改造人間となった男性が人類の解放を目標に掲げた過激な組織の解体と自身を改造した男の一人娘を守るために頑張る話。
ゴア表現や主人公の苦悩などの表現がすごく鉄男で塚本監督に許可とってるのか心配になっていたら演者として出ていて笑った。
古き良き特撮へのリスペクト、原作へのリスペクトを感じる作品だけれど、私自身にそれらへの馴染みがなかったため上手く受け取ることが出来なかった。
会話やカットなど至るところに庵野監督らしさが出ていたので仮面ライダーシリーズ、庵野監督作品のどちらも好きな人にはかなり刺さる内容だったのだと思う。
作品を通して描かれる主人公の善性と強引に引き出される暴力性との葛藤、
自分の手を血に染めてでもエゴを押し通すべきなのかという問いへの苦悩などテーマは見応えがあり、主人公の終着点にも好感が持てた。
