monaminamiさんの映画レビュー・感想・評価

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唐獅子株式会社(1983年製作の映画)

4.5

OPの出所シーン二段階からオモロすぎる〜!やっさんに丹羽哲郎のアー写に、息子一八はフレンチ料理運んでくるしその他エピソードも出演者もてんこ盛りやぁ〜!
盛りすぎのせいなのか後半からだらけてくるんだけど
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突然炎のごとく(1961年製作の映画)

5.0

地雷にも程があるジャンヌ・モロー怖すぎる。アムールの国だから成り立ちそうな三角関係+ファム・ファタルものの極み。トリュフォーのホラー。
幸せと絶望の緩急が素晴らしすぎるのと、物件探しうますぎるジュール
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ピアニストを撃て(1960年製作の映画)

5.0

こちらも久しぶりの鑑賞。トリュフォーのノワール、そしてシャルル・アズナブールが主演。なんとも味のある雰囲気醸し出すなかで、トリュフォー流のどこかユーモアあるノワールに仕上がってる。
ジョルジュ・ドルリ
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水の話(1958年製作の映画)

5.0

トリュフォー祭り中なのでこちらも。実際の洪水でこんなにノリノリで素敵な映画撮っちゃうこのお方たちよ。

男はつらいよ 寅次郎春の夢(1979年製作の映画)

4.5

日米セールスマン対決。強気に日本語で通す感じがなんか最高!みんなが叶わぬ恋して、でも優しさ溢れまくってて今日も平和な柴又。天ぷらにステーキに宿賃貰ってないのに豪華な食事付き!
旅先の蝶々夫人の舞台にそ
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ミナ(1993年製作の映画)

5.0

だいぶ久しぶりの鑑賞。パリ、ユダヤ人街で育った二人のズッ友。女同士の友情のリアルすぎる姿にヒリヒリ、そしてうまく大人の階段登る友と、乱気流のような人生と我が人生にハタとなる瞬間に胸が苦し過ぎて泣く。ダ>>続きを読む

コンクリート・ジャングル(1960年製作の映画)

4.8

終始カッコ良いカット、俺が全てをコントロールしていると思っていたのが幸せだったと、更に黒い人たちに転がされていた哀しみ。他の囚人たちもキャラ濃ゆいしラストシーンもクール。だけど果てしなさそうな穴掘り.>>続きを読む

上海ルージュ(1995年製作の映画)

4.6

艶やかな上海。なぜだかチャン・イーモウ観ると眠くなる現象が起きるんだけど今回も。目の覚めるような赤や夕暮れ時、夜間、マジックアワーみたいな青の色味どれも美しく撮られてるなかに、黒い社会の仁義なきやりと>>続きを読む

二十歳の恋(1962年製作の映画)

5.0

若さゆえの恋でなかなかにキモいドワネル君。恋のアプローチ方法が無茶してて、断絶応援したくなる。
荷物の少なさや蓋がスピーカーになるプレイヤー、俺の肖像画、どれもが愛おしい。すでに不器用ダメダメさが滲み
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あこがれ(1958年製作の映画)

5.0

恋もわからない少年たちの目覚めと、恋真っ只中のベルナデット・ラフォンの弾けんばかりのボディ!可愛すぎるスタイル。
足フェチやサドルをクンカする悪ガキ達の変態さもなかなか。

長屋紳士録(1947年製作の映画)

5.0

九段の鳥居から子供拾ってきて置いてく笠智衆。飯田蝶子の憎ったらしい〜!と睨みつける顔がまた良すぎる。じわじわと母性愛出てきたところでお別れしても、流す涙はあの子のため(キリッ)ってのも江戸っ子っぽくて>>続きを読む

VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

5.0

ギャスパー・ノエにしては静かな、だけど誰もが逃れられない病と死を真っ向から淡々と描くの流石です。
二分割される画面で夫婦でも親子でも個としての生、孤独ってのを嫌でも感じるし、ダリオ・アルジェント爺たち
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男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け(1976年製作の映画)

5.0

冒頭のジョーズパロディでさくらのニーハイ足のあたりからすでにキレ良すぎる始まり。宇野重吉拾ってくる寅ちゃんも、文句言いながら風呂沸かしてくれるおばちゃんも愛ありすぎる。太地喜和子のぼたんもいい女すぎて>>続きを読む

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

5.0

ようやっと牛!ブレイクの言葉から始まる素朴な予感。そして予想以上に優しすぎる西部劇。起業家精神たっぷりの中国人とベイカー男子は牛ともお話し出来る優男すぎてたまらーん♡彼の地で作られる原始なドーナツの美>>続きを読む

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

5.0

久々の。どこまでも素晴らし過ぎさ溢れまくるトリュフォー。あれこれの映画への目配せ、ご本人はじめジャンヌ・モローほかのカメオ出演などの遊びも楽しい。護送車での涙から、ラストシーンの駆け抜けた先の海、J.>>続きを読む

男はつらいよ 柴又より愛をこめて(1985年製作の映画)

4.8

久しぶりの寅ちゃん。マドンナの栗原小巻よりも美保純がプリプリ尻まで出しててかわいい〜。いつ出るんだろー?って待ってた川谷拓三がロシア語辞書作ってて良すぎる。頼れる兄貴な寅ちゃん!下田の街も離島も浜名湖>>続きを読む

高原列車が走った(1984年製作の映画)

4.3

美保純に釣られて。浅間山を望む青春ヤンキー達と国鉄時代、列車を増発させたい運動の先生。教育委員などの協賛のせいなのかそんな雰囲気纏いながらの美保純の天然ガールなので何か消化不良。

タイムズ・スクエア(1980年製作の映画)

4.3

飛び立てなかったゾンビちゃんと、はみ出しっ子の二人の青すぎる青春迸る!甘酸っぱくてキュンです〜。
パミーちゃんがワイルドサイドでくねくね踊る姿が可愛すぎた。午前0時のタイムズ・スクエアでシンデレラみた
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炎の人ゴッホ(1956年製作の映画)

4.5

暑苦しく面倒くさいゴッホをカーク・ダグラスが。アルルの光のなかの黄色やぐわんぐわんに歪んでくる世界を再現しとる。
今なら逆にアウトサイダーで生きているうちに評価されそうだけど、早すぎた。
テオや郵便の
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ラ・マルセイエーズ(1938年製作の映画)

4.2

フランス国歌でお馴染みの、ラ・マルセイエーズがマルセイユから発生して革命へと向かうのは自由を何よりも愛するフランス人の気質がよーくわかるし、個人たちが革命に燃えるのも熱い。

この子の七つのお祝に(1982年製作の映画)

4.2

初っ端、夫の写真にザスザスする岸田今日子からして狂気MAXでアガる!次々と出てくる豪華役者陣や岩下志麻と辺見マリの双子みたいなのも良い。シャフトみたいな大野雄二音楽といいどこまでも楽しかった〜!

ショーイング・アップ(2023年製作の映画)

5.0

ポートランドのアート一家の暮らしはなんか羨ましすぎるんだけど〜!おばさんになっても、ミシェル・ウィリアムズのスタイルは可愛いけど真似したら火傷しそう。
そんな彼女の役を現すような繊細な焼き物と、相対す
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美わしき歳月(1955年製作の映画)

4.8

戦後に生きる若者のそれぞれの立場が厳しいなかで、ほろ苦いも甘いも経験してゆく姿がまぶしー!
斜に構えたフリする佐田啓やどっしりだけど軽やかに江戸っ子してるおばあちゃんが最高に格好よくてあんな風になりた
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罪と罰(1983年製作の映画)

4.8

やっと観ることが出来たデビュー作。にして罪と罰!割とエッセンスだけ抽出してしっかりカウリスマキしてるの流石。
マッティ・ペロンパーの長い前髪ティモテみたいにするのや、三輪車で待ってるののとかたまらん。
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友情(1974年製作の映画)

5.0

枯れてきたおじさん達のこれからと、日々。いきなり納屋燃えてるのにあんまり気にせず、消化器はすごいなー、って言って翌週からDIYするフランス人最高。
モンタン、ピコリ、セルジュ三人とも良い枯れ具合の中に
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ミッション(1986年製作の映画)

4.5

南米の地の奥地へと布教する神父ジェレミー・アイアンズと奴隷商人から弟殺し、そして改心して神父になるデ・ニーロの二人が熱い。(リーアム・ニーソンはあんま目立たず)そしてヨーロッパ各侵略国の都合で散々な目>>続きを読む

モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

5.0

まさにマエストロな、モリコーネの偉大すぎる軌跡。アカデミック出身が故の苦悩と、持ち前の天才肌と職人技、時代とすべてが奇跡的に絡み合い生み出された映画音楽はやはりレベルが違う。
それぞれの名作へのくだり
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

5.0

聖と俗の間を、狂言と神懸かりは紙一重でどっちなのか曖昧なままに、己の道を邁進するベネデッタの生涯。エロスな表現も痛いのもてんこ盛りでエンターテイメント!わたしの中のジーザスもなんか笑っちゃうほど良い。>>続きを読む

オオカミの家(2018年製作の映画)

5.0

ぬちゃっとした質感と人体も建物もその他もドロっと溶けたように変形してゆく不気味すぎるチリアニメーション。もともとのコミューンが狂ってるんだろうけど、そっから作られたってことで、かなりの悪夢体験。(もち>>続きを読む

いのちぼうにふろう(1971年製作の映画)

5.0

じめじめ、謎の島の深川安楽亭。居る奴らが皆怪しくてカッコいい。やさぐれ仲代達矢もゲホゲホ岸田森も、いるだけでなんか落ち着く草野大悟も、その他皆良すぎる布陣!紛れ込む勝新も飲んだくれてるだけなのに最高。>>続きを読む

街の恋(1953年製作の映画)

4.8

そうそうたる監督たちによるオムニバス。恋ってタイトルだけど、自殺未遂にシンママのどん詰まりなど、結構ヘヴィーなの多め。からのラストのやたらと軽やかな軟派なローマの男たちの視線でイタリア人の根っからの強>>続きを読む

自由の幻想(1974年製作の映画)

5.0

久しぶりに。便器のシーンが強烈に覚えていたけど、オヂサンからの卑猥すぎる写真、変人たちの集合する宿の一夜、モンパルスタワーからぶっ放す男、目の前にいる娘の失踪、などなどよくもまぁ、ってくらいのエピソー>>続きを読む

マッチ売りの少女(1928年製作の映画)

4.7

ミューズであるはずのカトリーヌ嬢がオバさんに見えちゃう...けど、夢想シーンのガーリィなとことかはキュンとしちゃうし、気合い入った演出がさすがです!
後付けの音楽が全てを台無しにしている。

落ちた偶像(1948年製作の映画)

4.8

子供のピュアさが上に嘘つくところがそこ!っていうズレが捜査がややこしくなるのが面白い。しかも大使館内ていうのがまたややこしさを増してる。原作もぜひ読んでみたい!

赤毛(1969年製作の映画)

5.0

柿の木から落ちてから少し足りない設定の三船敏郎がアツい。望月優子母さんもとーっても良いし、前半存在感薄めな乙羽信子が包丁振り回したあたりから、ええじゃないか先導するに至るまでがたまらない。
伊藤雄之助
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夢見るシングルズ(1982年製作の映画)

5.0

髪結い以前のミシェル・ブランの優男だけど結構頑張る姿が愛おしい。独身専用アパートの廊下が真っ赤なところから、アネモネさんの住む部屋のインテリアもお洒落〜!どこまでも理想の愛求める、おフランス人らしい二>>続きを読む

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