kissenger800さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

白い暴動(2019年製作の映画)

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アマプラ会員無料ラインナップに来ていたので久しぶりに。

ロック・アゲインスト・レイシズムなんて自家撞着じゃないですか、だってロック・ミュージックなんて肌の色にアイデンティティを見出すひとたち「ではな
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ウーマン・キング 無敵の女戦士たち(2022年製作の映画)

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思ったこと。

- ダホメ王国が主たる取扱商品を奴隷からパームオイルなどにシフトしていく背景には「人権とか考えたら奴隷売買とか無理だったわ」って顧客である欧米国家の(突然の)意識変革に負うところが大き
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

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Disney+に来るべきだろうが。とジリジリしていたのをアマプラが半年かけて遂に(2000→399→199→)100円にしやがったのでまんまと乗ってしまった年末、しかしこれを2023年のうちに見てしま>>続きを読む

王様の事件手帖(2017年製作の映画)

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これまで見るつもりが起きなかったのには相応の理由が。と過去の自分の予感に頭を下げざるをえない顔になっていますが、何が言いたいかってこれ主役まさかのキム・ヒウォンじゃないですか、なーんそれ。

- 史実
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ブルックリン(2015年製作の映画)

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初見であまりに心が動いたせいで、あれから6年近くが経過しても再見できないでいる作品のレビューをなぜ今、上げておこうと思ったかっていうと、大学進学と同時にひとり娘がひとり暮らしを始め、過保護と言われよう>>続きを読む

奴が嘲笑う(2015年製作の映画)

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イ・ソンギュン追悼が続くおかげで「なんかすっごい揺れたんですけど」というバ畜娘からの通話にも「震源は遠いみたいなんで大丈夫っすよ」などと呑気に対応してしまう父でした。「もう世の中終わりかと」と言ってい>>続きを読む

PMC ザ・バンカー(2018年製作の映画)

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いつも申し上げる通りドラマ見ない班なので、イ・ソンギュンとの最初の出会いは『火車 HELPLESS』(2012)で、次はもう『パラサイト 半地下の家族』(2019)ってだいたい平均的日本人観客なんです>>続きを読む

マディのおしごと 恋の手ほどき始めます(2023年製作の映画)

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ジェニファー・ローレンスに甘いことでは定評ある俺ですが、彼女、ヤル気あるときとそうでないときの差が分かりやすく、アンサンブルのひとりでしかないけど十分な仕事をしている『ドント・ルック・アップ』(202>>続きを読む

ユンヒへ(2019年製作の映画)

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この作品を見たひとはたぶんこの作品も見ていますタイトル筆頭はたしかに『キャロル』(2015)でしょうけど、こちとら『由宇子の天秤』(2020)見終えてすぐ、主演の他出演作として積んでたんで。
という意
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スクリーム6(2023年製作の映画)

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フランチャイズの名前を冠していても精神がまったく別モノなことは前作で確認済だしネーヴ・キャンベルも不在なんだからわざわざ見て案の定文句しか出てこないとかそれなんて自業自得。という話ですけど、ええとね、>>続きを読む

足跡はかき消して(2018年製作の映画)

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主人公父のPTSDは言うまでもないことだし、なんなら父娘の話にも触れないんですけど(=謎の頑固レビュー)それはですね、イラクでもアフガニスタンでもいいんだけど、彼が従軍していた地に存在したはずの有色人>>続きを読む

終わらない週末(2023年製作の映画)

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大丈夫です、だいたい「何が言いたかったのか分からない」という感想で合ってる。

って最初に保証されないと落ち着かない昨今なので申し上げておくんですけど(しんせつ)原作に対するUS書評もそういう扱いで、
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恋愛の抜けたロマンス(2021年製作の映画)

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本編に関係ないところから話を始めたいんですが。
というセリフだけでもうパク・ボゴムのことだな、と視聴済各位には察せられる作品でしたが、彼が崇め奉られる世界観、日本におけるオータニさんとか藤井八冠、もう
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ボトムス ~最底で最強?な私たち~(2023年製作の映画)

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これを劣化版『ベイビーわるきゅーれ』(2021)というとクサしすぎだし上位互換が阪元作品っていうとあっちをホメ過ぎになるし、そもそもジャンルから異なる2作対比をあきらめるのが良いんだろうけど、シスター>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

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気に入らない勢がいるのはわかる。
俺だって歴史修正主義とも呼べない夜郎自大の作者がキモチヨクでっちあげた話を大作風味に仕立て上げたクソ邦画(language!)にも良いところはある、って言われても聞く
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毒戦 BELIEVER 2(2023年製作の映画)

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なるほどこういう蛇足の形。という理解はしました。

それとて宮部みゆき作品でも人気ある初期ミステリ連作「ステップファザー・ステップ」(1993)の、著者公認ナカッタコト続編を国会図書館から掲載誌コピー
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空気殺人~TOXIC~(2022年製作の映画)

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プロットもキャスティングも微妙なんですけど、やっぱりこれ、主役企業がいまでも元気に韓国で営業している現実こそがハイライトじゃないですかね。

「世界で最も愛され、信頼される健康・衛生製品ブランドの数々
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TAR/ター(2022年製作の映画)

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あらすじと配役を知ったときから山岸涼子なんでしょう? という思い込みがあったせいでこわごわ見ていたんですが、最後の最後に藤子・F・不二雄ワールドが混入してきてほっこり、いや山岸涼子ならチビるんだからこ>>続きを読む

28DAYS(デイズ)(2000年製作の映画)

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公開時も思ったんですけど、これそんな悪い出来っすかね。そりゃサンドラ・ブロックでなければ引っ張り切れない物語ではあるけれど。
と見ていたんですが、舞台となる中毒更生施設のシリアスな現実はこんなもんじゃ
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

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前作もそういうところあったけど、今回あきらかに18歳が主人公「なのに」色恋要素がばさっと省かれ、というか、そういうのを人生の重大事って考えるの、古いっす。ぐらいの淡々とした日々にメインイベントが入って>>続きを読む

連鎖(2018年製作の映画)

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きみはステレオタイプの陥穽にハマってないか。が問われる作品で、たとえば経営層向け資料をパワポで作成すること、あるじゃないですか。「彼ら」が理解できるような「型」に持っていくことをつい優先しがちな俺含む>>続きを読む

ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

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あらすじを知ったうえで見始めるじゃないですか。

アネット・ベニングは「非常識側」キャスティング多い昨今だからさほど驚きなく、ジョディ・フォスターは彼らに影響される境界線、でもどっちかつきつめれば「常
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

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クライマックスにおける큰절クンジョルといい監督のルーツといい、実際韓国系移民の物語が出発点なんでしょうけど、良い感じにユニバーサルな翻案が為された挙句2023年秋に見るには図らずもコンテンポラリー過ぎ>>続きを読む

クイズ・レディー(2023年製作の映画)

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私選年間ベスト作品候補がそろそろ溜まってくる季節ですが、こりゃ想像以上の快作。

- アジア系への差別意識を前提にしたコメディ、ってワンフレーズ紹介になるんでしょうけど、ことばを換えると社会の知性を信
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スケルトン・ツインズ 幸せな人生のはじめ方(2014年製作の映画)

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USインディーズ映画って西海岸と東海岸とではノリに違いがあると思っていて、机の上で描いたプロットが堅い(裏返せば頭でっかちな)のが東、アジャイル開発というか「走り出してから考える」ライブ感が西。
これ
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カサンドロ リング上のドラァグクイーン(2023年製作の映画)

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ミル・マスカラスは元気ですかー。という感想が出るのはだいたいわれわれ昭和の全日新日世代の平均値だと思いますが、最近そういう会話を社内でしたばかりで、どうやら現役プロレス好きには同じ深度で会話ができる同>>続きを読む

Now and Then:ザ・ラスト・ビートルズ・ソング(2023年製作の映画)

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曲そのものを取り出してなんか言うのは野暮というものですが、締め方のポールっぽさ、ジョージをそこまで派手にプレゼンしない節度など、長いファン歴を誇る俺(たち)として文句ありません。
問題は、このドキュメ
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小公女(2017年製作の映画)

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WatchaだったかJAIHOだったか忘れたけど、見ようと思ったまま放置していた作品がアマプラに来ていまして、そういえばたぶん『犯罪の女王』(2015)本編おわり、謎にこの予告編が付いていて、ああ、当>>続きを読む

眠りの地(2023年製作の映画)

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パターンが出尽くしている気がする法廷モノですが、これは人種差別要素をトッピングしていく盛り方にちょっとした工夫があって「そこには」へー。ってなりました(実話に基づくプロットのうち、あそこはフィクション>>続きを読む

名もなき野良犬の輪舞(2016年製作の映画)

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映画見る時間が取れないなかでうっかりチョイスがこれなのは、まあ何かの縁だと思えばいいんでしょうけど、ツイストするのがこの分野の約束なので。って思いながら見ているとプロットを誉める余地はあまりなく、キャ>>続きを読む

キューポラのある街(1962年製作の映画)

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60年前の日本が舞台ですが、何がまぶしいって「明日は今日よりたぶん良い」って根拠ない楽観が横溢しているところ。登場人物個々の悲運を差し置いて、社会がそう信じていることが映像越しに伝わるの。
数年前のベ
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ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

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アマプラ配信終了お知らせをきっかけに積んでいた作品を再生するものの途中で近日ネトフリ到来と知って損した気になり、言うまでもなくそんな感想が書き出しなレビューは間違っている。3マス戻る。

- 総合的に
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バレリーナ(2023年製作の映画)

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監督と主演女優が付き合っており、そのコラボ第2弾。みたいな余計な情報は本当に余計なんですけど、前作(『ザ・コール』2020)においてはベジータだったチョン・ジョンソ、今回満を持して孫悟空で「クリリンの>>続きを読む

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

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2023年初映画館チョイスがこれであってキアヌでないのはバカ映画好きとしてキアヌのアレ、もはやバカバカいうにはアクション全振り色が濃くなり過ぎて笑えなかろう、という予感があったからで(見るまで結論は持>>続きを読む

沈黙、愛(2017年製作の映画)

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チェ・ミンシクだけならアレですけど共演イ・ハニとあれば息を切らしながら駆けつける勢なので(なぜ彼女はこうも過小評価されるのか。ほっぺたがぷくぷくしてるからか。ほっぺたぷくぷく教徒の俺たちに世界は喧嘩を>>続きを読む

ヘルモニ 地獄からのおばあさん(2015年製作の映画)

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配信終了って言われたら再生してしまう脆弱性が俺にはあって、そこを衝かれ見てしまうシリーズが続いている昨今、さすがにこれは……という躊躇がありましたが途中出てくる韓国料理が美味そうだったのと、主人公の台>>続きを読む