延々と歩くさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

延々と歩く

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蜘蛛女(1993年製作の映画)

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 悪くは無かった、と思う。邦題も原題もカッコいい。しかしあんま憶えてない。せっかちな都会人たちの利益の分捕り合いみたいなお話も好みから外れてた。レナ・オリンはいかにも知的でセクシーな外見だけど、もやし>>続きを読む

寒い国から帰ったスパイ(1965年製作の映画)

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 リアル路線のスパイ映画。主役のリチャード・バートンがすげえやる気無さそう。演技じゃなくて素なのかというレベルだが、それが作品には合っている。「欧州情勢は複雑怪奇なり」という有名な言葉があるが、そうい>>続きを読む

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

3.4

 嫌いじゃないけど、初心者おことわりのお祭り映画という感じだった。

 多分このシリーズの関連作かつ出来のいい「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」あたりをみて「ふーんこんなものか」程度の人にはあま
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ジャイアンツ(1956年製作の映画)

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 伝説的スター、ジェームズ・ディーンの遺作。といってこの人は本作を入れて三作しか出ていないのだが(あとは「エデンの東」と「理由なき反抗」のみ)。

 下手するともう20年以上まえにみたから、3時間20
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求婚専科(1964年製作の映画)

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 リメイク版「ウエストサイド物語」をみてからナタリー・ウッドの画像や動画をググっている。そして本作をみつけたのだが、もうくっそ可愛すぎ。白のドレス姿がいいんだよな~スレンダーなのにちょうどいい豊満さが>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.1

 いつまでスピルバーグの新作が見れるか分からんしなーと、初日のレイトショーに駆け付けたが…うーん。ミュージカルのファンにはひびくのでしょうか。

 作品のメッセージは理解できるけど、そういうのも随分聞
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ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!(2020年製作の映画)

3.5

 若き日のキアヌ・リーヴスとアレックス・ウィンターが主演したコメディ・シリーズ、30年ぶりの新作。

 世間一般でいう傑作とかではないけれど、充分楽しい作品でした。「ビルとテッド」の続編としては大正解
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未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

2.9

 映像の作りこみがすごい。サイバーパンクなSFだったら「ブレードランナー」とこれだけ見とけばOKじゃね、というくらい。まあ本作はサイバーいうより風刺SFですが。CGもない時代に、セットとミニチュアだけ>>続きを読む

ニューヨーク 親切なロシア料理店(2019年製作の映画)

3.5

 コメディとシリアスの中間って感じ。

 この感覚を中途半端ととるか、デンマーク出身監督の上品さととるか。

 海外じゃ酷評されたってのも分かりますけどね。スラムダンク風にいえば「夢見させるようなこと
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アングスト/不安(1983年製作の映画)

2.8

 むかしは上映禁止あつかいだったそうだが今みると…グロいのはグロいけど特に目新しいもんでもない。今はシリアルキラーの時代(?)も終わって「無敵の人」問題のほうがデカいからなー。

 「異常な人物を異常
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殺人魚フライングキラー(1981年製作の映画)

3.4

 ジェームズ・キャメロンの監督デビュー作。すごい奴は最初っからすごいんだな~と言うのはよく分かるが、メチャクチャ面白いってわけでも無い。

 ただ「低予算映画の帝王」たるロジャー・コーマンのもとで撮影
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スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(2002年製作の映画)

3.1

 伝説的SFシリーズの前日譚、三部作の二作目。

 スターウォーズに興味があるなら、見どころもちゃんとあるしマストでしょう。

 ただこのプリクエルは宮廷政治ものの要素がつよくてなー、あんまり得意なジ
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マンマ・ローマ(1962年製作の映画)

4.0

 クズ男に捨てられおまけに金を無心される主人公が、せめて息子だけでもと思って色々がんばるお話。

 すごくまじめな社会派とかだったらどうしようと身構えてたが、全然そんなことなく楽しめた。主役のおばさん
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.8

 実話が題材のお話。百年戦争を戦うフランスを舞台に、レイプ事件をめぐる裁判と、その決着をつけるために命を懸けた決闘が行われる。

 いろいろ議論を呼んだ作品ではあるが、まず技術的にすばらしい映画なのは
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ダイナマイト諜報機関/クレオパトラ危機突破(1973年製作の映画)

3.7

 なにこれメッチャおもしれー!と思いつつ夕方ごろにはもう忘れそうになってるヤツ。でも面白い。脇役たちがみな楽しそうに演じている。タランティーノがオマージュした作品群ってこういうのだったのだろうか。

サスペリア(1977年製作の映画)

3.5

 77年の大ヒットホラー。歴史に残るだけあってかなり異様な作品やった。

 「怖いの苦手なのにホラーゲーム実況してみた」みたいな動画みてるとえっもうそのレベルで怖がってんの…と驚くが、アルジェント監督
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スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(2005年製作の映画)

3.6

 伝説的SFシリーズの前日譚。本作は三部作のラストにあたり、純粋なジェダイだったアナキンがダークサイドに堕ち、「ダース・ベイダー」になってしまうまでを描く。

 このシリーズって公開当時は誰も褒めてる
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.2

 ゲーム内のモブキャラが人格を持ち始めるお話。

 悪かないけど期待したほどでは…。「どんな人生にも等しく価値がある」とのメッセージは散々きかされてきたけど嫌いじゃないし、気分よく見ていられる。

 
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.0

 罠にはまった大隊を救うため、たったふたりの兵士が最前線を突っ切っていくお話。

 撮影を担当するのはロジャー・ディーキンス。「アカデミー賞で13回無冠のままノミネート」とか、もはや生きる伝説レベルの
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密告(1943年製作の映画)

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 ナチス占領下で作られたフランス映画。こんなふるいのはさすがにな~と思ってたら面白くなって最後までみた。

 ネットから引用…
 「占領軍の指令で作られたこの映画は、フランスの地方都市の腐敗を描くとい
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ソング・トゥ・ソング(2017年製作の映画)

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 音楽業界におけるドロドロ恋愛劇。お話自体はものすごくありがち、そういうのめっちゃ気になるとかならお勧めしない。

 個人的には面白かった。クオリティは高いし、ヒロインのルーニー・マーラがキレイすぎる
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ビバリウム(2019年製作の映画)

3.0

 「世にも不思議な物語」系統のお話。

 住宅展示場を見学してたらなぜかそこに取り残され、脱出しようとしても毎回おなじ家の前に出ちゃうし段ボール入りの赤ちゃんが配達されてきて「コイツ育て上げたら解放す
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どですかでん(1970年製作の映画)

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 「七人の侍」の黒澤明が撮った群像劇。彼にとって初のカラーフィルム作品であり、残念ながら初の興行的失敗でもあったそうだ。

 作品としてはすごいんですけどね。その「クロサワ的すごさ」が鮮烈な感動を呼ば
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影武者(1980年製作の映画)

3.6

 若い頃は緊張感がつたわるばかりでサッパリだったけど、10何年振りで観なおすとけっこう良い。春日太一さんが「30代後半からの『影武者』『乱』は面白い」と語っていたのもよく分かる。
 まあ全盛期のクロサ
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キリングフィールド 極限戦線(2019年製作の映画)

3.7

 南オセチア紛争が舞台のジョージア製映画。帰還命令をうけしぶしぶ帰路につくジョージア軍と、彼らに襲われたことを根に持つロシア軍、そして避難せず戦地のそばに居残る主人公たちのお話。

 耳慣れぬ紛争やら
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梟の城(1999年製作の映画)

3.4

 復讐のため秀吉暗殺をねらう忍者がかつての親友と対立、そこに別の忍者組織やら大名の陰謀がからんで暗躍しまくるお話。原作は司馬遼太郎の直木賞受賞作。

 ここ最近はBSやらケーブルテレビで1年ごと位に放
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メメント(2000年製作の映画)

3.9

 妻が殺されてから「思い出せるのが10分前のことまで」という病気にかかった男が、それでも殺害犯を捕まえようとする異色のサスペンス。監督はこれまたトンデモないスパイ映画「テネット」やもはや伝説の「ダーク>>続きを読む

ハプニング(2008年製作の映画)

2.9

 みるべき点はあるけどシャマラン氏の作品としては凡作かな。彼はこれ以降コントロールの効かない超大作を二本撮り、15年の「ヴィジット」で復活するまで7年もかかってしまう。

スパルタン 皆殺しの戦場(2020年製作の映画)

3.4

 違法なデスマッチ賭博場で大量殺人が発生、警察が乗り込むが生存者はひとりしか見つからない。ほんとうに生存者はコイツだけなのか、賭博場は誰が経営していて、仄めかされる大物や陰謀とのつながりはあるのか、と>>続きを読む

ANNA/アナ(2019年製作の映画)

3.0

 美しき女スパイが自由をもとめ戦うアクション映画。

 監督のリュック・ベッソンってほんとこういう映画すきだよなー。最近もスカーレット・ヨハンソンが超能力で大暴れする「LUCY/ルーシー」なんて撮って
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ポップスター(2018年製作の映画)

2.7

 一見はなやかだが中身カラッポの音楽業界のお話…

 まあ音楽業界への批判って大体こんなものになるだろうとは思うけど、そのやり口がちょっと真面目すぎというか固すぎる気がした。言いたいことは分かるけど時
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ホワイト・ストーム(2019年製作の映画)

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 「ダークナイト」プラス「ボーダーライン」って感じの映画。次々に事件やアクションが起きるから退屈しないけど、退屈しなけりゃなんでもいいのかというと…。

 「麻薬、絶対ダメ」とのメッセージが劇中なんど
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ニュー・ミュータント(2020年製作の映画)

2.9

 超有名シリーズ「X-MEN」のスピンオフ作品。若き能力者たちが閉鎖病棟に集めらるが、そこには陰謀があって…というお話。

 もともとの制作会社FOXがディズニーに買収され、長い長い「X-MEN」の実
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

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 よくあるタイプのみんな色々事情をかかえてるよねーって映画…

 監督がイギリス人のせいか、アメリカの映画業界は「近年の傑作を振り返る」みたいな企画?のときに、必ず本作をレパートリーに加えている気がす
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ロード・トゥ・パーディション(2002年製作の映画)

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 ギャング映画は好きなので楽しく観られた。サム・メンデス監督としては本作か「レボリューショナリー・ロード」が今のところベストだろう。ポール・ニューマンの晩年におけるしっかり残る仕事だし、セリフも泣かせ>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.2

 自分しかビートルズを記憶してない世界に→じゃあオレが歌っちゃえばビッグになれんじゃね?と思ってやってみるが…というお話。

 設定はオモロイけど、仕上がりとしてはよくある「イギリス製のぬるいコメディ
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