80年代の、ひどく淡白で口がパッサパサになるようなジャッキー映画に比べると、本当にビビるほど面白い。
若いジャッキーの身体能力が全盛期で、死亡説も流れるレベルの大怪我を経ていない(多分経てないだろう…>>続きを読む
この作品をジャッキー映画として喧伝するのは真面目に詐欺だと思う。
ジャッキーが活躍し始めるまで長い上に、サモ・ハン主演の映画としても真面目さに欠けるスケベで中弛みが多い演出ばかり。
ジャッキー映画にも>>続きを読む
一月以来のネトフリでの鑑賞。
ここのところこのサブスクから映画に対する熱意を感じられないからしばらくU-NEXTばっかり観ていたが、これは良実写化ですね。
まず鈴木亮平の冴羽獠に対する解像度の高さが>>続きを読む
何だかタルコフスキーの真似事みたいな、不思議さだけの短編、と言った感じ。
面白くなさではなく、分からなさでこのレベルのスコアに落ち着くのは初めてかもしれない。
水の演出とか入り組みまくりな高速道路の>>続きを読む
かなりランタイムは短いながら、色々なことが立て続けに起きる騒がしい、娯楽色の強い西部劇。
バッド・ベティカーはやっぱこの手のジャンルの名手だな。
アグリー一家(ひでえ名前…)が牛耳るアグリータウンを>>続きを読む
「信頼は武力で取り戻せる」、「我々を暴力で抑圧するなら我々も暴力で抵抗する」
作中のセリフだが最悪が過ぎると素直に思う。
キレイごとが罷り通らない時代背景ではあったし、最悪ではあっても人の本質がただた>>続きを読む
乱造自体はされてるんだが、割りと良作揃いな印象の強いヨーロッパの思春期映画。
子供の頃に観ておくべきな映画であることは間違いないんだが、人格完成前にいくつもの悲劇を経験して情緒がグズグズになるというこ>>続きを読む
ハムレットをよく知らないのだが、少なくともここからハムレットの門戸を叩くのは間違ってるって事だけは分かる。
カウリスマキが、大きな改変こそはしなかったが我は通した、バカにしていると思われても気にしない>>続きを読む
物凄く観やすいタイプの能天気コメディ。
ネオレアリズモとイタリア式コメディの間に位置するような立ち位置の作品で国際的な評価も高く、今日知ったが続編が二つも作られるほど人気の作品だったようだ。
都会か>>続きを読む
LGBT映画に一切の偏見がないとは、さすがに言えませんよ。聖者でも相手にしているつもりか?
でもSNSで「両親に自身がゲイであることをカミングアウトする」場面があるってのを知って、観ることを決めた次第>>続きを読む
舞台にまつわる映画だが、そこに至るまでの過程を丁寧に、且つ飽く迄俯瞰的に描いた、オリヴィエ・アサイヤス監督作品。
過程の映画なもんだから、モレッツの出番は多くなく、脂が乗り切っていた時期の彼女目当てで>>続きを読む
金ローで昨日鑑賞。
劇場版コナンは、年々荒唐無稽の度合いが増してて、実写で出来ないブロックバスター映画をアニメでやってる感をどうしても感じてしまう。
(それが自分が、出来るだけ劇場版コナンをスルーする>>続きを読む
U-NEXTに唐突に大量入荷していたチャップリン初期作品。
何気にチャップリン作品をちゃんと観るのは初めてな気がする(どんなものかはぼんやり知っていたけど)。
超ドタバタな、ブルジョア家庭の休日の過ご>>続きを読む
松本清張原作映画は多分観んの初めて。
こう言うの避けてきたから。
桃井かおりが容疑者で、岩下志麻が弁護士。
タッグではあるが、「愛と喝采の日々」を意識したとも語られるとこから分かるように、実質「VS>>続きを読む
現実では見たことないけど、非現実では割りとよく見る「この距離感で付き合ってないとか嘘だろ!?」って男女の、何か変わるかもしれない予感がしまくる趣な短編。
灰色の青春を過ごした自分に言わせりゃなんても>>続きを読む
最後まで観て「なるほど!」と正直思いました。
今ではそんなでもないのかもしれないけど、製作からもう20年も経っているもんだから、当時としては自分以外も多分そうなったと思う(出てくる機械が全部微妙に古い>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ロビーに出て喰いもん買ったらもう案内開始。
忙しないわね。
まあ、こう言う時間割だからこそ今日出てくる決心着いたんだけど。
シナリオ構成段階で成田良悟氏の手が加わったらから、前作と比べてキャラの立ち>>続きを読む
スチームパンク×大正ロマンとでも言うべきこの独特な世界観にノれるか…いや、曳かれるかどうかがすべての映画だと思う。
自分はノれなかったからこんなスコアなわけですが。
これ書いてる時点では同時公開だけ>>続きを読む
今週はマジで映画観なかったなあ、と述懐する日曜の昼。
やや遠出して、アニメ映画を三本観るつもりです。
これは一本目、挑戦的な極彩色タッチで描かれた、朧気な記憶の中にある想い出の料理に辿り着くためのコメ>>続きを読む
久々に平日に風邪引きました。
このところの気候は本当に体に堪える。
それはそれとして、本作は今回で三回目の鑑賞。
体調が悪い時に観るもんではないなぁとは思っていたが、逆に今かな?とも思ったので観た次第>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
好きか嫌いで言えば、嫌いな部類に入る映画だけど、それはそれとして完璧な前日譚ではあると思う。
「オーメン」一作目は当然観たことはあるが、正直円盤を売り払って大分経つからそんなに内容も覚えていない。
そ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
鉄の爪ことアイアンクロー、その技自体は当然知っているし、フォン・エリック家についてのことも、観るにあたってざっと調べた。
本当に悲劇に満ちた、“呪われた一家”だ。
それを、唯一今も存命な長男(夭折した>>続きを読む
スティーヴン・スピルバーグを時代の寵児へと導いた最古ではないが最高のサメ映画。
最早その、サメ映画と言うカテゴリで括るのが失礼まであるようなド名作で、今回で4回目くらいの鑑賞だがやっぱりめちゃくちゃ面>>続きを読む
キャリア初期のレオス・カラックスって、ガチのマジで「革命児」そのものだったんだなって痛感させられる、異質も異質な映画。
ただ、この時点でめっちゃ好き嫌いがハッキリ分かれる映画だなあ…ともどうしても思っ>>続きを読む
「ハリー、見知らぬ友人」のクセ強感が絶妙だったドミニク・モル監督最新作。
実際の未解決事件を題材にした、フィクションが原作のため、登場人物の意志はともかくこの映画が到達できる地点は「未解決のまま」と言>>続きを読む
ゴッドファーザー三部作の完結編としては圧倒的に不評でオスカーにもノミネートこそされど受賞はならなかったIIIの再編集版。
自分は人の評価と言うのに流されて映画を観るクチの人間だから、IIIを観ずにこの>>続きを読む
合ってないようで最終的に合っているような気もしないでもない、そんな感想に落ち着く、イングマール・ベルイマン最初期の監督作。
現代の意味はそのものズバリ、港町であるらしい(捻りがなァい!)。
「不良少>>続きを読む
今日はもう何かドッと疲れたので、ローカル局で放送していたのでおとなしく帰って観ました(鑑賞するのは二回目)。
ワンシチュエーションもの、の元祖と言っていいスリラーだけど、衝撃を受けるシーン自体は(当時>>続きを読む
機械トラブルで「オッペンハイマー」が観れなくなり、チケット買った数分後に払い戻してもらう事態になったんで、急遽一番近い時間にやってた本作を観ました(言っちゃあ悪いですが、今週観るつもりはなかったですが>>続きを読む
アマプラにサイレント追加されててビックリした。
恐らく、今日本で一番観づらいアルトマン監督作品。
昨日の夜に眠さで意識が朦朧とする中観ました。
ホラー色がかなり強い、幻覚もの。
音楽の露骨さも相まっ>>続きを読む
恐らく10年以上未開封のまま放置していた円盤を、今日漸く観ました。
ロベール・アンリコ監督の、日本未公開サスペンス作品。
序盤の意味ありげな閉鎖施設の描写と、エンニオ・モリコーネの“不敵”とさえ評せ>>続きを読む
物凄く、単純なパワーダウン感ばかりが目立ち、5年しか経っていないのに同窓会的な側面も強いような続編。
それから前作をなぞり過ぎ展開と、序盤のバスターズの雌伏も(続編ものにおけるこういう展開には飽き飽き>>続きを読む
先週PART1を途中までしか観なかったから、今日のBSでの放送も最後まで観るつもりはなかったけど、若かりし頃のヴィトのパートが抜群に面白かったもんだから、それを追っていくうちに何やかんやと最後まで観て>>続きを読む
今週はアニメを多く観たので締めもアニメで(長編を今から観る体力が無かっただけですが)。
一昔前のアカデミー賞を獲った、短編アニメーション。
海面上昇によってジャンジャン水没しつつある街で、水位が上が>>続きを読む
浅野いにお作品は全くと言っていいほど知らないので、キャラデザの癖は強い方だなーってファーストインプレッションだけだったが、それ以上に癖が強いのは作風だなあ。
陰謀論とか人の心の弱さとか、女子同士の生々>>続きを読む
84年版の、ホームズや各キャラの声優やキャラ名等が微妙に違うパイロット版2話と、テレビ放送から切り抜かれた86年版の2話を抱き合わせたリマスター版(スコアは平均点)。
「青い紅玉の巻」が4.1点
「>>続きを読む