延々と歩くさんの映画レビュー・感想・評価 - 29ページ目

延々と歩く

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ギャンブラー ニコラス・ウィンディング・レフンの苦悩(2006年製作の映画)

3.1

wowowで鑑賞。締め切りに追われるのって嫌なんだよなあ…。なので下手なホラーより怖くなっても不思議でないのだが、レフン監督の飄々としたキャラのため落ち着いてみていられる。
 借金返済のために「プッ
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裏切りの戦場 葬られた誓い(2011年製作の映画)

3.6

 シルヴィー・テステュー目当てで見たけれど、出番がほとんどないのが残念。しかし作品自体は良い。政治が題材だと会話劇になって好みから外れるのだが、退屈させない。ただちょっとカメラ動かしすぎだったか。

迷宮の女(2003年製作の映画)

3.4

 サガンの伝記映画以来、シルヴィー・テステューのファンである。本作は多重人格の容疑者役なのでたっぷり彼女の演技が見られるのがうれしい。ランベール・ウィルソンは上手く国際派?になったね

クイズ・ショウ(1994年製作の映画)

3.7

 さすがに役者出身だけあって人の使い方が上手いと思う。ジョン・タトゥーロはアダム・サンドラーの映画によく出ているようだが、本作の「笑えないやかまし屋」くらいが似合ってる
 「話のスケールが小さい」との
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恋のロンドン狂騒曲(2010年製作の映画)

3.7

 個人的にウディ・アレンの大ファンではないと思っている。ムニャムニャ喋り倒すとこや題材(色恋)にあまり興味がもてないからだ。でも本作は良かった。ここ数年のアレン作品らしく、老人のやるせなさみたいのが充>>続きを読む

ウディ・アレンの夢と犯罪(2007年製作の映画)

3.7

 見た目と正反対の人物造形が成功してるかどうかわからないが、作品としては面白い。老年期のウディ作品は無力感にあふれている。かなりタイトな作品で、折あるごとに観返したい

 ≪追記≫テレビでたまたま観返
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フランティック(1988年製作の映画)

3.2

 結構前に見たけれど、面白かった。サスペンス映画は盛り上がるまでは退屈するたちなので、ポランスキー氏の作品としてはちょっと長いけど「ナインス・ゲート」の方が好き。
 本作の見どころはなんといってもエマ
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サイド・エフェクト(2013年製作の映画)

2.8

作品自体はまあまあ、可もなく不可もなく、といった感じ。ソダーバーグ監督のテレビ業界に引っ込む前の消化試合といったところか。
 ルーニー・マーラ目当てで見る。本作公開時期のインタビューで「なぜ出演作すべ
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サプライズ(2011年製作の映画)

3.2

 アメリカ産の低予算ホラー映画。スマッシュヒットを記録したようで、同監督の次作「ザ・ギフト」も評判がいい。
 だいぶ前に見たけれど、それなりに楽しめた記憶がある。オーラのないオリヴィア・ワイルドのよう
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奪命金(2011年製作の映画)

3.5

 見たのは数年前になるけど、かなり面白かった。トー監督は「エグザイル」をメディア上で熱心にほめる人がおり、そこから新作を追いかけ始めた。「エグザイル」含めムチャクチャな作品ばかりで首をひねったが、本作>>続きを読む

シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア(2014年製作の映画)

3.7

 高橋ヨシキ氏が褒めていたので見たけれど、面白かった。海外のモンスターには詳しくないので不安だったが、劇中で説明されるので問題なし。ギャグを細かく分析しても失敗しそう・まだ見てない人の楽しみを削ぎそう>>続きを読む

ワールド・オブ・ライズ(2008年製作の映画)

3.7

 以前に一度見ているのだが、放送してたので再見。大体忘れていたので面白かった。傑作まではいかないけれど、ベテラン監督なので退屈させない。
 謎のテロリストをおびき出すのが目玉なわけで、だったら前半はも
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バビロン A.D.(2008年製作の映画)

2.3

 カソヴィッツ氏の作品は「クリムゾン・リバー」「裏切りの戦場」が面白かった。本作もドパルデューが出てくるあたりまでは楽しいのだが、残念ながらその後は下降線をたどる。
 監督も不満があるようで、日本版ウ
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.2

 コーエン兄弟ってイマイチ好きになれないけど、それでも最後までみてしまったから良く出来てるのは認めるしかない。アカデミーでは主演女優賞と脚本賞をとっている。

「退屈な日常にはいりこむ暴力」を描くため
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世代(1954年製作の映画)

3.8

「抵抗三部作」だとこれが一番面白かった。ただ三部作中一番プロパガンダ色が強くもある(そうではない、と書いておられる方もあるが)。監督の自伝を読むとフィルムを海外にだすだけでも大変だったようだし、作品と>>続きを読む

グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

2.8

 テンポが良くて退屈はしない。マジシャンの映画なのにCG全開とか、お話もメチャクチャな感じだけどまあいいや。メラニー・ロランがかわいいからオールOK

複製された男(2013年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

 (一応ネタバレ扱いにしておく)
 事前情報を入れずに、ということができないたちで、しかも難解との評判聞いてネタバレ状態で鑑賞。

 難解云々はともかく、演出はかなり良かったと思う。実は大したことは起
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スプリング・ブレイカーズ(2012年製作の映画)

2.1

 オシャレに撮られたキタノ映画みたいだった。主要キャスト全員がビキニ、というのが素晴らしい。ジェームズ・フランコははっちゃけているがそこからは退屈、録画も早送りした。女の子たちが被るマスクも似合ってな>>続きを読む

もしも君に恋したら。(2013年製作の映画)

3.4

 普段こういう恋愛映画は見ないのだが、ゾーイ・カザンが好きなら楽しめるじゃないかな。僕は楽しめました。

ラストミッション(2014年製作の映画)

2.1

 マックG氏は「チャリエン」は楽しかったけど、本作はイマイチ。ピンチの作り方も毎回パターンが同じだし、アンバー・ハードの着せ替え人形扱いも楽しめない。

クリムゾン・リバー(2000年製作の映画)

3.2

 カソヴィッツ監督の「裏切りの戦場」が良かったので、本作もテレビで見た。原作を読んだ人はどういうかわからないが、楽しめた。

セインツ -約束の果て-(2013年製作の映画)

2.7

 雑誌ユリイカで蓮実重彦先生が「グランド・ブダペスト・ホテル」と一緒に本作を褒めておられたので鑑賞。

 いくらでも騒がしくできそうな設定なのにかなり静かに作っている。モノローグのないテレンス・マリッ
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キラー・スナイパー(2011年製作の映画)

2.3

 映画秘宝周辺でやたらと高評価なのでみたけど、ついていけなかった…こーいうの老いらくの恋っていうんですかね?役者は若いが爺さんが好き勝手に作りすぎ。

 保険金殺人の報酬が払えなくて困っていると殺し屋
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ザ・ロック(1996年製作の映画)

3.2

 見直しても楽しかった。最高だったあの時。マイケル・ベイはこれでいいじゃーん。トランスフォーマーは金かけすぎなんだよ多分。アクション・シーンもその都度工夫されているのだが、見た目の面白さ優先でちっとも>>続きを読む

キル・ザ・ギャング 36回の爆破でも死ななかった男(2011年製作の映画)

3.5

 好きなジャンルの映画なので楽しめた。大傑作ではないけれど、趣味の合う人にはお勧めできる。
 低予算映画だが出演者は豪華。まあ上手く作品内に取り込んでいる、というより宣伝用の顔みせな感じもあるがそれな
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エヴァの告白(2013年製作の映画)

2.8

 「シリアスなフィクションほどユーモアが必要」という言葉があって、じゃあこの映画に笑いがないのかといえばある。でもなんかなあ、という感想。
 国際的な評価もある二大スターが熱演を見せるのだが、その見せ
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オールド・ボーイ(2013年製作の映画)

3.1

 オリジナル版も見ているが、おぼえていない。当時はもっと思いつめて映画を見ていたから(若かったのです)、今見たらもっと色々感じるかもだが、とにかくリメイク版である。結構良かった。社会派映画のイメージが>>続きを読む

オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

3.4

 「ドライヴ」より素直に楽しめた。アレも見直したら面白いのかな。変に身構えてみてしまったかもしれない。

 前作よりさらに静的な面が強まっており、合わない人も多いようだ。このスラーッとしたテンポ(?)
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わたしは生きていける(2013年製作の映画)

3.1

 シアーシャ・ローナン目当てで見て、その点では満足した。前半の子供たちの自然な演技が見物。
 ただ事態が急変し、彼らがあまり躊躇いもなく逃げてしまうのが個人的にはわかりにくい。行き過ぎた個人主義という
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.8

 原作者は怒っていたらしいが、女優目当て(アデル・エグザルホプロス)で見て満足した映画。wowowかスターチャンネルでの放送版だったので、問題のシーンは海外の動画サイトで確認した。どうでもいい話だが…>>続きを読む

フォックスファイア 少女たちの告白/ガールズ・ギャング・ストーリー(2012年製作の映画)

4.1

 好きな映画。オーディションで選ばれた演技経験なしの少女たちが上手くはまっている。個人的にはリーダー役のレイヴン・アダムソンがお気に入り。女優業を続けているのかどうか、情報のないのがさみしい。

 「
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ネバーセイ・ネバーアゲイン(1983年製作の映画)

2.7

 wowowで数日前に鑑賞、備忘録として書いておく
 
 権利関係のゴタゴタのため、本家イギリスではなくアメリカ制作のボンド映画。冒頭のアクションがネイビー・シールズとかの特殊部隊物っぽいのはそのため
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コルト45 孤高の天才スナイパー(2014年製作の映画)

3.8

 「変態村」「変態島」というヒドいタイトルの映画を撮っているヴェルツ監督のアクション映画。劇中何度か「代償を払え」というセリフがあり、そのまま作品のテーマにもなっている。

 あまり脚本の矛盾など気付
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サンダーボルト(1974年製作の映画)

3.6

 面白いけどねえ、結構コメディ要素が強く、そこで評価が分かれている感じがある。前半の主人公二人のくだりが長く、もう少し短くまとまってたらさらに高評価だった。監督は後に歴史的大作「天国の門」も作ってしま>>続きを読む

嗤う分身(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

 見たのは数日前だけど、面白かったので備忘録的に感想を書いておく

 こういうの、不条理コメディとでもいうんですかね。「コメディはそもそも不条理なものだろ!」とかキビしい人は怒るかもだが、オーウェル「
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ギリシャに消えた嘘(2014年製作の映画)

2.5

原作は古本屋で買ったけれど放置してる間に紛失した。映画版は部分的にはまあまあ、話が始まるまでの15分ほどは撮影もいい感じだし、謎の夫婦のリッチさ、現地ガイドの好青年さ(とセコさ)が面白い。

 でも逃
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