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ゴジラxコング 新たなる帝国のIKUZAGIEのレビュー・感想・評価

3.3
プロレスおもろい!人間パートはもういらぬ。
「日本人はやっぱご飯に味噌汁や!和食最高や!」という感じで、『ゴジラ-1.0』でだいぶお腹が満たされてた事もあり、このタイミングでハリウッド版ゴジラを出されても、いまいち食が進まなかったのですが、頑張ってIMAXで観てきました。そしたら、「やっぱ肉うまっ!」という事で、思った以上に楽しんでまいりました。前作覚えてないけど、前作より面白かった!
一応ネタバレにはなってはしまいますが、事前に知っておいた方が良いと思うのでお伝えしますと、今回はコングがメインの映画となってます。
ストーリーは非常にシンプルで、人間サイドのストーリーはほぼほぼおまけ。コングの物語を邪魔しないように、人間が怪獣の周りを立ち回る、という感じでした。一応怪獣との絡みはあるものの、ストーリーをポンポン進めるためなのか、人間の状況判断能力と物事に対する理解力が高すぎて妙に笑えました。古代の壁画を見て数秒でこれまでの歴史を理解したり、言葉が通じなくても意思疎通ができたり、初めて見る怪獣の卵か何かを瞬時に解析できたり、大体みんな天才。その辺の都合良くて粗い感じは、「怪獣映画っぽくて良いなあ」と、逆に楽しめました。
コングのシャワーや、ゴジラのお食事など、怪獣達の普段の生活が見れたのも面白かった。ネタバレになりそうなので控えますが、本来のゴジラの主食は何なんでしょう?いつもああいう食べ方なんでしょうか?あ、あと、ハリウッドのゴジラは、めっちゃダッシュしてた(笑)。
映画の一番の見所はやはり怪獣同士のプロレスでした。ゴジラがタックルにいってるシーンとか、ストンピング(踏みつけるような蹴り)入れてるシーンとか、コングがスリーパーホールド食らってるシーンとか、プロレスっぽい画が入るとやっぱり気分が盛り上がりました(個人差あり)。どうせなら、もっとあからさまで大袈裟なプロレス技も入れて欲しかった。何ならMMA丸出しでもいい。次回作はそんな感じでお願いします。
という事で、ハリウッド版のゴジラ(コング?)は、子供から大人まで笑って楽しめるプロレス怪獣映画になっているので、観るならやっぱり大画面の方が宜しかろうと思います。
追伸:アマゾンプライムで過去作ゴジラシリーズが大量配信されていた(2024年5月現在)。ゴジラとジェットジャガーのタッグ見たさに『ゴジラ対メガロ』を鑑賞。思いっきりプロレスしてて、こちらも大層面白かった。人間型万能ロボット・ジェットジャガーの理不尽な科学も抜群でした。(ジェットジャガーの歌がYouTubeにあったので、コメント欄にリンクを貼っておきます。興味ある方はぜひ)
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