kissenger800さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

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ちょっと前にネットで話題になりかけていた安田成美のイメージソングは劇場で流れたか云々は公開時に実際に劇場まで足を運んだ者としてはどうでもよく(俺は聞いてない/楽曲はまあまあPRされていた)言っておきた>>続きを読む

ブレーキ・ダウン(1997年製作の映画)

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地上波でここ見たことあるよね、とトレーラー下にぶら下がる主役を見たとき脳裏をかすめたんですが、そんなことよりこのカート・ラッセル、殴りてえ。グーで。と、観客として悪役側に感情移入してしまうおそろしさ。>>続きを読む

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

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今もグレングラントアルボラリスってスペイサイド・ウイスキーを飲んでいるところで、1杯目は峰乃白梅純米大吟醸だったし3杯目はたぶんDAIYAME(芋焼酎)、4杯目はボンベイサファイヤ(ジン)が少し残って>>続きを読む

アンラッキー・セックス またはイカれたポルノ(2021年製作の映画)

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100円セールになってるじゃないですか。払うじゃないですか。積むじゃないですか。視聴可能残り○時間ってなってから慌ただしく見るじゃないですか。これ何語? ああ、ルーマニアか ←イマココ

- 主人公が
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!(2007年製作の映画)

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劇場版クレしん何本か続けて見ているところですがこれはすごく……ふつうです……レギュラー放送かと思うぐらいに。あと俺1回見てるんだよ。(思い出した)

シロ回としての意義はもちろんあるのですが、正直それ
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ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

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ヴァシリコ・ブリャチスラヴィチの娘リュバヴァを主人公とするウクライナ民話が挿入されますがもちろんそんな固有名詞を事前に知る機会は俺たちの人生に無く、付け加えるなら知らないことを知らないまま味わう。
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クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃(2015年製作の映画)

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フランチャイズ中では平均よりちょい下、ぐらいの出来なので興行成績好調だった釈明を識者に要求したいところ。
なんせ脚本が町おこしの道具としての原発をものすごくうっすらとだけニオわせて、しかし決して踏み込
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

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この手の小説を深い理由もなく濫読する人生なのになんとなく手を出していなかったのは単にめぐりあわせですが、故北上次郎の書評にいわく
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ミステリとして読むとけっして新鮮というわけではなく、どこかに既視
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

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うへ。
何で今頃見たかっていうと、zoomの壁紙に観葉植物を使っているひとがいまして、彼(まあ男性よね)がこの映画への愛を語る一方、2023年現在これ許される範囲を逸脱してるけどなあ。って言ってもそう
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カモン カモン(2021年製作の映画)

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私事でまことに恐縮ですが突然野原しんのすけ祭が始まりそうになったのでいったん落ち着こうと思いまして。ホアキンすまんね。

かすかべ防衛隊が好きでない理由をちょっと考えていたら、そもそもドラえもん構図に
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

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ぐぬぬ。「戦国大合戦」派である自らの主義主張を推すあまりこっちを低く見たい欲がとっても強いのにやっぱり良い。「戦国大合戦」の次に、だがな(なお3位は「ラクガキングダム」です)。

もともと何が気に入ら
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クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん(2014年製作の映画)

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未見10数作中の1本で、見てなかったことを後悔しなかったかわり、そこまで落胆もしなかったのは悪の組織、「父よ勇気で立ち上がれ」略して父ゆれ同盟のせい。
本邦に実在する極右団体を彷彿させる主張で、さすが
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タイラー・レイク 命の奪還2(2022年製作の映画)

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1作目の方が呆れた印象強いのはなんだかんだ言っても映画って体裁とってるんだから。という思い込みがあったせいで、最初から格ゲーだと思えば別に腹は立たない。むしろこういう作品においてさえストーリーめいた要>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦(2002年製作の映画)

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弊社若手と雑談しているなか最近ですか最近はおぱんちゅうさぎとしんのすけ動画を見てますって言われたのでつい俺は「戦国大合戦」派で「オトナ帝国」なんてほいほいのほーいだぜ。
みたいな返しをしたらその場で検
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しあわせまでの距離(2015年製作の映画)

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出来の悪いドタバタ喜劇という結論は変わらないとしてもプロットに対する理解は注釈次第じゃ。と思ったのは

・韓国において姦通罪が無くなったのはこの映画が公開された2015年で、つまり倫理感[公]と刃傷沙
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KIMI サイバー・トラップ(2022年製作の映画)

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祝100円セール(映画の感想を値段から始める奴に上品な人間はいない、ええ、知ってる)。

コロナ禍の記録として21世紀世界に意味あるポップカルチャー作になったのはあくまで結果論ですが、ビリー・アイリッ
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母が教えてくれたこと(2016年製作の映画)

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まるで関係ない固有名詞を引っ張り出す罪は確かに存在して、リリー・フランキーが嫌い。と事あるごとに書くような行為を指すので自戒しているのですが、安藤サクラってそこに立っているだけで表現がにじみ出るじゃな>>続きを読む

ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(2022年製作の映画)

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誰もが思う通りホイットニーがいかに優れた歌い手だったか、なんてことは本人映像があれば十分なわけで、フィクションの本作に強いて意味を見出すとすれば(1)コカイン怖い(2)いまやボビー・ブラウン検索で最初>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

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オリジナルをほとんど覚えておらずfilmarksに書いたレビューだけが自分の記憶の手がかりですけど、トム・ハンクス版のこれ、ジミー・スチュワートっぽいというか、人情味ふりかけが過剰な感想は残る。
その
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アスペルガーザらス(2016年製作の映画)

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一緒に仕事していたことがあって、調子が良い日はなんの問題も無いんですけど、ちょっと調子が悪い日はね、いろんなことが起きるんですよ。
で、失敗を責められるじゃないですか。
感受性が強い彼/彼女はそういう
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同級生マイナス(2020年製作の映画)

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藤子不二雄で言うとF先生っぽい。A先生だともっと黒くなるところ、その手前で着地させる優しさ……いやそれ本当に優しさ?
F先生「ニンゲンはどうしようもない」って神視点の絶望がベースにあると思うんですよ。
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ジェニファー・ロペス ハーフタイム(2022年製作の映画)

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ほかに見るものあるだろう。と思いながらうっかり再生したら下手すると2023年イチ号泣する謎おっさんと化してしまい

・別にJLoが好きなわけではない
・なんならゴシップ欄に登場する固有名詞以上の意義を
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フォールアウト(2021年製作の映画)

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長野の散弾銃事案(23.5.25)を知って思ったのは、殺傷力がここまで強いツールがスーパーマーケットで買える世界は性善説に寄りすぎ、つまり本邦が猟銃所持を免許制にしているのは僥倖で、そうでなければこの>>続きを読む

なまず(2018年製作の映画)

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リニューアル以降アマプラのマイリスト登録作の価格が1画面目では完全に分からなくなり、いちいち個別タイトル画面まで降りるしかない、みたいなクレームをあまり見かけない気がするんですが私だけですかこの件でア>>続きを読む

ハンナ・ギャズビーのスペシャルでSHOW(2023年製作の映画)

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悪いことは言わん、順番に見るんだ。
ナネット、ダグラス、それからこのSomething Special。

邦題をとやかく言うのは無粋だと思っている派ですけど、さすがにこればっかりはね、原題パッと見り
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

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言いたいことは3つで

- 三浦友和はリリー・フランキー枠というべきではないのかつまり俺が心の底からリリー・フランキーを嫌悪するのに三浦友和は「そこまででもないかな」の差は何なんでしょうといういや知ら
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別れる決心(2022年製作の映画)

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3月に「四の五の言わず最新作を見に行け。という話なんですよそんなこたあ分かってる分かってるんだが...最新作だって、え? もう? 早くない? ぐらいのタイミングで配信されるんでしょう?」って『復讐者に>>続きを読む

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

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そうねえジョナサン・メジャーズの実生活におけるなんだかんだがあるなかなので彼の演技にただ感心するわけにもいかないし、コリー・ストールの縦横比どないなっとんねんはともかく頭髪こそが彼の本体なのにそこが見>>続きを読む

ザ・マザー: 母という名の暗殺者(2023年製作の映画)

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いちばん「その言いぐさはヒドいね」と思ったのはリーアム・ニーソンがよくやるやつから復讐きっかけをなくした感じ。ってどっかのUSサイトのレビューでしたけど、うん、まあ……そういうところはある。

ただ、
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

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もうねえ、映画と関係ないことから言うんですけどね、アメリカ人ならこんな映画撮らないですよ。カナダだから! こんな面倒くさい! みたいなヤツアタリ感想を真っ先に記したいです。

- ギリシャ三大悲劇の一
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AIR/エア(2023年製作の映画)

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1984年舞台ってことは高校生ですからいろいろ覚えているなか、いちばん「え?」ってなったのは音楽まわり。
ダイア・ストレイツに始まりシンディ・ローパー~ブルース・スプリングスティーンで周回するメジャー
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ハンナ・ギャズビーのダグラスに捧ぐ(2020年製作の映画)

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独り語りフォーマット芸能としての落語に馴染みある者なのでたいていのことには驚かないつもりでしたが、今作の「本日はこのような構成になっとります」親切解説が冒頭に付いてくるのは新しいと思いました。
いい?
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ハンナ・ギャズビーのナネット(2018年製作の映画)

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それが知らないひとのツイートだろうと誰かが何かを強く推していれば軽率に覗きに行く奴こと俺、前情報ほぼゼロだったので余計に思ったのは、この御時世だからこそ話者が描き出す光景のコントラストが発表時以上に際>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

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俺たちの一番搾りが出ると聞いて(出たねえ)。

あとはシドニー・ポワチエ&ハリー・ベラフォンテ『ブラック・ライダー』(1972)および「AKIRA」オマージュぐらいが自分の守備範囲でしたけど、仮にそう
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あぁベリンダ(2023年製作の映画)

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オリジナル作(1986)の母国語レビューを自動翻訳で何本か読んでいくと、1980年代トルコが軍事政権によって強制的にリブートされた体制、つまり伝統的な価値観が断絶した空隙を西欧コマーシャリズムが埋める>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

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配信来てすぐ再生したものの、島に着いたところぐらいで(早い)あーねー。と見切っていたんですが、いったい何がそんなに気に入らないというのか俺。という不毛な確認作業。

- 脚本のヒネリが足りないのはまあ
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