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嵐ケ丘/嵐が丘のShokoのレビュー・感想・評価

嵐ケ丘/嵐が丘(1939年製作の映画)
3.3
〖嵐が丘〗(映画/アメリカ/1939)



『英国ヨークシャーにある屋敷「嵐が丘」の当主が孤児を引き取り、ヒースクリフと名付ける。成長し、彼と当主の娘キャシーは愛し合うようになるが、上流階級の男性エドガーが現れたことで、ふたりの関係はヒースクリフの報復劇につながる悲恋へと転じてしまう』

某ヒースクリフの元ネタじゃないかって言われてて、原作の小説はめちゃ長いらしいのでだるいなって思ってたらU-NEXTにあった。早くポイントを消化しないとまずいと思いつつこんなにもオールドスクールな映画を観てしまった。同じ原作で何作かあるらしいけどこれが最初らしいです。

当時の価値観とかならわかる〜になる話なのかなあ。
なんかもう女がフワッフワしすぎて金持ち男とヒースクリフと行ったり来たりしすぎてイライラしてた。
でもヒースクリフもヒースクリフで拾われた子の割にはまあまあ傲慢だし、そりゃ復讐もするわという感じだけどその復讐ってもの女が結婚した金持ちの男の妹と結婚するっていうそこそこ弱めの復讐な上にまじで誰も幸せになれなくてつらって思った。
なんかさ〜みんな漢気が足りない。決めたことは貫け、って感じだった。
これがどうやら世界三大悲劇の一つらしいんだけど、ええっそうかあ?こんな自分勝手な人間がすったもんだする話が?絶対もっとシンプルに悲劇あるよどっかに。
原作の小説はもっとしっかりヒースクリフが復讐してる?っぽいのでちょっと映画にしたらミスっちゃったのかもね。

その元ネタかもしんないってのはなんとなくわかったんだけど、登場人物のいろんな要素がその2人にうまいこと振り分けられてるなって感じした。
でもこんな優柔不断女要素はこの先も出ないといいな〜あと死ぬな。
ああいうタイプのゲームは主要キャラは死なないと相場が決まってるので死ぬことはないか。
セリフとかは古い映画らしくロマンチックでとてもよかった。
世界を止めてみせて、この形のままみたいなセリフとかね。
あとなんかあったけど忘れちゃったけど。
音楽もよかった、古い映画ってほんといつも音楽が良い。

(76/おうち映画51)
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