DVDで買っていて、いつか見るつもりだったのだけど、ワン・ビン傑作選で一挙上映があったので、イメージフォーラムで鑑賞。
9時間越えの545分に、戦々恐々し、おにぎり(権米衛←イメフォそば)やエナジ…
このレビューはネタバレを含みます
2時間くらい寝てた。
第一部で稼働中の工場を歩きながら撮影するのが危なそうでヒヤヒヤした。
労働者が鉛中毒になる→療養施設に送られる→治ったらまた工場で労働という自転車操業的な労働環境が壮絶。労働者…
中国を旅したとき車窓から見た工場群や線路沿いの小さなレンガ造りの家々。長距離列車の中で酒を酌み交わした労働者たち。私は彼らの優しい目を知っているし、この映画の人々も同じだ。
「失われた景観がそこに…
シアターイメージフォーラムで、念願の一気見が叶った。
冒頭。貨物列車先端部からのロングショットは、鉄西区の広大さ、寒々しい気候条件を、観る者の脳裏に叩き込みながら、観客席ごと鉄西区の中への引きずり込…
約2.3回目の鑑賞。アテネフランセでの窒息しそうになりながらの1回目の鑑賞は忘れがたくて、もうこんな体験後生無いだろうと思った。そして確実に自分の世界の見方が変わったと感じた。
第3部の親子の話がほ…
汽笛と線路、父子がピークか
生活者の営みを編集することなく、リアルの人々を映してくれたおかげで自分の知るトランプ、喧嘩、タバコ、家族との差異が浮き彫り、共有不可でした
雑貨店に集まる若者たちとコンビ…
「貧すれば鈍する」と言うけど、その「鈍」にこそ人間の(汚い部分も含めた)良い部分が詰まっていると確信してるような視点。でも、全然「貧」の地獄は映り続ける。
労働という時間的にも、物理的にも巨大過ぎ…