◎ ベルリンへの片道切符の旅
ピンクのコートから銀のドレスまで飲みながら七変化、空港での定位置ショット。
なかなかタベア・ブルーメンシャインの姿が見えなくてもどかしい。
マダムが唯一声を出すのは螺旋…
ウルリケ・オッティンガー監督『アル中女の肖像』鑑賞。「ベルリン三部作」の第一作。名もなき女性が飲酒観光を目的に、ベルリンへとやってくる。真っ赤なドレスで空港に降り立った冒頭ショット、荒廃したベルリン…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
ベルリン三部作①
"飲酒とは 飲むことではなく、死に至る見事な計画"
PANAMから降り立ちやって来たブルジョワ女が飲酒観光を決め込み(観光といっても戦勝記念塔や壁くらいなものでほぼ酒場ばかり)…
戻らないと決意したベルリンへの片道切符。
街を闊歩しながら飲んだくれ。
ある時はひとりで、ある時は誰かと。
スタイリッシュに着飾らせるわけでない、普通にベルリンの街を背景に…
キメキメにハイセンス…
社会への抵抗として酒を呑むなんてかっこがよすぎる
そもそも彼女がJamais Retour往復切符を買わないところからすでにかっこよかった孤高な彼女がすでに憧れです
タベア彼女自身アイコン的存在な…
最高。
音も映像もめちゃくちゃな展開も。
アル中ってこの時代社会問題だったみたいで、ティファニーもアル中支援のアクセサリー作ってた。
それにしても画の作り方が本当に綺麗で好み。ドイツ映画もっと掘りた…
クールで孤高な印象を纏っているアル中女が仲良くなった女性とバー入った時にまるで見守るように彼女の方に絶妙な塩梅で目線を遣っているのに萌え。
まさかのWhat's in my bag?アル中女バージ…
前からジャケに惹かれてた。1日特別上映の日に偶然近くいたから飛び込み。何なん、このセンス。入りから画。テーゲル空港の画。そんな画を見せようとするアートな演出達。映り込んでくる物や人、現実と虚構の陸続…
>>続きを読む年末なので、全部忘れるために、
メモ「多重魂」「撥体」27
アイライクベルリン!
社会問題と、正確な統計と、良識。ですか。
ベルリンに到着していたやつ。
今、どこにいるんでしょうか。
少なくとも…
Bildnis einer Trinkerin, Photo: Ulrike Ottinger © Ulrike Ottinger