さすがにもう観ねえよと思ってたけどダメでした。埼玉の血を引く滋賀県民(北関東出身)なのだから観ないとあかんよね。これで何人もの関東人を置き去りにしたことだろう。何人もの滋賀の人が「武蔵野線…？」となったことだろう。ご当地ネタ放り込みまくったはいいけどマジでわからんのでは。魔夜峰央先生とご家族の皆様はお元気そうでなにより。
全体的に崩壊してるレベルの雑さなんだけど(主に画が)、脚本はすごい。ほんまにすごい。ハリウッド映画を観てても「ん〜…ん〜？？」って首傾げることも多い昨今、なんか力技で捩じ伏せながらもちゃんと武蔵野線開通秘話に。全てが美しく繋がった。しっかりと前作を超えてきた。
ただあくまでも内向きの映画なので、「安易なルッキズム〜！」な展開もあり(いや魔夜峰央作品からルッキズム取ったらどうすんねんとも思いますが)、微妙な気持ちになった場面もありました。邦画の新作がめちゃめちゃガラパゴスな作品ばっかなのは辛いんですけどね。配慮がなさすぎんだろという演出、予告もコメディ調時代劇(また忠臣蔵かよ何回擦るんだよもう)か大昔ののドラマの続編。何とかなりませんか、これ。
紀香様久々に見たけどお美しさとコメディさのバランスがとても好みだった。ああいうおもしろヒールもっとやってくれ。
前作から続投のつーちゃんがいまだにかわいいのもよかった。前作を別の県で観た時、私もつーちゃんも若かった。5年経ってつーちゃんはますますかわいくなり、私はおばさんになった。なんで。
