このレビューはネタバレを含みます
22歳のデビュー作。
数日で撮ったと聞いて驚いている。
何故あんなにカメラを意識させない演技ができるのか?それはタルベーラが役者やロケ地に拘りがあったからだろう。
日常映画なのに暗い。
いちいち口…
いつか幸せは形になる
タル・ベーラが22歳で制作したデビュー作
日常映画ってなんか勝手にみんなホッコリ系イメージするけど、この映画は暗鬱日常映画
リアルで陰湿なお互いの悪口
白黒の映像で殺伐と…
夫の両親と同居しながら娘を育てる夫婦のお話
長回しの映像で印象が強いタル・ベーラ監督の処女作は、まさかのジョン・カサヴェテスのようなドキュメンタリー的映画であった。
主人公となる夫婦は夫の両親と共…
反復しつつ、徐々に落下する
この映画を一言で表すなら
ここから出たい・家が欲しい
でも、その望みは叶えられない
絶望的な状況を過度に悲嘆的に描かない。
救い用がない作品だけど、観た後不思議…
デビュー作にしてすでに作風は決まってるタル・ベーラ。まだ荒削りな感じもあるけどそこも含めてドキュメンタリータッチなハンガリーのお国や住宅事情の地獄さがピリピリと伝わってきて胃が痛い。挟み込まれるポッ…
>>続きを読む国家から末端の精神に至るまで機能不全を起こしてる具合。一つの巣を中心としてあっちの人もこっちの人も全てをただただ見渡す視点、そして貧者、愚者のみんな平等に救済がない、もしくはしないってのを徹底的にや…
>>続きを読むハンガリーの貧困層の話
もう最初の時点でタルベーラは天才なのが伝わってくる。。
腕のある監督はその時代の家族を描くのに長けてる気がする。家族を描けばその時代、国、精神性、宗教、価値観が見えてくるから…
「生活が苦しい」
社会主義体制における貧困、家父長制・男性支配、疎外。現代でも通用する内容。
「子育ては喜びであるべき」
この映画はアウトサイダーと双子のように、コインの両面のように見える。アンド…