ふじおさんの映画レビュー・感想・評価

ふじお

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正欲(2023年製作の映画)

3.5

様々な理由で生きづらさを感じている人々がもがきながら世間に埋没しようとする話。
原作は未読なのだけれど映画化にあたりかなり話を端折っているのかなと感じた。
ただその分作品のテーマはかなり率直に伝わって
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DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

3.2

幽霊や妖怪が跋扈する鎌倉に引っ越してきた夫婦の話。
オールウェイズ3丁目の夕日のようなノスタルジックな雰囲気にファンタジー要素が融合していて素敵な空間が広がっていた。
物語は起・承が少し長く中弛みした
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.0

ちっちゃくても頭脳は大人な名探偵と西の名探偵が函館で資産家が隠した秘宝を探しつつ事件を解決する話。
原作者の過去作品などから色々なキャラクターが登場しお祭りみたいな映画だった。
自分は作品の大ファンで
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オンマ/呪縛(2022年製作の映画)

2.0

過去に母親に虐待されたトラウマを持ち、
娘と田舎で養蜂業をしている女性の下に母親の遺骨が届く話。
韓国系アメリカンホラーというのは新鮮で、
韓国の文化が垣間見える部分(信憑性があるかは不明)や主人公の
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.0

不慮の事故で両親を亡くした少女の身元引受人となったおもちゃ会社勤務の女性が少女型おもちゃロボットのミーガンを発明する話。
チャッキーも新作ではAIを搭載されていたと記憶しているけれどAI+おもちゃは碌
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.0

天才的な頭脳を持った下町育ちの若者が周りの力を借りながら自分の生き方を探す話。
持たざるものからしたら天才的な才能があるのであればそれを活かさなければ勿体無いとどうしても考えてしまう。
けれどもし当の
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.5

民俗学を専攻している大学生が神隠しを経験した女性に体験談を聞きに行く話。
途中まではテンポのやたら良いB級ホラー映画だったのだけれどまさかの恐怖体験RTAへと転換してからが面白かった。
因果応報という
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BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

2.5

受け子詐欺などで生計を立てる義理の姉弟の話。
重めなのか軽めなのか滑稽なのか厳粛なのかよく分からない映画だった。
登場人物のデザインや台詞回しなどもリアルを追求しているのか漫画の様なケレン味を出したい
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Saltburn(2023年製作の映画)

3.0

スクールカースト下位のオタク大学生がカーストトップの金持ち大学生の沼にハマる話。
主演が不気味だったりイケメンに見えたり妙に艶かしかったり大活躍な映画だった。
内容としてはイギリスあるあるの階級社会を
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コンジアム(2018年製作の映画)

2.5

実在するホラースポットにお金欲しさで突撃する男女7名が散々な目に遭う話。
自分の認識ではPOVのホラーはRECから始まったと思うのだけれど当時からあまり進歩していないなぁという印象。
今作ではいわゆる
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終わらない週末(2023年製作の映画)

2.8

人嫌いな女性が家族を引き連れて片田舎にバケーションに行き色々な事件に巻き込まれる話。
終盤までSFだと思っていたけれど全然違った。
最後まで観てもいまいち家族関係に焦点を当てたいのか主人公達が置かれて
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

3.0

認知症の妻と心臓病の旦那が亡くなるまでの話。
妻の行動が下手なホラー映画より恐ろしかった。
もともと就いていた仕事や比較的裕福な家庭環境なども全て悲惨な状況を作り出すための1ピースのようでなんともいた
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

平凡な母親が並行世界の自分の力を借りながら世界を壊そうとする娘を止めようとする話。
なんだか刺さる言葉が多くて奇天烈な世界感なのにとても感情移入しながら観てしまった。
正しさ=臆病者の小さな箱というの
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.2

女殺し屋2人が自分の道を探しつつ殺しの仕事をする話。
ゆる〜い物語の中でのキレキレのアクションが良かった。
主人公の事情であったり物語の展開だったり細かいことは置いておいて2人の生活感あふれる非現実的
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.5

失踪した娘をなんとしてでも見つけ出そうとするITエンジニアの男の話。
上映当時全編一台のパソコン上で物語が繰り広げられる手法が話題になっており気になっていたため観賞。
上述の手法が上手くギミックとして
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バイオレンスアクション(2022年製作の映画)

1.5

バイトで殺し屋をしている少女がヤクザ間のゴタゴタに巻き込まれる話。
アクションもコメディもストーリーも大分お粗末な出来だった。
特にコメディシーンはかなりの薄寒さだった。
橋本環奈にあの衣装はかわいそ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.5

第二次世界大戦下に東京から疎開してきた少年が亡き母親の実家で不思議な体験をする話。
久しぶりのジブリはそれはもうジブリだった。
圧倒的な風景描写に魅力的な登場人物達と美しく歪つな世界観。
相変わらずの
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Summer of 85(2020年製作の映画)

3.8

死に惹かれる16歳の少年がセーリング中に助けてくれた18歳の少年と一夏の恋をする話。
美少年を撮らせたら右に出るものはいないと常々思っている監督で今回も例に漏れずお耽美でした。
相手役の少年はまぁまぁ
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僕と幽霊が家族になった件(2023年製作の映画)

3.4

麻薬捜査の過程で起こした失敗により交番勤務に左遷された刑事がゲイの幽霊と冥婚する話。
なんともとっ散らかったあらすじだけれど映画の内容がとっ散らかっているから仕方ない。
笑いあり、ミステリーあり、ヒュ
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.0

改造人間となった男性が人類の解放を目標に掲げた過激な組織の解体と自身を改造した男の一人娘を守るために頑張る話。
ゴア表現や主人公の苦悩などの表現がすごく鉄男で塚本監督に許可とってるのか心配になっていた
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X エックス(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ポルノ映画を撮影するために田舎の牧場にやってきた男女が大家の老夫婦に次々と殺害されていく話。
古き良きスラッシャー映画の様式をこれでもかと踏襲しておきながら、
このジャンルの映画には必要不可欠ではある
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.0

BL漫画にハマったおばあちゃんがオタク女子高校生と交流していく話。
凄く爽やかで温かい気持ちになる映画だった。
この物語では切り口としてBLという題材を使っているけれど、
対象が何であれ、
いくつにな
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

4.0

裕福な家庭に嫁いだ女性が色々飲み込む話。
最近無自覚パワハラ男の出てくる映画ばかり観ている気がするのだけれどむしろ男はみんなそういう生物だということが最近描かれ始めたのだろうか。
愛とは別に家庭に入っ
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.8

精神病棟に隔離されていた体躯の小さな成人女性が失踪した子供になりすまし裕福な家庭に潜り込む話。
前日譚としては意外性もありとても面白かった。
前作から10年以上の時が経ち、
かつて子役だった主演の役者
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.0

未成年者を20人以上殺害した死刑囚と、
かつてその男が働いていたパン屋さんに出入りしていた元少年が、
ある殺人事件について調査を進めていく話。
殺人犯が和製レクター博士のような趣きがあった。
異常な殺
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

2.5

未亡人が傷を癒すために田舎町に赴いたところ散々な目に遭う話。
何故だか不思議の国のアリスを思い出したけれど全くワクワクする話ではなかった。
旦那のエゴと妻の贖罪と、そのどちらにも根底には愛があったはず
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.0

経営の苦しい牧場を経営する兄妹が一攫千金を狙おうとする話。
本編の主軸とは別に伝えたいテーマを暗喩的に散りばめるような手法をとることが多い監督だけれど、
今回は頭も働かなかったこともあり伝えたいことが
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.0

盛りを過ぎた俳優とそのスタントダブルがもがきながらハリウッドの地で生きていく話。
史実を元に作られた作品で結末を改変してしまうのはいかがなものかとは思うけれどエンタメだからオッケー!ってことなんだろう
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.5

潜水艦に攫われたなんちゃって幼女を連れ戻そうとする話。
本筋に絡みそうで絡まない…と、見せかけて絡ま!ない…!みたいな、アキラ100%の得意技を見せられている気分になった。
しかしこれは決して批判では
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オットーという男(2022年製作の映画)

3.5

妻を無くした偏屈な男が越してきた隣人をはじめご近所さん達を助ける話。
完全に泣かせにかかっきてる映画だった。
映画館で観てしまったものだからまんまと泣いてしまった。
主人公はかなり厄介な男で匙加減を間
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

2.5

歌の力で世界を平和にしようとする少女を全力で止める話。
なぜ映画版のワンピースは面白くないのだろうか。
原作ではチャームポイントでもあるルフィの厚顔無恥さも映画では悪目立ちし、背中で語るカッコいい海賊
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

耳の不自由な漁師の家族たちの中で唯一耳が聞こえる(=コーダ)少女が合唱部で才能を開花させていく話。
家庭でも学校でもマイノリティの立場で生活しなければならない主人公はなんとも辛いだろうなぁと感じた。
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ハイヒールの男(2014年製作の映画)

3.5

最強の刑事が本来の自分に戻ろうとする話。
色気ムンムンで湿った目をしている主人公が兎に角印象的だった。
主人公は物語の冒頭ではもう腹を括っていたのだから最後まで突き進んで欲しかったなぁ。
この物語ほど
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.0

亡くなった親友の遺灰と逃避行する話。
原作など前知識ゼロでの鑑賞。
リアリティは正直感じなかったけれど重めなテーマが軽やかにまとめられた見やすい映画だった。
主演の子ははすっぱな雰囲気の女性を頑張って
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.2

足の悪い兄と自閉症の妹がなんとか生きていく話。
社会的弱者の兄妹のしんどさを情感たっぷりに描くようないわゆる鬱映画なのかと思っていたけれど蓋を開けてみたらずいぶんと淡々と日々を描いた作品だった。
落と
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.5

不審な死を遂げた小説家の遺産相続のゴタゴタに故人の友人だった看護師が巻き込まれる話。
ちょうど良い難度の謎とテンポの良さでスッキリと観ることができた。
途中嫌なオチを想像してドキドキしていたけれど思っ
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