一部の好き者にしかウケなさそうなマニアック作品が人知れずラインナップされるのがAmazonプライムの面白いところで、本作もどさくさに紛れて配信されているレアモノの一つである。(1972年／イタリア ／邦題：ハイエナの笑顔)
当然ながら国内ではソフト化されておらず今後もされる事はないだろう。自動翻訳み溢れる意味不明な字幕が入るところは相変わらずのアマプラクオリティーだが、観られるだけでも貴重なので脳内補完しながらありがたく鑑賞させて頂いた。
70年代イタリアン・プログラムピクチャーの意匠や空気感がたまらなく好きな自分は内容に関わらず脊髄反射で満点評価しちゃうのだが、二転三転さらに予想外な結末も待っている本作はサスペンスとしても中々出来が良いので、マニアならずとも楽しめるんじゃないかと思う(楽しめなかったらゴメンなさい)。
そして触れない訳には行かないのがロベルト・プレガディオによるオモロ可愛いサントラである。イタズラっぽいスキャットや笑い声が最高にヒップかつグルーヴィー。ラウンジDJなんかが聴いたら悶絶必至だろう。
あと、ナンシーは脱がない方が良かったな、と思った。なんとなく。
