IKUZAGIE

ジョン・ウィック:コンセクエンスのIKUZAGIEのレビュー・感想・評価

3.8
アクションがエグい!エグすぎて笑える!ガンアクション、格闘アクション、カーアクションと全部入ってた。しかも、大盛り、味濃いめ、脂多め。ライス無料で腹パンパン。え?とにかく、近年稀にみる凄まじいアクション映画で、車がビュンビュン走ってる道路で格闘したり、真俯瞰でガンファイト撮ったり、車に轢かれたり、高いところから落ちたり、200段を超える階段落ちやったり、色々ヤバい!個々のアクションも凄かった。キアヌ・リーブスの体張ったアクションの他にヌンチャク使った格闘やドリフトしながらのガンファイト、ドニー・イェンの座頭市、リナ・サワヤマの低い体勢の格闘、真田広之の剣術などなど見所多かった。
1作目(チャプター1)の日本公開が2015年だったらしく、ストーリーは結構忘れてました。アマゾンプライムにて過去作を一挙配信していたので、劇場に向かう前に全て再鑑賞。改めて観るとストーリーがしっかり繋がってました。過去作鑑賞をオススメ。以下ざっくりストーリー。
亡き妻が残してくれた子犬を殺され、さらに愛車を盗まれた事に怒ったジョン・ウィックは、ロシアンマフィアを壊滅させる。(チャプター1)
その5日後、知人がある依頼をしに来るが断ると家を爆破されてしまい、仕方なく依頼を受けるジョン・ウィック。ローマへ行ってイタリアンマフィアのボスを殺害して依頼達成。しかし、地元ニューヨークに帰ると依頼人に裏切られる。怒ったジョン・ウィックは掟を破って依頼人を殺害。業界を牛耳る組織「主席連合」に目をつけられ、世界中の殺し屋に狙われる事になる。(チャプター2)
次々と襲ってくる殺し屋達に困ったジョン・ウィックは、「主席連合」より上の存在である「首長」に会いに行き、掟を破ったお詫びに指を詰めて許してもらう。業界に復帰したジョン・ウィックは、ニューヨークに戻り「主席連合」が送り込んでくる刺客達を返り討ちにするが、友人に裏切られて半殺しにされてしまう。かろうじて助けられたジョン・ウィックは、「主席連合」への復讐を決意する。(チャプター3)
という事で、一言でいうと「復讐劇」ですね。果たしてジョン・ウィックは「主席連合」へ見事復讐できるのかっ!…。あーなんだろ、このストーリーでは熱くなれない感じ…。ジョン・ウィックは、やっぱアクションを楽しむ映画なので、「うわ〜ガンフーやベー!」とか「キアヌ吹っ飛び方やベー!」とか「ドニー・イェンはえーっ!」とか「車の運転うめー」とか「コンビネーションからのハイキック!見事〜」とか「銃の火力やベー!」とか、そういう楽しみ方になってしまうので、ストーリーは…なんか…まあいいや…楽しいけどね。
あと、アクション以外では、ロケーションが良かったのと、真田広之の娘役を演じたリナ・サワヤマが良かった。ミュージシャンでモデルで女優で『ジョン・ウィック:コンセクエンス』のエンディング曲「Eye For An Eye」も担当しているという。多彩でビビる!(「This Hell」という曲がキャッチーでカッコイイ)
さて、今アマゾンプライムで、スピンオフドラマ『ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界から』を全3話で配信しています。ザ・コンチネンタルホテルの支配人ウィンストン・スコットの若き日のドラマですが、こちらもなかなか面白かった。さらにアナ・デ・アルマス主演でスピンオフ映画『バレリーナ』を現在制作中との事で、今後はジョン・ウィックの世界観で別の暗殺者の物語が広がっていくと期待して良いのでしょうか。楽しみなんですけど…。
IKUZAGIE

IKUZAGIE