週末はミュージカル
今週はレントに挑戦!
ボロアパートに集う貧しい若者達の群像ミュージカル。
志しはあれど現実は厳しくHIV感染や愛情のすれ違いで先行きの不安から揺れ動く繊細な感情がよく描けている。
ちょっとした事でバランスを崩して立ち行かなくなる若さを思い出した。
音楽はどれも良いが「Seasons of love」がやはり耳に残る。
歌唱中心で少ないダンスシーンの中でも夢の中でタンゴを踊るシーンが浮気なモーリーンを皮肉っていて印象的だった。
マークの8mmフィルムを見ながら1年を愛で測って一つ成長した彼らが “今が大切” と歌う。
今日しかないという刹那的な考え方ではなく、今の積み重ねが過去となり、その積み重ねがあるからこそ未来が描ける、だから今が大切なんだと受け取った。
生きる希望をくれる佳作。
良かった。
監督 クリス・コロンバス
キャスト
アンソニー・ラップ
アダム・パスカル
ロザリオ・ドウソン
ウィルソン・ジェレマイン・ヘレディア
ジェシー・L・マーチン
トレイシー・トムズ
イディナ・メンゼル
テイ・ディグス