイト・シャマラン監督によるSFホラー。時間の流れが異常にはやい砂浜に閉じ込められてしまったリゾート客たちが、様々な変化とたたかいながら脱出をめざす。

 シャマラ
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ことの次第(1981年製作の映画)

4.3

 見捨てられたSF映画の撮影チームが、チーム内の色恋沙汰や家族の不幸に見舞われたりする中、主人公は行方不明のプロデューサーを追いアメリカにむかう。

 ドイツが東西ふたつに分かれていた82年、「ニュー
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ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)

3.6

 タイトルがかっこ良すぎる韓国製バイオレンスアクション映画。祖国に見捨てられた工作員が、殺し屋として生活するうち恨みをかって逆に追い詰められたり、我が子を救出するためタイの臓器密売組織と対決したりする>>続きを読む

ギャング・カルテット 世紀の怪盗アンサンブル(2019年製作の映画)

2.9

 一発逆転をねらうポンコツ怪盗団が、スウェーデン・フィンランド間の歴史に絡む秘宝を追ううち国家的陰謀にまきこまれるクライムコメディ。監督はスウェーデン出身で「ぼくのエリ 200歳の少女」「裏切りのサー>>続きを読む

マッドゴッド(2021年製作の映画)

4.1

 スターウォーズやスピルバーグ版「ジュラシックパーク」に参加した伝説的スタッフの作り上げた自主製作映画。

 資金は監督自身がクラウドファンディングで集めたということで、オムニバス作品という感じになっ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

2.8

 映画が終わったあと、若い女の子たちが「アリエッティ」や「火垂るの墓」の名を挙げて話していた。内容は聞き取れなかったけれど特にアニメオタクという風でもない人たちが前作「風立ちぬ」すらもう10年前という>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

3.7

 三部作構成だったことでも話題のホラー映画。田舎でこっそりポルノをつくってる若者たちが、恐ろしい惨劇に巻き込まれる。

 アート系につよい独立系スタジオ「A24」が製作しあのマーティン・スコセッシにも
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.1

 コミック原作のアクション大作。タイムスリップ能力を手にいれた主人公が、両親を襲った悲劇を回避させるとかえって別の悲劇を招いてしまう。協力者をもとめて「バットマン」がいるはずのゴッサムシティにむかうが>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

-

 世界的ファッションブランド「グッチ」を襲ったトンデモねえ暗殺事件のお話。

 基本的にはめっちゃ面白い。

 レディーガガが玉の輿をねらうど根性女にピッタリで、頑張ってるのにすかされたり突き放された
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無頼(2020年製作の映画)

3.6

 「パッチギ!」の井筒監督によるほのぼの人情ヤクザ映画。貧困の中に育った主人公とその周辺が、高度成長期とバブルの裏側で体を張ってのし上がっていく。

 ジュリア・ガーナー目当てでネットフリックス製のド
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WASP ネットワーク(2019年製作の映画)

2.7

 常夏のマイアミを舞台に、キューバを逃げ出した政治犯や経済移民たちが策略をめぐらせ暗躍するお話。監督は最近だとクリスティン・スチュワートとのコンビで有名なオリヴィエ・アサヤス。

 アサヤスはフランス
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

-

 メッチャ評判いいんだけど、な~んか合わずに途中リタイア。色々な「並行世界」をまとめていく、ゴリッゴリの力技についてけなかった。まあグウェンが可愛すぎて胸をズッキュンズッキュンにはされた。

ミッドウェイ(2019年製作の映画)

-

 「こんどのエミリッヒは一味違う」みたいに聞いてたからチェックしたけど、全然アカン。

 ミッドウェー海戦だけやってくれればいいのに真珠湾から始まってムダに長いし、日本側でかっこいいのは脱出したパイロ
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Angèle/アンジェル(2021年製作の映画)

3.4

 ベルギー出身の女性歌手、アンジェルに取材したドキュメンタリー。

 インスタグラムを足場にハイスピードで大成功しヨーロッパに飛び出すがコロナによるロックダウンの中で今までを振り返る、という構成だった
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最後の追跡(2016年製作の映画)

3.5

 母の残した土地のために強盗をはたらく兄弟ふたりと、彼らを追う引退直前の保安官のお話。

 脚本家のテイラー・シェリダンにとっては『ボーダーライン』『ウインド・リバー』と合わせて「フロンティア三部作」
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モンティ・パイソン/ライフ・オブ・ブライアン(1979年製作の映画)

3.9

 イエス・キリストとまったく同じ人生を歩んでしまう主人公を中心に、宗教と聖書をネタにしまくるコメディ映画。

 イギリスの伝説的コメディグループ「モンティパイソン」の映画界進出の三作目。そしてイギリス
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バスターのバラード(2018年製作の映画)

4.0

 コーエン兄弟の手がけるオムニバス西部劇。

 この人らの映画っていつもシニカルでぱりぱりに乾いてるからアレなんだけど、なんやかんやで大体おもしろい。ヴェネツィア映画祭で金オゼッラ賞(脚本賞)を得たと
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ザ・ディスカバリー(2017年製作の映画)

-

 「死後の世界」がみつかってしまったという設定の映画…なのだが、途中リタイアしちゃってオチだけみる。

 監督のチャーリー・マクダウェル氏は本作ヒロインのルーニー・マーラと当時付き合っていて、別れた後
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地獄(2009年製作の映画)

3.6

 未完におわったフランス映画「地獄」についてのドキュメンタリー。

 「恐怖の報酬」「悪魔のような女」を成功させ本国では最も予算の使える監督だったアンリ=ジョルジュ・クルーゾーが、凝りに凝りまくった結
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すぎ去りし日の…(1970年製作の映画)

2.9

 長年つれ添った妻と若い愛人の間をフラフラする話。これじゃアカンと車を飛ばすが…。

 悲劇的人生を生きた大スター、ロミー・シュナイダーは自身の出演作では本作がいちばん好きだったと聞いたような、ちょっ
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牛泥棒(1943年製作の映画)

3.4

 自警団が暴走する、暗めの西部劇。

 牛泥棒を捕まえたのは良いがこれといった証拠がないし、しかし自警団では仲間を殺されたといきり立ってるのがいたり手柄が欲しいだけの奴がいたりでどんどんマズくなってい
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

-

 ネットフリックス製の評価の高い人間ドラマ。ニューヨーク演劇界のトップにいる夫婦が、離婚することになって法律制度のむずかしさやらお互いへの不満やらで大変になっていくお話。

 普通の人たちが生きる現実
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ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

3.6

 「誰も褒めてないけどオレは好き」という、押井守「ガルム・ウォーズ」枠の映画だった。押井さんごめんなさい。

 imdbの英語のレヴュー欄まで読んじゃったけど、不評はおおむね妥当だと思う。「劇中でおき
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

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 実録マフィア映画の生きる伝説であるマーティン・スコセッシ×ロバート・デニーロのコンビが、なじみの名優たちを勢ぞろいさせてその上アル・パチーノまで迎え入れてしまった3時間29分の大作。

 これのため
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.0

 かったるい映画なのかと思ったら、ええやん。傑作だと思います。まあ一部の大作映画に特有の、「図体デカくて小回り効かない」感じはあった。良くも悪くも戦場とその周辺しかうつってない、というか…ネットフリッ>>続きを読む

悪魔のいけにえ レザーフェイス・リターンズ(2022年製作の映画)

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 大人気のスプラッターホラーシリーズの9作目。テキサスの再開発を目指してやってきた若者たちが、行方知れずだった大量殺人鬼のレザーフェイス、通称「ブギーマン」とぶち当たってしまう。

 9作目いうたって
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