はぐれけんきゅういん

君たちはどう生きるかのはぐれけんきゅういんのネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

俺たちは何を観せられているのか。
もはや賞賛も批判もできない。ただひたすらドン引き。やりやがったな宮崎駿。元気いっぱいじゃないか。「風立ちぬ」の儚さが、美しさが一瞬で吹き飛んだじゃないか。80年以上生きてきてまだ描き足りないのかこの人は。
一方で観に行ってよかった、また観たいという気持ちも強烈にあるので、私にとって怪作であり傑作であり。きっとそんな人がたくさんいることでしょう。もうちょっと公開日から経たないと具体的なこと書けない。

一切のネタバレが禁止されているからこその予告編なし、パンフレット後日発売。話題作りだけじゃない。そもそも内容が内容なので、あの鈴木敏夫をもってしても予告編を作れなかったということだと思ってますよ。そういうことですよね鈴木さん?よくあれを許しましたね鈴木さん?名だたるアニメーターの皆さん、美しい劇伴を提供した久石譲、キャストの皆さん、みんなどんな顔をして、どんな思いで自分の仕事をしていたのだろう。ドキュメンタリーが観たい。

7/23追記
1週間後にDolby Cinemaでもう一度鑑賞。すでに複数回見られた方の中には都度新しい気づきを得られている方もいらっしゃるようですが、私は阿呆なので無理でした。でも1回目より格段に物語がスッと入ってくると、「これは○○のメタファーで〜」みたいなことを一旦忘れてエンタメとして楽しめました。
それにしても大人気ですね、どこの映画館も普段映画館来なそうなお客さんがいはってね。レイトショーとはいえ大人1人2200円なのに遅刻しちゃうんですね〜本編開始後スマホライトで座席照らしながら入ってくるなんて斬新なこと考えつきますなぁ