CharlieZGさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

CharlieZG

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キャッシュの香り(2023年製作の映画)

3.6

商品横流しで財を築き劣等感を払拭する青年のクライムコメディ。

やってることは犯罪!
このモラルをわきまえた上で楽しむべき。
まさかこれを真に受けて真似をする人はいないと思うし、現実はこんな安直にはい
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レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.5

故郷出戻りP男優の再起を賭けたドタバタ劇。

無責任で図々しく自己中で軽薄なハリボテ男だけど、彼の話術には一目置いた。
違法大麻を売り捌く能力は営業マンとして素質があるのではないか。
経歴を見て誰も雇
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離ればなれになっても(2020年製作の映画)

3.8

仲良し4人組の辿った出会いと別れを回想する40年の愛と友情物語。

人生は思い通りにならず、裏切りと別れが幸せな時間を切り裂き、振り返れば辛い事ばかり思い出されて・・・でも、それでも、全部飲み込んで
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恋人たちの予感(1989年製作の映画)

3.4

再会を繰り返して恋になるロマコメ。

男女間の友情は成立するのか?
拡大すれば、同性間に愛情は成立するのか?と共通すると思う。
ハリーのように、私にはないから “あり得ない” とバッサリ言い切るのは現
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パリタクシー(2022年製作の映画)

3.1

波乱万丈なマダムの思い出とそこから運命が変わるタクシー運転手の話。

お気楽なコメディだと思って観てたら、思いの外シリアスでヘビーな内容に驚いた。

働いても楽にならない生活に辟易しているタクシー運転
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小さき麦の花(2022年製作の映画)

3.9

厄介者払いで結婚させられた2人の愛の物語。

種から育てた麦や、卵から生まれた雛が育っていくのと同じように、互いを思い遣る気持ちが本物の愛に成長して行き、どれだけ周りから利用され蔑まされても愚痴一つこ
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幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

3.4

夫の不貞が家庭を壊しても幸せは続く話。

男性目線の都合のいい展開に全く現実味がない。
幸せとは夫の幸せであり、妻や子供の気持ちは無視。
それだけにこの作品は恐ろしい。

モーツァルトが流れアウトドア
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ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール(2014年製作の映画)

3.7

週末はミュージカル
今回は「ゴッド・ヘルプ・ザ ・ガール」

最近名前を聞かなくなったエミリー・ブラウニングが主演。

バンド結成を通して少年と少女の成長を綴る甘酸っぱい青春ミュージカル。

ギターポ
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フィンガーネイルズ(2023年製作の映画)

3.6

愛情を検査で測定する世界、恋愛研究所で助手として勤務する女が自らの恋愛で揺れるSFロマンス。

静かに進行する中にシュールな笑いを含みニコー監督の前作「林檎とポラロイド」と雰囲気が同じで好み、そしてジ
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ペイン・ハスラーズ(2023年製作の映画)

3.4

ラップダンサーが一攫千金を狙って転身した製薬プロパーの成功と破滅の実話を元にしたフィクション。

学歴や経験がなくても洞察と勘の良さだけで人に認めさせられるのは天賦の才、そして夢を叶えたいという強い想
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オータム・イン・ニューヨーク(2000年製作の映画)

3.3

実業家のプレイボーイが余命僅かの女と出会い変わっていくラブストーリー。

綺麗な紅葉のセントラルパークにダイアナ・クラールの歌が似合い、オシャレなラブストーリーだと思っていたので、出だしと全く違った結
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アナと世界の終わり(2017年製作の映画)

3.5

週末はミュージカル
今回は、「アナと世界の終わり」


友人達との絆でサバイバルする青春ゾンビ・ミュージカル。

前半の学園ミュージカルから一転するゾンビ世界はコミカルで可笑しいのだが、身体を張った友
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ジオストーム(2017年製作の映画)

3.3

人類の危機を前に気象コントロール衛星 “ダッチボーイ” の謎の暴走に立ち向かうSFアクション。

ハイテク近未来の設定ながら、ありがちなコンピュータの反乱とは違って陰謀というところが奇をてらわず王道ス
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名もなき歌(2019年製作の映画)

3.0

乳幼児売買を中心に政情不安定な1988年のペルーを白黒ブラウン管テレビを模した画面で描く。

出産直後に赤子を盗られた女ヘオルヒナが新聞記者と組んで取り戻しに動くんだけど、具体的に組織へ乗り込んだり闇
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(2023年製作の映画)

4.1

実際の障害者施設殺傷事件をモチーフにした辺見庸著小説の映画化。

社会から隔絶した森の中にある障害者施設「三日月園」。
そこで働くことになった作家堂島洋子と夫昌平と同僚さとくんと坪内陽子の4人の目を通
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ふたりのマエストロ(2022年製作の映画)

3.0

父と息子の確執が誤通知により調和へ動き出す話。

父と息子はある意味ライバル。
父を超えることは息子の潜在的な目標、そして父からすると息子は何歳になっても子供でその上に立つ父のプライドは揺るぎない。
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.7

先住民族連続殺人の闇に潜む非情な計画。
こんな事件が検挙もされず罷り通った時代のあった事に驚く。
それほどヘイル氏は絶大な権力を持っていたということか。

穏やかな笑顔の奥の悪意、デニーロはこういう役
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.4

AI対アメリカ人の戦争を描くSFスペクタル。

核爆発でLAを消失したアメリカは原因をAIの暴走としAI利用を辞めないニューアジアへ攻めて行く・・・
現実にベトナムやイラクやアフガンを攻めたアメリカが
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ガザの美容室(2015年製作の映画)

3.5

ガザ地区の美容室に集う女性達を通しパレスチナの現実を描く。

現在報復戦争を続けるイスラエルとハマスのように、ニュースになる相手は常にイスラエルだけど、その影に隠れて報道されない激しい国内対立があるこ
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パラダイス 人生の値段(2023年製作の映画)

3.5

寿命ドナー勧誘の男がトラブルから妻の寿命を奪われアンチに転ずるSFサスペンス。

他人の寿命を移植する技術が進歩し、貧乏人から寿命を買い取り有能な人間を長生きさせる世界が舞台。

住宅ローンの担保が寿
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バレリーナ(2023年製作の映画)

3.3

友達の無念を晴らす復讐劇。
シンプルなストーリーが分かり易い。

ネオン管が綺麗に光る夜のシーンが多く、無表情な主人公の孤独感を倍増させている。
元警備員にしては格闘が半端なく強く、たった1人で乗り込
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Fair Play/フェアプレー(2023年製作の映画)

3.5

職場恋愛ゆえ片方だけが昇進し険悪な仲に崩れていくサスペンス。

過当競争の熾烈な職場でオープンに出来ない恋愛こそ悲運。
ある種女性蔑視になるが、昇進の裏の枕営業を疑ってしまうのは関係が近過ぎるからで、
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スカイブルーな恋の予感(2023年製作の映画)

3.0

零細航空会社の廃業目的で派遣された投資会社御曹司が現地女性パイロットと手を取り合うラブコメ。

王道ストーリーで先読み可能なベタな展開に真新しさは感じられない。
ただし、風景がめっちゃ綺麗!
真っ青な
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RENT/レント(2005年製作の映画)

3.5

週末はミュージカル
今週はレントに挑戦!


ボロアパートに集う貧しい若者達の群像ミュージカル。

志しはあれど現実は厳しくHIV感染や愛情のすれ違いで先行きの不安から揺れ動く繊細な感情がよく描けてい
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ジャネット(2017年製作の映画)

1.0

神の声を聞き戦いに旅立つジャンヌ・ダルクの幼年期を描いたミュージカル。

羊飼いの山の中でハードコアメタルに合わせたヘッドバンギング・・・一体何を見せられているのか⁉️理解に苦しむ。

芸術性が高過ぎ
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グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

3.7

強き悪を挫く義賊ホースメンの続編。
1のネタバレでスタート、しかものっけからウルっと来させる。
(1未視聴なら、まず1から観ることをお勧め)

誰が仕組んで誰が嵌められるのか・・・
テンポも良く華麗な
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グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

3.7

大いなる復讐劇。
ショーとして銀行強盗を見せたイリュージョ二ストがFBIとイタチごっこを繰り広げるミステリー。

アイに導かれた4人のマジシャンの目的は?
間抜けなFBIに苛つくインターポール、それを
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87分の1の人生(2023年製作の映画)

3.5

引き起こした事故に苦しむ女と肉親を亡くした家族が触れ合うことで更生していく話。

強烈な罪悪感と薬物依存でボロボロの姿が痛々しい、こういう役が似合うのがフローレンス・ピュー、上手い演技と歌まで披露して
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ウィ、シェフ!(2022年製作の映画)

3.9

料理を通して頑固シェフと移民少年の心の交流を描いたドラマ。

他人を受け容れず身寄りもなく料理一筋に生きて来たシェフの孤独感が移民少年達の孤独感と共鳴し、歩み寄りながら眠っていた指導力を発揮し彼らを救
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フローラとマックス(2023年製作の映画)

3.8

子育放棄のシングルマザーと反抗息子が音楽を通して心を通わすドラマ。

「onceダブリンの街角で」「はじまりのうた」「シングストリート」のジョン・カーニー監督の新作。
音楽を絡めて心の機微を爽やかに描
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バンド・ワゴン(1953年製作の映画)

3.2

週末はミュージカル
今回は、
過去のミュージカル映画を検索すると必ず名前が出て来る「バンドワゴン」


時代遅れの元スターが相反するダンサーと新しいショーを成功させるミュージカル。

解説によると過去
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善き人に悪魔は訪れる(2014年製作の映画)

3.0

雨の晩に訪ねて来た見知らぬ男を親切にもてなした事で巻き起こるサスペンス。

原題「No good deed」は、No good deed goes unpunished. (善い行いは酷い仕打ちとして
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ノーウェア:漂流(2023年製作の映画)

3.3

密出国のコンテナに閉じ込められた妊婦のサバイバル。

始まりこそ資源不足により女・子供が犠牲になる武力政権から逃れる目的だったが、途中からはとにかく生き抜くことが主眼となり狭いコンテナに息苦しくなった
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レプタイル -蜥蜴-(2023年製作の映画)

3.1

不動産業女性惨殺事件を追う刑事のクライムミステリー。

全体を覆う重々しい空気と主演ベニチオ・デル・トロの気怠いムードが次に何が起きるのか期待させ引き込まれるけど、割りと大人しくありがちな展開で悪くは
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.0

遺書に間違われた自分宛の手紙をキッカケに優しい嘘が騒動に膨れ上がる悲話ミュージカル。

ミュージカルとしては面白くなく、この手のシリアスなドラマとの相性は悪いと思う。

人は自分中心だということを痛烈
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フィル・スペクター(2013年製作の映画)

3.5

殺人容疑のフィル・スペクターと弁護するリンダの無罪立証を追うドラマ。

最初は乗り気でない弁護士リンダが真実追求へのめり込む姿に同調して引き込まれる。
物証が正しいならばリンダの検証通りフィルは無罪な
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