「史上最低の映画監督」が主人公の伝記映画。
個人的にはよう分からんかったけど、本作については褒めてる声しか聞いたことが無い。クリエイターや彼らに近いサブカルな人たちの大切な一作、というイメージ。
全編みるのに時間がかかってしまった。
日本の有名監督が外国に足場をうつす場合、まず今までの総集編のような映画を撮らされてるイメージがある。北野武の「BROTHER」とか黒沢清の「ダゲレオタイプの>>続きを読む
フランク・ハーバートによる古典SF小説の映像化。監督は「ブレードランナー2049」や「ボーダーライン」のドゥニ・ヴィルヌーヴ。
間延びしやすいドラマシリーズのファーストシーズンを、2時間30分に>>続きを読む
ローランド・エミリッヒ監督の「GODZILLA」以来16年ぶりのハリウッド製ゴジラというとこで、良くも悪くも気合が入りまくっていた。エミリッヒ版が軽すぎた反動から、こちらは全体的にめっちゃ重いし暗い>>続きを読む
でっかい怪獣たちのプロレス映画とか、知的なアテクシが見るわけないでしょ!と思ってたら抵抗できなかったよ…
監督自身がデジタル映像のビカビカしてる感じに見惚れすぎじゃないかなとか、怪獣プロレスが目>>続きを読む
ジョージ・ルーカスは役者に演技指導しない・できないことで有名だが、そのせいか主役のマーク・ハミルがぽけーっとしてなんもしてない瞬間がけっこうある。
そしてそれがこの映画のカルト的人気に大きくプラ>>続きを読む
「シン・ゴジラ」「シン・ウルトラマン」の庵野秀明がアマチュア時代に手がけた特撮作品。
アマチュアなのに特撮、というのが何回きいてもスゴイ。岡田斗司夫のような怪物的人物の支えがあったとはいえ、巨大>>続きを読む
無茶な命令を無視した兵士たちが、上層部の怒りをかって軍法会議で死刑にされてしまうお話。
第一次世界大戦のなかフランス軍で実際にあった事件が小説になり、それを回り回ってスタンリー・キューブリックが>>続きを読む
キューブリックにはこういう理系でミリタリーなものが一番あってると思う。映像はクールでポップだし、風刺ましましなブラックジョークに批評家たちもおもわずニッコリ。
まあコメディとしてはちょっと硬くて>>続きを読む
歴史的な大ヒット作の続編。監督も前作から引き続いてスペルバーグだし、黒沢清さんはこちらの方が好きと発言しておられたが、うーん…。
なんかスピルバーグは製作にまわって雇われ監督が一生懸命このシリー>>続きを読む
いつものウディ・アレンという感想しかなかったけど、彼自身が「うまく出来た監督作」に選んでて意外だった。フィルマークスのレビュー読んでるとぴんときてなかった自分のがアカンかったかもとガックリする。コメ>>続きを読む
サスペンス映画の巨匠、アルフレッド・ヒッチコックによる晩年期の作品。批評・興行どちらもダメだったそうだが、そんなにアレかな~ちょっと長いのを除けば傑作と思うんだけど。
ただテクニックはすごいけど>>続きを読む
黒澤明が本作を観てえらく感激、監督のキューブリックへ手紙を送ったそうだが…それ「バリー・リンドン」だったかな。
技術的にはすごいけどキューブリックは納得してなかったそうだ。撮影中もスタジオはうる>>続きを読む
イタリアが舞台のとんでもねえ実録犯罪映画。
麻薬の取り分をめぐって抗争が勃発、150人以上も死ぬわブラジルに逃げても息子やら親類が消されるわで、主人公はついに「コーザ・ノストラ」初の密告者になる>>続きを読む
フランスの哲学者サルトルは「地獄、それは他人である」といったそうだが、まあそういう感じの映画。
かなりレベルの高い映画でめっちゃ面白かったけど、じゃあこれ見て自分も恋愛するぞ!って思うかと言えば>>続きを読む
アメリカ育ちのポンコツ超人たちが、独裁国家に乗り込む「スーサイドミッション」のお話。
ちょい中だるみするけど、オモロかった。一部の人たちにとってはほとんど理想的なバランスかも。グロテスクかつコミ>>続きを読む
三木聡が監督したコメディ映画。三木さんは「大怪獣のあとしまつ」でやらかしちまったようだが、この初期作品はけっこう良かったです。「のだめカンタービレ」直前の上野樹里もかわいい。
しかし日本でコメデ>>続きを読む
スムーズに展開していく分かりやすい映画。サム・ライミってあんま追っかけてないけど上手い人なんだなーと感心する。主要キャラクターもみな常識のある良い人たちだった。
でもお話としては明らかに詰め込み>>続きを読む
出世を目指して頑張っていた女性銀行員が、うらみを買って呪われてしまうオカルト・ホラー。
サム・ライミの作風には独特の作り物っぽさがあり、それが「死霊のはらわた」や「ダークマン」、そしてあのトビー>>続きを読む
黒澤明「悪い奴ほどよく眠る」から発想されたという、フランス製のおさき真っ暗系ノワール。
タイトル通り神も仏もないお話なんだけど、なんぼなんでも暗すぎじゃね、とは思った。まあ世界の真実なんてこんな>>続きを読む
監督デビュー作としてはじゅうぶん合格。監督自身の迫力みたいなものや、世間に対する不信感がリアルだ。代わりにちょっと好みは分かれる。
戦争中の香港を舞台に、日本政府の手先となった男を暗殺するためハニートラップ要員として潜入するが、愛人を演じていくうち色々あやふやになっていくお話。
雰囲気は整理されてるが愛欲ドロドロな内容で、イ>>続きを読む
シン・ゴジラがそんなにだったから今回はめっちゃハマるかもと思ったら、そうでもない。ただ冒頭のカッコよさにはビビる。
庵野秀明氏との作業について「過去作品のお気に入り要素をそっくりそのまま再現して>>続きを読む
アルトマンはすごい監督だと思うけど、これはよう分からんかった。原作はレイモンド・チャンドラーによるハードボイルド小説の金字塔。村上春樹氏による翻訳で半分ほど(全部じゃない!)読んでみると、アルトマン>>続きを読む
30年前の映画だけど、いま見てもボリューム感がヤバい。最初から最後までステーキばかり食わせるコース料理のようだった。
タイプは違うがクリストファー・ノーラン監督の「プレステージ」を連想する。ノー>>続きを読む
エドガー・ライトにはいまいちハマりきれないけど、本作はメッチャ面白かった。今だとカルト的人気のコメディ映画ってポジションでしょうか。
ライト氏はタランティーノやギレルモ・デル・トロに連なるオタク>>続きを読む
途中から観ちゃったけど面白かった。原作はノーベル賞作家のカズオ・イシグロ。
キャリー・マリガンはこのくらいのバランスでいて欲しいけどな~。「マジメな演技派」路線とアイドル的かわいさの中間って感じ>>続きを読む
うーむ…「ハリウッド製SF大作」を期待させといて、このチープな絵面は困る。悪い意味で84年につくられた第一作に近いというか。ラストの感じも含め、「核の恐怖」がリアルだった時代のSFって割とこんな雰囲>>続きを読む
淡々と描かれる、探せばそこにあるような悲劇。だいたい現実なんてそんなもんだぜと言われちゃグウの音も出ないが、苦手なんだよそういうヤツ…まあしかしこれがウディ・アレンの本音というか、老境に至っても描か>>続きを読む
トム・ホランド版スパイダーマンの二作目。
若手キャストたちのラブコメが楽しい…でもな~んか「ホームランを目指すと三振も増える」って気もする。
「映画は脚本が大切」とはきくけど、その脚本に「他>>続きを読む
悩み多きシリアル・キラーのお話。
トリアー監督らしい笑えるブラックジョークはあるけど、全体としてはあまりピンとこない。前作「ニンフォマニアック」パート1,2のテーマがセックスで、今回はグロいから>>続きを読む
興行成績はアカンかったらしいけど、個人的にはウェス・アンダーソンの映画では一番みやすい。バキバキの凝り性な監督としては「ファンタスティック Mr.FOX」みたいな人形アニメのが向いてるのかもしれない>>続きを読む
ブリー・ラーソンの仏頂面なんか見たくねえよ…と思ってたけど案外よかった。まあ作品自体がマーベル・ユニバースの中だるみに巻き込まれてる感じもある。この分野(?)だとありがちだよなー。
こういう「賞レースには強いけど印象に残らない監督・作品」って時間がたつと語りにくいよね~。ポール・トーマス・アンダーソンみたいな、「寡作だけど国際映画祭の常連」レベルとかならともかく。
制作はワ>>続きを読む
アラン・ドロン主演の名作サスペンス「太陽がいっぱい」と同じ原作小説を、ドロン版より忠実に映画化したもの。
随分前の記憶しかないけど、色々ていねいに見せてもらった気がする。上級国民にあこがれ身分を>>続きを読む
ハンフリー・ボガートは自身の主演作の中で、本作をいちばん気に入っていたという。自分の暴力性に振り回される役なので万人にお勧めはできないかもしれない。
2007年にアメリカ議会図書館に永久保存する>>続きを読む